1時間程度のハイキングウオーキングです

 3連休、初日は近場、3日目は少し遠い場所と考えていましたが、初日は前日の外仕事の疲れが抜けきれず、自宅でぼーっとし、2日目は台風の同行が気になり結局、近くを走り回って、なおかつ危うく熱中症になりかける等、冴えない3連休になるところでしたが。いずれも、一応山に出かけるつもりで起床時刻は3時前後。結局、本当に目的を達成出来たのは最終日でした。

 3連休の間、1日は未踏の大崩山湧塚ルートを歩こうと計画していました。しかし、3連休の最終日は台風1号が通過し、秋晴れが期待出来そうな天気予報で、こうなると祖母山周辺も良いなぁ、と大分そちらに心が傾きましたが、やはり初志貫徹ということで大崩山へ車を走らせました。6時前に登山口に到着しましたが、すでにかなりの台数が駐車していて、どうやら前日から来られた方もいるようです。外は、台風の余波で強風が吹いていますが気温は20℃程度なので、本日も半パン、ノースリーブの出で立ちです。

 ほぼ、同時刻にいくつかの集団が登り始めましたが、恐らく坊主尾根が多いのかな〜、と思っていたら見かけたほとんどの方がなんと湧塚ルートではありませんか・・・そんでもって、川を徒渉しおむすびみたいな岩をロープで登る箇所があります。水量は大したことは無いのですが、こちらの岩は滑りやすいので、ストックの先で確認するとツルツルで徒渉地点は浅いのですが、滑って下に落ちると2m位はありそうな溜まりがあるので、ここは潔く靴を脱ぎ裸足で渡りました。

 ここからしばらくは支流の谷沿いに歩いて行きます。目印はありますが少し不安定なルートで、目印を探すこと数知れず・・・でした。途中で、谷から尾根へ取り付き、ここからが急登です。湧塚も坊主尾根から見るとかなりの岩場主体と思っていたのでハシゴ、ロープ等々のオンパレードかと思っていました。確かに、少なくはありませんが坊主尾根のように次から次に、といった感じではありません。が、下山時は下道を歩きましたがこちらの方が地味に危ない印象でした。

 袖ダキ、和久塚の岩場に上がると目くるめく景色にはやはり圧倒されます。岩場をうろうろしたい気持ちもありますが、思った以上に風が強くノミの心臓の自分としては岩場の景色はそこそこにして足を進め、ノーマルな自然林に戻りあとはひたすら山頂を目指しました。ただ、後で気がついたのですがどうやら上和久塚は取りこぼしたみたいで、次回に宿題を残したようです。
 岩峰のイメージがあまりに強すぎる大崩山山頂は到着してみて景色は見えないしどーにも冴えない山頂で、以前祖母傾大崩山系の3大がっかり山頂の一つとして大崩山を列記したところ、とはいえ山頂は踏んでおきたいので滞在時間3分、その後近くの景色の良い石塚で休憩しました。

 当日は天気には恵まれましたが、強風と北からの空気のせいか気温がかなり低く、木陰では13℃近くまで気温が下がり、長袖を着用して休憩タイムです。気温の低さも手伝い久々にお湯を沸かしコーヒーを入れながら適度に冷えたピオーネをつまみのんびりと胃袋を満たしました。結局、山頂周辺では下り始め頃に一名お会いしたのみでした。
 下りはりんどうの丘経由で和久塚ルートを下ることにしました。リンドウの丘はテン場としても有名ですが展望もなかなかで、しばし眺望を楽しみました。暑い時期などは山頂周辺よりここで休憩しても良いくらいです。

 下山時は岩場はパスして下道を歩きましたが、これはこれでスラブのトラバースみたいな箇所が多く、地味に危ない地帯でした。
再び、裸足で川を渡り、渡りながら念入りに足を川底の石でこすり、渡った後は岩の上で少し足を乾かしたせいで、日頃なら下山後靴を脱いだ瞬間、結構な臭さですが今回は「足を洗った」おかげであまり臭わずに済みました。

 反省点。今回のルートは結構足を引っかけたりぶつけたりすることが多く転倒した際に何カ所か擦り傷を負いました。格好が格好なだけにそれは横に置いといて、備えあれば憂い無しということで簡単な医薬品等は常に携帯しています。が、食料と一緒で消費期限があるようでカットバンの粘着部分がなんだか変質していて、一応、貼ることはできましたがなんとなく怪しい感じです。非常事態の時こそ使えてなんぼ、ですから富山の薬売りではありませんが年に一度は入れ替えた方が良さそうです。 (2013.9.16)






 (1)
 地図「1.湧塚尾根分岐」
 
 



 (2)
 岩峰の景
 




 (3)
 地図「2.徒渉点」
 対岸のおむすび岩に下がっているロープを頼りに登ります。大した水量ではありませんが、転倒を懸念して裸足で渡りました。
  
 


 (4)
 こんな沢に沿って登っていきます。ここで対岸に渡りました。



 (5)
 岩の間を歩いて行きます。ここを抜けるとすぐに看板があります。

 (6)
 地図「3.看板」
 (5)の岩場を抜けてすぐに看板があり休憩には良い場所です。
 ここから右折する感じで急登になります。 





 (7)
 急登を見上げたところです。人が写っていないのでイマイチ雰囲気がわかりませんが結構な登りです。



 (8)
 振り返ってみて急登。
 




 (9)
 地図「4.袖ダキ分岐」
 袖ダキの入口。長いロープが下がっています。

 


 (10)
 袖ダキからの景。





 (11)
 はしご場。後で思うに、はしご場よりロープ場の方が大変だったかも。

 

 (12)
 地図「5.下和久塚分岐」
 看板分岐からいきなり階段です。





 (13)
 (12)を下から見上げたところ。





 (14)
 岩場に登り着いたところ。

 (15)
 (14)を振り返ったところ。





 (16)
 上和久塚方面。今回は調査不足でパスしてしまいました。

 (17)
 




 (18)
 地図「6.中和久塚分岐」
 ここに降りてきました。帰りはここから下道を利用しましたが地味に危ないです。




 (19)
 地図「7.りんどうの丘分岐」
 りんどうの丘分岐。白い看板に「りんどうの丘経由」と記載されています。
 登りは大崩山方面に直進しました。





 (20)
 大崩山山頂。滞在時間は3分でした。

 (21)
 石塚からの展望。祖母山方面です。



 (22)
 本日の休息の景。コーヒー&レタス巻き&ピオーネでした。





 (23)
 地図「9.りんどうの丘分岐」
 坊主尾根の途中の分岐。ここからりんどうの丘に向かいました。
 実線がりんどうの丘方面、点線が坊主尾根方面。



 (24)
 りんどうの丘手前の水場です。点線が登山道で足下は不安定でちと危なかったです。





 (25)
 地図「10.りんどうの丘」
 3〜4張りほどテントが張れそうです。





 (26)
 先端からの展望は和久塚方面を始め良く見えました。

 (27)
 裸足になり靴を首にかけ今から下るところ。





 (28)
 綺麗な水を眺めながら河原で足が乾くまで休憩です。

(29)和久塚からの景。左奥が山頂方面。





(30)苔むす登山道





(30)台風の強風で青いドングリが散乱していました。





(31)りんどうの丘より。





(32)袖ダキより