のんびり花を眺めながらぼうがるつまで散歩してきました

 3週間前に朝駆けして綺麗な景色を堪能した後は、2週間続けて朝はのんびり登山だったので再び朝駆け、ご来光を拝むことにしました。事前に確認したところ天狗が城山頂で待機すれば大船山頂から陽が昇るようなので、まずは天狗が城を目指しました。登山口は、2006年の冬に登って以来、雪の無い時期では2003年以来と実に6年ぶりの牧の戸からとしました。やはりメイン登山道だけでにすれ違う方が多いこと、トレーニング量が小さいので極力歩くことは避けていましたが真夜中だったし、たまには楽してみようと思い牧の戸から登ることとしました。
 久々の登山道で感じたのは以前より、道が広くなった印象でした。また、昨年からだったと思いますが西千里浜で登山道の整備もしているのは認識していましたが、かなり牧の戸側にも整備が及んでいることを確認した次第です。
 
 3時過ぎに牧の戸を出発、相変わらず最初のコンクリ舗装だけはきつい登りですが、展望台を過ぎると楽になり、沓掛山を過ぎるとルンルン気分で歩きを進めます。時折、ヘッドランプを消すと空は満天の星で、こんなにたくさんの星を見たのは何年ぶりでしょうか。思わず、西千里浜でちょっと撮影タイムです。天狗が城には5時前に到着、風は結構冷たくセーター、カッパを着込みました。大船山頂近くにもヘッドランプが二つちらちらしていました。しかし、問題は空模様です。天狗が城に着いた頃には空の星は全く見えなくなり、重たそうなガスがたれ込めています。どーも晴れそうにないし、山頂でふて寝です。

 目が覚めるともうすぐ日の出の時刻ですが、やはりガスは晴れそうにないのでも少し様子をみようと思いお湯を沸かしコーヒータイムです。しばらくすると時折ガスの切れ間から太陽が覗いたりしますが、すかっと晴れる気配はありません。見切りをつけ本日は星生山からまだ歩いたこと無かった肥前ヶ城を歩き、前回ワレモコウやギボウシが満開だった池塘を歩くことにしました。

 肥前ヶ城は初訪問でしたが雰囲気としては扇が鼻と岩井川岳を足して2で割ったような雰囲気の丘でした。久住山の冬景色やミヤマキリシマの時期は楽しみな場所のように感じました。池塘のワレモコウはまだ咲いていましたが、いちばん綺麗な時期は過ぎ、やや花色が霞んでいました。ギボウシはすでに花はなく種子が膨らんでいました。今回、初めて池塘のモウセンゴケを発見!というより、見つけることが出来なかった注意力の不足かなぁ、と実感しました。また、牧の戸の展望台の少し上ではマツムシソウやサイヨウシャジン等々が結構咲いていました。

 夏休み、最後の休日とあり家族連れや子ども連れのグループが目立ちましたが、恐らく夏休みのピークに比べるとかなり少なかったのではないでしょうか。登山道のすれ違いで待たされることもなく11時前に駐車場に到着しました。(2009.8.29)
 

(1)夜明け前
 




(2)ここでようやく太陽が見えました




(3)大船に伸びる日脚




(4)御池。晴れているように見えますが、
透明度はあまり高くありません




(5)あちこちでススキの穂が揺れていました
 




(6)星生山へ




(7)星生山

 


(8)フクオウソウもあちこちで咲き始めていました




(9)ママコナ。星生山にて
 



(10)肥前ヶ城山頂
 



(11)久住山。肥前ヶ城山頂より
このあと、久住山はガスに包まれました。
 



(12)肥前ヶ城より星生山方面

 


(13)モウセンゴケ。すでに花は終わっていました。
池塘にて




(14)西千里浜にて