大船東尾根から登り恐怖の中霧氷を楽しみました

 先週は寒波通過後の晴天、当然絶好の山日和であることは容易に想像がつくとともに週明けのレポは何処を見ても綺麗な山の映像が載せられています。自分はというと土日続けて仕事(嫌いな・・・)、しかもテンションが下がるような仕事で、今週1週間は溜息ばかりでした。

 今週、日曜日はそよかぜさんから「元越山ツアー」の招集メールがあり、腰巾着となりおともしたかったのですが、家庭の所用で日曜日は遠方に行けず、丁重に「行けねぇ」と返信するとともに土曜日に祖母山系かくじゅう方面に出掛けることにしました。天気予報はどこを見ても寒波による「曇」、少し悩みながら外れでも傷が浅くて済みそうなくじゅう方面にしました。

 頑張れば、夜明けに間に合うかなぁ、と思う時間に起床しましたが曇り空の撃沈の確率が高いので、しばらく考えて大船山の東尾根から登ることにしました。理由は2つ、長いことこちら側を歩いていないこと、風向きからするとこちらの方がまだ天気が良いかもと考えたところです。

 朝方は星が見えていましたが、次第に星が見える範囲が狭くなり時折ヘッドランプの光に白いものがキラキラと光ります。ポールのある草台地に着く頃に夜が明け、風の音がゴーゴーする中、ぐるっと空を見回すとがんがんとガスが西から東に流れ、時折晴れ間が見えます。草台地の先当たりから木々が霧氷に覆われ真っ白になっています。ガスが切れ時折目の前に見える黒岳も山頂付近は白くなっていましたが、下山する頃には溶けて黒くなっていました。

 東尾根も山頂に近づくにつれ雪が残っており、ややアイスバーン化していましたが結局アイゼンは装着しないままでした。山頂に着くと予想通りの強風で、坊がつる方面に立つと吹き飛ばされそうになるのと、あまりの冷たさで手袋をしていても指先が痛くなります。しかし、今日の大船山頂から見える景色はそれに耐えても見る価値があったなぁ、と感動しておりました。

 山頂に着いた9時頃は時折段原、坊がつるが見える程度で時間が経つに連れ、周囲の山が少し見えるようになりましたが、中岳〜三俣山方面はほとんどガスに覆われ時折、鳴子山、白口岳が見える程度でした。1時間半ほど山頂に滞在した後段原経由米窪沿いに歩き風穴方面に下りました。

 こうして、24日にレポを作成している合間にライブカメラでくじゅう連山を見ると雲一つ無い晴天ですが、絵柄としては昨日(23日)が良かった、と感じる次第です。 
                                         (2010.1.23)

 行動時間 8時間  歩いた距離 10.4km  登った高さ 約1,000m
【本日の食糧事情】
 いつも持参した食料が余るので、いったいどの位行動中に食べているのか書き出してみることにしました。
ついでに、行き帰りも含めて以下のとおりでした。
 当然のことながら、実食した他に1泊出来る程度の食料は携帯しています。

  @移動中:ミックス野菜サンド(250円)、缶コーヒー
  A行動中:黒棒2本、チョコレート(ロッテ、ラミー 1/3箱)、レギュラーコーヒー
  B帰宅中:バナナ、パン(リョ-ユー、マンハッタン)、缶コーヒー
 









(1)
駐車場。
下山時に撮影したところ。

 久々にここから登ると、周囲の様子や看板が変わっていたりしたので、少し登山口周辺と東尾根取り付きまでを再掲しました。



(2)
 駐車場から10分ほどで左側に登山口の看板が立っています。



(3)
 要所要所にはきちんと看板が設置されていますが、行き先の場所を地図で確認しておかないと迷いやすいルートでもあります。



(4)
 東尾根の取り付きです。
看板と木に書いています。




(5)
 草台地付近で夜明けとなりました。



(6)
 太陽の光が雲の合間から部分的に当たり霧氷が輝いています



(7)
 このルートの見所と感じています。米窪。



(8)
 時折、青い空が見えるようになり思わず立ち止まって空を眺めてしまいます。



(9)
 もう少しで山頂。周囲は真っ白です。



(10)
 秋は紅葉の滝。本日は霧氷の滝として凍てついておりました。



(11)
 時折鳴子山が見える程度で、ほとんどガスがかかったままでした。



(12)
 御池も凍りついていました。



(13)
 次第に段原方面も見える頻度が多くなりましたが、風は強烈でした。



(14)
 どこを向いても真っ白です。



(15)
 段原より。
まだまだ、山頂を中心にガスが懸かります。後で気が付きましたが、雪の粒が飛んでいました。



(16)
 風穴方面に下るときの様子です。




(17)
 下山後、林道から見ると再びガスが懸かり始めていました。