怪しい中年5人の坊がつるテント泊の巻

 「坊がつるで良い酔いの夜を楽しもう!」メールがそよかぜ姉さんから届き、本来であれば先週実行するはずでしたが台風の影響で、こりゃ、無理でしょ、ということで今週に延期となりました。メンバーは当初より若干減り、そよかぜ姉さん、山馬鹿さん、hirokoさん夫妻、と自分の5名でのツアーとなりました。特に、hirokoさん夫妻はテント泊デビューでその結果はいかに〜

 まずは長者原に集合、バスで牧の戸まで移動してから歩くことに。それまで少し時間があったので本日の荷物の確認をしていて、山馬鹿さんにワインをどうしたか聞くとペットボトルに移し替えたとのこと、それならと自分も500mlのペットボトルへ。そーすると瓶に若干あまりが・・・捨てるのはもったいないし、なら飲もう!ということになり朝っぱらからバス停でワインで乾杯・・・大丈夫かな〜

 牧の戸に降り立つと、見たことも無い様な喧騒ぶりです。時間帯もさることながら先週の連休で登れなかった鬱憤ばらしと言ったところでしょうか。それを証明するかの様に坊がつるのテントはなんと100張りを越え、hirokoパパによれば約140張りあったそうです。とにかく、人混みに紛れて怪しい5人集団も出発です。とにかく人人、そして人。牧の戸から久住分かれまではしょうがないなぁ、と諦めつつも最近は若い方も多くその点は目の保養になって良いかなぁ〜

 ふと、気が付くと愛犬を連れた「なおさん」夫妻が歩いています。先日、中岳の山頂でお会いしていてザックは同じだし、愛犬も同行、ブログで見慣れたご主人の後ろ姿だったので声を掛け正式にご対面いたしました。その後、銀座通りから外れ池塘で休憩し星生山、星生崎を経由して御池で昼食にしました。池塘ではほとんどの花が終了しヤマラッキョが咲き始めていました。

 御池のほとりで中岳を見上げると大層な人出、結局、ここもほぼ通過点に近い足取りで白口谷へ。ここも相変わらず難儀なルートで、テント泊の荷物のため少しふらふらするとすぐ倒れそうになるくらい石がゴロゴロ、迂回路は川の中だし「もう、嫌だ〜」と声をあげながら下っていきました。

 ようやく、法華院温泉に着くと山馬鹿さんが早速ビールで乾杯の音頭、一息ついてから坊がつるのテント村に向かいました。すでに、多くのテントがひしめき合い、思い思いに山を満喫しているようです。おっさんたちもそそくさとテントを設営し宴会モードです。時間はまだ16時前。どこからともなく出てくるつまみに舌鼓を打ちながら朝方味見をしたワインを飲んでいると、「今からそんなに飲んだらおでんが食べきれん!」との声に応え「おでんをつまみに飲んで、ごはんは梅干しとたくあんがあれば食える!?」と16時の時点でおでんパーティと相成り、16時30過ぎにはほぼ食べ尽くしてしまい、時間感覚が完全にマヒした状態です。

 その後、山馬鹿先生によるごはん炊き教室で生徒はhirokoパパ。しかし、先生はすでにろれつのまわらない状態で生徒も少し頑固者で横で見ていると禅問答しているようで本当にごはんは無事炊けるのか心配でしたが、なんとかお焦げも最小限に先生、生徒ともに炊きあがりました。こうして、ごはんと漬け物を食べた後は寝るのみ!!なんとテント入って寝たのは19時にもならない時間、周囲のテントでは今から食事の準備や食事に取りかかっている時刻、初日の「夜」は更けゆくのでした。 後半に続く〜 (2011.9.23)
 





(1)長者原でバスに乗り込みましたが、ここでも大層な人出でした。





(2)なおさんご夫妻と愛犬。
どこでも人気者のようです。





(3)




(4)池塘で休憩。




(5)星生山から扇が鼻方面





(6)星生崎で美女二人を激写中のhirokoパパ。





(7)普段は先客が多いのですが、
珍しく空いていたのでここで昼食です。





(8)中岳へ





(9)すでに30張りほどのテントです。





(10)白口岳にも登山客が見えます。





(11)下るのが嫌になった白口谷。
道が不明瞭で途中で道を間違えた方とすれ違いました。





(12)ビールで乾杯しながら。





(13)砂防工事中





(14)いざ、坊がつるへ〜
アキノキリンソウ、アケボノソウなどが咲いています。





(15)禅問答する先生(左)と生徒(右)、
それを心配そうに見守るそよかぜ姉さん・・・





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