初冬の津波戸山へ・・・

 改めて、津波戸山に登った時期を振り返ると、初夏か12月に集中しています。これと言った理由はありませんが別の見方をすると、登りたくなる時期がこの時期なのかもしれません。それと、花が好きな方にとっては8月はイワタバコが咲き乱れる時期です。
 今回は、登りたくなる時期だったかどうかは怪しいのですが、目が覚めるとなんと当初の起床時間を遥かに過ぎており、ふと頭の中を津波戸山がよぎりました。近いし、登って面白いし、2年ほど岩場を歩いていないし、それとGPSのルートを再度確認したい、それと、正面から東峰を歩いたことがなかったので、もろもろの思惑を抱えながらの津波戸山山行です。

 紅葉の時期、たまたま国道から駐車場が見えた時驚くほどの満車状態で、楽しい山とは思っていますが、あんなに登りに来るんだ〜、と感心して眺めたこともありました。今回、駐車場に着いた時刻の割には2台、下山したときにもう2台位で、まぁ、朝方まで雨が降っていた天気の状況から見てもこれが普通かなぁ、と思った次第です。
 久々の岩場、それと朝方の雨で濡れていることもあり、これまでで一番緊張したような気がしました。とは言え、そこそこガツガツと登れましたが、やはり、後日感想としては上半身のあちこちが痛いのが本音です。

 山頂手前の展望台ではすでに1パーティがくつろいでいました。とりあえず西端の展望台に向かい宇佐平野を眺めた後、実はこの時点でどうするか決めていなかったのですが、鞍部に着いた時点でここから東峰に歩いたことが無かったので行ってみることにしました。看板に書かれているほど藪でもなく赤テープもしっかりしており、以外と歩きやすかったです。ただし、東峰方面は景色の良い場所はありませんが、山頂の奥は以前も紹介したようにフラットでたおやかな空間が広がっていて、できれば桜の頃に訪れたい場所です。ここでちと、プラプラしたあとは一気に谷コースを下りました。

 下山後、展望台で休憩していたグループが帰ろうとしていましたが、車のハッチバックが開いたまま発車しかけていたので声を掛けたところ、車から降りてきた女性から「ひょっとして、よっちゃん?!」、「ひょっとして・・・」ということで私のHPの地図を印刷して持たれていました。メールではご存知で、HPにも写真を掲載されているので展望台でお見かけしたときに似ているなぁ、と思っていましたが、HPをアップすれば解るはず、ということで声は掛けなかったのですが、思いも寄らない展開でお話しすることが出来ました。
 これも、何かの縁ということで、これからもレポを楽しみにしております。

 最後に、前回のレポも最後に書いていましたが、我が家から登山口まで20分、ほんの530m程の山ですが、この山の楽しさは近くにして妙なり、です。

  「1.東西峰鞍部」から「3.東峰」まで10分足らずです。

  

 (1)
  登りながら次第に晴れていく空。でも、空気は冷たい・・・


  (2)
 海蔵寺跡に登る階段。落ち葉に覆われていました。



 (3)
 10番。橋向こうの岩場の上の石仏です。
 



  (4)
 12番の岩場のピークをトラバースする鎖場。
 改めてここを下る時が一番の「難所」と感じました。



 (5)
 不動明王さま




  (6)
 津波戸山三角点。この手前に展望台、この奥が西端の展望台です。  



 (7)
 地図「2.小ピーク」
 東峰へ。最初の小ピークまでは道がやや不明瞭ですが赤テープがしっかりしているので大丈夫です。




  (8)
 途中、倒木がありますがさほど邪魔にはなりません。
 開けた景色は望めませんが、木々の間からなんとか西側をかいま見ることが出来ます。


 (9)
 同じく東峰へ。



 (10)
 地図「3.東峰」
 東峰山頂。この奥が下の写真のように開けた場所で桜の木があります。



地図「4.気持ちよい林」
山頂北側の広場でのんびりした雰囲気です。