それは金曜日の午後のことでした。午後から上司と翌週の会議の打合せがあるなぁ、と考えながら車を運転していると携帯が鳴りました。多分、事務所から午後の打合せの件かぁ、と思いながら携帯の着信を見ると、そよかぜさん。「今、由布岳よ〜、hirokoさんも一緒でね〜、オオヤマレンゲも良かったよ〜、”はい”と”了解しました”の返事で良いよ〜」だと。後ろではいつものメンバーの笑い声が・・・なんと、「やさしい」心遣い。平日に電話をしてくるなんて・・・。きっと敵討ちをしてやる、と密かに決心したのでありました。といっても、以前から計画していましたが先週まで大船山の謎解きに専念していたので延び延びになっていただけなんです。 その計画は、祖母山の9合目小屋周辺のオオヤマレンゲで噂は以前から聞いていました。これまで何度も登っているのに全然意識になかったこともありますが、花の咲いている時期に登ってびっくり。こんなにたくさん集団で植生しているとは知りませんでした。すでに痛み始めたものからまだまだ小さい蕾もあるので、しばらくは楽しめると思います。 金曜日の敵討ちを果たすため祖母山頂からそよかぜ姉さんに電話をしてみましたが電波が今イチ。その後、9合目小屋付近に降りて小屋周辺の花に驚喜(あえて・・・)乱舞した後、再び電話を。「祖母山からでッせー、オオヤマレンゲ最高〜!、金曜日の敵討ちじゃ〜」と。あ〜、すっきりした。 ルートは神原ルートの往復でしたが、数年ぶりに登ってみるとて「御社滝」まで、これまでの登山道とは川を挟んで対岸を歩く「渓谷トレッキングコース」が出来ていました。「御社滝」の前に橋がかかり本来の登山道に合流するようになっているので増水時は注意した方が良さそうですが、ルート自体は気持ちよい登山道でした。また、なんと小さい群落ですがこのコース沿いに「ヤマシャクヤク」がありました。 登った高さ 1,100m位 歩いた距離 10.0km 時間 6時間(休憩含) |
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(1) 地図「1.駐車場」 写っていませんが、手前右側に立派なトイレがあります。 |
(2) 実線がトレッキングコース、点線が従来の登山道へ。 看板に祖母山の由来等が書かれています。 |
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(3) 急勾配のコンクリ舗装道を数分歩くと、コンクリが終わり間もなく右折し林の中に入っていきます。 |
(4) 小さな群落ですがヤマシャクヤクがありました。 |
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(5) 地図「2.御社滝」 左側に滝、川の向こう側が従来の登山道になります。 増水時は渡るのが困難になると思います。 |
(6) 同左。渡ってから一度下流へ歩くと従来の道に合流します。 |
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(7) 地図「3.5合目小屋」 左側に5合目小屋があります。ここから次の「4.涸沢」まで階段です |
(8) 地図「4.涸沢」 渡って振り返ったところです。水は流れていませんでした |
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(9) 「4.涸沢」を過ぎると急登に。 |
(10) 「いのち水」標高1,370m。国観峠まで標高差約100mです。 すぐこの上に倒木がありちと通過しにくくなっています。 |
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(11) 国観峠。 |
(12) 9合目。この手前からぼちぼちオオヤマレンゲがありました。 |
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(13) 天気予報は午後から悪くなるとのことでしたが、景色はまずまずでした。 |
(14) 雲の上にくじゅう連山、由布岳が頭を出していました。 |
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(15) 帰りによそ見しながら歩くと、写真(12)の9合目手前から点在していました。 多いのはご存知の通り9合目小屋周辺でした。 |
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(16) すでに、花弁が褐変しているものから蕾のものまで様々です。 |
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(17) 後ろ姿。ほんのりピンク |