再び峰入りを兼ねた開花調査でした

 「残暑のオリオンを楽しむ会」と企画したところ、いつもの長崎隊、hirokoさんご夫婦、+3Kさんの参加を頂いたところです。企画名には「オリオンを楽しむ」としていますが、前回、オリオン座を眺めながら綺麗な夜明けを見物できたので、基本、ご来光登山です。ただし、気になることが・・・そーなんです、hirokoさんと自分の組合せの場合、合羽を着る確率が高いというジンクスです。
 前日の天気や天気予報を見る限り、山頂ご来光は撃沈の香がぷんぷんするものの、ご来光を見ることが出来ればかなり感動的なはず・・・

 AM2時20分、又はゲゲゲの時間に牧の戸から出発です。最初は、タイトルとおり「オリオン座」が見えていましたが、星生崎に手前の頃にはかなりガスが濃くなり次第に足元もおぼつかなくなるような状態です。概ね、予定通り夜明け前1時間、中岳山頂に立ちましたが、東側は風+ガス(霧雨に近い)で10分ほど立っているとびっしょりです。見上げると、時折月明かりがぼんやり見えるのですが次第に見えなくなりました。

 やはり、ジンクスどおりだったのか、雨が降らなかっただけ良しとするか微妙な天気となり、参加頂いた皆様方の感じ方はそれぞれだたかもしれません。ただ、本来のご来光を見ることが出来なかったのは残念であり、企画倒れの様相です。当初は天気が良いことを前提に計画をしていたため、白口岳経由で坊がつるに下山する予定でしたが、ガスでテンションも上がらず、結局白口谷経由で坊がつるに下山することとしました。

 山頂では1時間半ほど滞在したため気温16℃、強風のためかなり冷えましたが、次第に高度を下げるに連れ風も止み、ガスも薄くなり今度は暑くなり合羽を脱ぎ捨てるという、朝駆け登山ならではの衣類の着用がめまぐるしく変わります。

 法華院に着くとやはり天気がイマイチのため停滞している登山者を多く見かけました。ここのテーブルで休憩タイムとしましたが、若干2名はアルコール燃料を補給(途中で燃料切れで濃度が低かったか、量が不足したか・・・)後、坊がつる、雨が池にかけて花観察としのんびりと歩きました。法華院温泉に到着した時刻がまだ7時40分、出発した時刻が8時20分なので当初の計画が13時に長者原着だったので、かなりの余裕です。

 そんなことで、あっちふらふら、こっちに立ち寄り、花を見かければ撮影会、また、坊がつる付近を通過する時刻が一番青空が綺麗だったので、余計に時間が懸かりましたが、中岳山頂撃沈の反動もありついつい足が止まってしまいました。坊がつるではアケボノソウ、オタカラコウが咲き始め、サワギキョウが終盤、雨が池ではマツムシソウが満開、ミヤマラッキョが蕾で開花前、それから、坊がつるでオオトモエソウ(多分、別名コウライトモエソウ)に遭遇、その他ヒメシロネ等も観察できました。

 ともあれ「残暑のオリオンを楽しむ会」として、オリオン座を見上げることが出来たので、一応会の目的は達成(?)、一番楽しみだった夜明けは撃沈でしたが、初秋の花を楽しめたのでまずまずだった、と自画自賛しております。参加頂いた皆様、私の我が儘にお付き合いいただきありがとうございました。  (2010.8.29)
【本日の食糧事情】
  @移動中:菓子パン、サンドイッチ、缶コーヒー
  A行動中:中岳=ぶどう、キーウィ(頂き物)、コーヒー  法華院温泉=甘夏缶、いなり寿司(小3個)
  B帰宅途中:あられ
 






(1)中岳山頂は見事撃沈・・・





(2)白口谷にて脱皮中。





(3)オタカラコウが咲き始めです。
坊がつるにて






(4)天候が回復しはじめた坊がつる






(5)サワギキョウは終盤です。





(6)アケボノソウは咲き始め





(7)長者原に向けてぷらぷらと歩いています。





(8)オオトモエソウ
(別名 コウライトモエソウ)






(9)同上






(10)徒渉中





(11)平治岳とススキ





(12)マツムシソウ。
雨が池にて






(13)ミヤマラッキョ。
雨が池にて





(14)同上





(15)激写中・・・





(16)最後まで晴れなかったガス・・・