この最近、梅雨らしい梅雨と言えばそのとおりで、地球温暖化とかいろいろ言われる中「らしい」季節かなぁ、と感じる一方で、山に登れないフラストレーションは積もるばかりです。そんな時、天気予報では金曜日が「晴れ」の予報。それならば「明日は、天気が良いので休みまーす」と上司に告げ、「ちょっと待ったー」の合いの手が入る前に、さっさと帰りました。 予報どおり天気はまずまずです。梅雨の合間のピンポイントの晴れなので、少々のガスはご愛敬です。今回の目的は「オオヤマレンゲ」で、この時期の定番になりつつあります。昨年のちょうど今頃に登り、咲き乱れるオオヤマレンゲを楽しんだ記録があり、やはり出かけるなら今頃か、と想定して出かけました。 すれ違う方との会話も「どーですか〜?」、「まずまずです」みたいな調子で「オオヤマレンゲ」の単語は省略してもわかるといった具合です。 今回のコースは赤川登山口から南登山道へ、稲星山を経て鳴子山を目指しました。途中、すっかり木々は芽を伸ばし、ミヤマキリシマはほぼ終了ですが、ポチポチ最終便が咲き残っている他、ベニドウダン、ネジキ、ニシキウツギ等々が登山道の両脇に咲いています。2時間ほどで稲星山、山頂で朝露で靴の中が濡れてしまったので恒例の裸足になりしばし休憩、足がすっきりしたところで、いざ鳴子山へ。 久々に来てみると登山道両脇の木々がますます枝を伸ばし、半袖の腕は擦り傷だらけに・・・ さて、オオヤマレンゲは、と思い登山道を進むと山頂近くの岩場を下るあたりでぼちぼちオオヤマレンゲの半光沢の葉っぱが目に入りますが、白い花が今イチ見あたりません。それぞれの株をよーく観察すると、全体として着蕾が少ないようで、さらに個体別に見ると着蕾している株とほとんど蕾が無い株があり、さらに咲いている株を見ると既に咲き終わっている株と、今から咲きそうな株とがあり、全体の印象としては昨年よりかなり少ない開花状況です。改めて、昨年の写真を拡大してみるとほとんどの株に白い花が咲いているのが確認出来ますが、今年はパラパラ(踊りではありません・・・ちと古い!)。 それでも、綺麗な白い花がぽつぽつと咲いています。いろんな角度から撮してみたり、顔が届く範囲では匂いを嗅いでみたりと、楽しんでいると「いや〜、一年に一度はこの花に会わないと・・・、この匂いがたまりませんね〜」 上の方から聞こえてくるその声、どこかで聞いたことがある!? まさか、と思いながらそーっと覗いてみると、その声の主はやはりコヨーテさん! ではあーりませんか!!お互い、いやー、梅雨の合間の晴れ間とはいえ、「へーじつ」に知人に会うとはびっくり。でも、それもつかの間、しばしオオヤマレンゲ談義を交わし久々の出逢いに感謝。 その後は御池のそばを通り、久住山でのんびりした後に下山しました。 やはり、皆さんここのところの梅雨空にきっと辟易しているせいか予想外の人出でで、みなさん思い思いの場所で昼食をとっていました。南側はガスがわき上がり景色は見えませんが、三俣山方面はガスがかかっては晴れなかなかの景色でした。 |
まずはオオヤマレンゲから・・・ |
好みの咲き具合と好みの角度から |
登山道よりガスがかかる扇が鼻方面 |
振り向くと久住高原と阿蘇山と祖母山と・・・ あちこち良く見えました。 |
梅雨の合間の青空 |
稲星山から坊がつる、遠くには由布岳。 |
東側からガスが登ってきます。 やはり天気は長続きしそうにない予感です。 |
片ヶ池 |
久住山頂。右(南側)からガスが登ってきます。 |
朝方、見かけた綺麗なカメムシ。 つついて見ましたがカメムシ臭は出ませんでした。 |