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長崎の山馬鹿さんより佐賀の名山へのお誘いがあり出席することとしました。 コースは青螺山〜黒髪山縦走とその遠景から九州のマッターホルンと言われる、虚空蔵山です。 心配になるのは天気予報です。土曜日から日曜日にかけて雨の予報で、しかも寒冷前線通過により雷、突風、大雨の3点セットです。予報どおり土曜日の夕方から雲行きが怪しくなり、寝る直前まで天気予報とにらめっこ、朝起5時に起きて早速レーダー画像を見ると佐賀方面なんとか概ね前線が通過したようなので、いざ!・・・黒髪山登山口に着くと、肉まんさん、hirokoさんがすでに到着、しばらくすると、そよかぜさんとその友人Hさん、山馬鹿さんが到着。天気は視界100m程の霧。 実は今日は黒髪山の山開きでしたが、この、天気のせいで人出も今ひとつのようです。山中を歩いている最中も話題にしておりましたが、どうも、長崎隊と大分隊(自分だけですが)が合同で登る時は、天気が悪い・・でも、後半晴れるといったパターンが多いように感じます。 前置きが長くなりましたが、歩き始めて青螺山まではしっかりガスの中。登山道や周辺の木々は自然林で好きなタイプの山道です。登山道も適度に岩場ありヤセ尾根ありで楽しいコースです。途中、要所要所でそよかぜさんの名ガイドで霧の向こうの山が見えたような気がしました。 しかし、青螺山から下り始めてまもなく急に暗くなり、雷が鳴るは、雨が降り始めるはで、ちと予報と違う天気となりました。熊本からはyamakkiさん、クライマーEさんが少し遅れてくるとのことで、青螺山から黒髪山へ移動する間に合流することができました。 合流後、黒髪山山頂に着きましたが、ここも強風、霧の中で人もまばらでした。こんな天気に登るなんて皆さん好きですね〜 山頂を出発して風が弱い林の中で休憩後、ようやく天気も回復し始め、途中で登山道から青螺山が良く見えました。雨上がりの登山道にも木漏れ陽が差し込み、すっかり気持ちよいハイキングとなり、駐車場に着いた頃には春爛漫、龍門ダム周辺の満開に近い桜を入れて写真を撮っている方が多くいました。逆に、山歩き姿はごく少数派でした。「黒髪山」の方が有名ですが、歩いてみると青螺山も劣らず、低山なれど優れた山で、せっかくならセットで歩くことをお勧めしたい縦走路でした。 【虚空蔵山】 木場地区から見上げる虚空蔵山は「マッターホルン」です。棚田が続く木場地区の狭い道を通過し、登山口に到着しました。低山でも有名なせいでしょうか、駐車スペースも10台程度、駐車場の直ぐ下にはトイレもあります。山馬鹿さんの説明では山頂まで1時間程度とのこと。登山口から5分も歩くと登山道の両側にはサツマイナモリが沢山咲いていて、左側の杉林の中を見上げると凄い群落がありました。ちょうど、開花時期だったのでしょう、青螺山、黒髪山でも多く見られました。 しばらく歩くと、「家族向けコース」と「冒険コース」との分岐がありました。あとで、皆さんの意見が一致した点は、両コースの難易度にあまり大差無しということです。ただ、山頂手前で冒険コースでは鎖場、ヤセ尾根を通過しますが、特に問題ありません。山頂は360℃展望良好です。本日はすっきりした天気ではありませんでしたが、展望の良さは抜群だと感じました。下り家族向けコースを下りましたが、決してあなどってはいけません。雨のおかげで良く滑りました。 今回、歩いた山の評価は当然のことながら「5」です。特に「青螺山」は久々にムラムラっと感じた山でした。 |
@黒髪山登山口の駐車場です。50台はゆっくり駐車できそうです。出発前は五里霧中状態です |
A下山後、ほぼ同じ場所から同じ方向を撮影しましたが、こんなにも天気が変化しました。ただ、かなりの強風が吹いていました。 |
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B青螺山への登山道。結構岩が多くて、自然林も多く適度に岩場もあり、変化に富んだ良いコースです。 |
C危険ではありませんが、こんな岩場が数カ所あります。 |
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D青螺山山頂。天気が良ければ黒髪山や龍門ダムが見えたのかなぁ・・・・ |
E黒髪山山頂です。あまり広くなく強風&雨であまり先端の岩場には行けませんでした。 |
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F黒髪山から下り始める頃から次第に晴れ始めました。ちなみに山馬鹿さんの後ろ姿です。 |
G途中の岩場からの展望。急に晴れ上がり本日の縦走路が見渡せました。ピークは青螺山です。足は誰?・・・ |
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H黒髪山は駐車場に近くなってもこのような自然林の中を歩ける良い山でした。山に登らなくても心地よい山歩きができそうです。 |
I本日、参加された皆さんの下山後。あと、肉まんさんの愛車が手前に止まっているはずです。次の虚空蔵山に向けて準備中です。 |
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J龍門ダムと青螺山。ダム周囲の道路は一方通行で登りは画像の左側、下りは右側になります。 |
K龍門ダム下の桜です。 |
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虚空蔵山 | ||
@木場地区奥の登山口です。駐車スペースはゆっくり10台は止められそうです。また、道の下には綺麗なトイレが整備されています。 |
A登山道の様子です。道には石が敷き詰められていて、かなり昔から登られていた山のようです。 この登山道の周辺、特に左側の杉林の中にはサツマイナモリの大群落が見えました。 |
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Bしばらくすると分岐点があり、登りは冒険コースへ向かいました。 |
Cすぐに階段が現れて、おーっ、冒険コース! と言う感じです。 |
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D山頂近くになると鎖場が現れますが、鎖を使わなくても登れます。 |
E上から見た鎖場の様子です。身長の低い方は木の根元の通過が少し難儀しそうです。 |
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F山頂は360℃の大パノラマ・・・のはずです。しばしのんびりと休憩しましたが、すっきりしない天気でした。 |
G木場地区から見上げる虚空蔵山です。ホントにマッターホルンですねぇ。 |
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今 日 の 花 と 風 景 | ||
雨上がりのシダ |
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黒髪山登山口そばで見かけたサツマイナモリ |
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