新雪を踏んで三俣山までラッセル、ラッセル・・・

 所用で2週間続けて山に登れなかったのですが、ようやくお役御免となり本日の山行となりました。2週間も(?)登らないと「どこに登ろう」思考が鈍り、直前まであれこれ考え、これまで登っていない山ということで涌蓋山にしてみました。ということで今回は記録をとりながらの山歩きとなりました。

 コースはひぜん湯に車を停め、八丁原地熱発電所を左に眺めながら一目山登山口入り口まで歩き、ここから一目山〜涌蓋山〜ひぜん湯コースを歩きました。
 筋湯から湯坪方面に降る途中で左側に入る道があり、普通車で7、8台程度駐車可能なスペースがあり料金300円也です。ここから一度、一般道を歩き八丁原地熱発電所を前を歩き、スキー場方面に向かって歩きます。ひぜん湯から約2.8km、40分ほどで一目山の登山口となるゲートに着き、左側にはかなり広い駐車スペース?があります。
 ゲートを越え舗装道路を一目山を左側に見なが少し歩くと、左側に野焼きの跡の一目山山頂に続く踏み跡を歩きます。一目山山頂から涌蓋山方面を眺めるとかなり向こう側に涌蓋山が見え、足元を見ると先程、登山口となったゲートから来た道路が行き止まりになっておりここから登山道が続きます。

 送電用の鉄塔をすぐに右に見ながら「涌蓋山」と書かれた看板が下げられた作業道のゲートを通過し、近くには「水飲場」の案内もあります。しばらく草原の中を歩くと右側に牧野の境と思われる鉄条網に沿って歩き、途中には人専用のゲートがあります。また、トイレだったと思われる立派なコンクリの建物が横倒しになっています。右側にはみそこぶしが見え左側には5基の風力発電がありなんとものどかな風景です。

 みそこぶし山頂まで来ると涌蓋山が目前に見え、足元には草原が広がりなかなかの絶景です。みそこぶしを下り涌蓋山へ向かう途中、テープが巻かれた支柱が立っているのでこれに従って歩くと、鞍部でひぜん湯方面から来る道と合流します。涌蓋山に向かって歩くとアルミ製のゲートを通過、植林の中を少し歩くと一度、林道に出て左折して100m程歩くと右側に「涌蓋越」の標柱が立っていて、ここから涌蓋山へ向かいます。

 最初は樹林帯の下の緩やかな勾配ですが、樹林帯を抜ける辺りから馬酔木の木が点在し景色が開けますが、勾配は急になります。一度、女岳で一息ついて最後の登りで山頂に着きます。当日はやや花曇りといった天気でしたが景色もまずまずで、のんびりできる山頂です。

 下りはひぜん湯へ。みそこぶしから降ってきた時に真正面に小さい岩があるピークを左見て鞍部を歩いていくと、両側に岩があり、岩の間の踏み跡に従って歩いていくと岩の側に行き先を示した看板が倒れていました。少し歩くと真正面に鉄条網があり(林道の終点にもなっている)、鉄条網を抜けるゲートがありここに筋湯方面を示す看板、そしてその先に四角いアンテナ?があるピークを右に巻きながら降っていく道が見えるのでこれを降っていきます。
 ほとんど迷う事はないと思いますが、一度舗装道路に出ます。ここは右折してすぐに突き当たるので左折、道に従って降っていけば最初の駐車場に着きます。逆に、この場所はひぜん湯から登ってくると間違い易いかもしれません。
 
 自分の場合、単独なので舗装道路を余分に歩きましたが、車をひぜん湯にデポすれば実質10km、登る高さも600m程度の気持ち良い草原の山歩きが楽しめるコースだと思いました。またはスキー場そばの駐車場から往復しても良いかもしれません。
 歩いて感じたことですが、登山道がほとんど草原で日差しを遮るものが無いので夏場の日差し強い時期は避けた方が良いかもしれません。また、草原の中の道なのでガスが出ると逆に迷いやすいように感じました。

 当日は最初、ほとんど人に会いませんでしたが、下り始めたころから人が多くなり、30人規模の団体さんや10人程度グループと合計100名近い人出でおそらく昼頃の山頂はさぞ賑やかだったことと思います。

 歩いた距離 13.2km  登った高さ 800m  所要時間 4時間30分(休憩含む)


 

 (1)
 地点1(地図の番号、以下同)。
 ひぜん湯の駐車場。手前がひぜん湯ルートを登る場合




 (2)
 ひぜん湯の入口。道路脇には涌蓋山登山口の看板が立っています。

 (3)
 八丁原地熱発電所入口



 (4)
 地点2
 登山口となる場所。目の前が一目山で点線方向に舗装道路を歩いていきます。



 (5)
 舗装道路にはゲートがあります。




 (6)歩き始めて200m程度の場所に小さい看板がありここから取り付きます。

 (7)
 一目山へ。駐車場から20分もあれば山頂に着きます。



 (8)
 地点3=一目山山頂より
 山頂より登山口方面を眺めたところ。点線が歩いた跡です。
 白いのは八丁原地熱発電所の水蒸気です。


   
 (9)
 一目山山頂から涌蓋山を眺めた所で、○が送電線の鉄塔が立っておりこのそばを歩くこととなります。  



 (10)
 一目山山頂



 (11)一目山山頂から涌蓋山へ。

 (12)
 画像(11)の奥ですが、ゲートがあり鎖に「↑涌蓋山」と書かれています。



 (13)
 鉄条網が張られていて、どちらが外か内かわかりませんが人専用のゲートがあります。

 (14)
 地図4地点。倒れたトイレ。




 (15)
 トイレを通過すると間もなくみそこぶしです。

 (16)
 地点5
 みそこぶし山頂。ここも結構景色が良くのんびりできる場所です。
 涌蓋山が混雑する時はここもお勧めです。



 (17)
 みそこぶしから涌蓋山方面を眺める。


 (18)
 みそこぶしから涌蓋山の途中には2mくらいの支柱が目印で立っています。鞍部には「↑涌蓋山」の看板が掛かっています。



 (19)
 地点6
 鞍部から涌蓋山方面に進むとゲートがあり、ここを通過すると少し植林地帯を歩きます。



 (20)
 地点7
 林道にでて左折。


 (21)
 地点8
 林道を100m程歩くと右側に「涌蓋越」の縦書き標柱が立っていて、ここから涌蓋山へ。



 (22)
 途中の急斜面。登り切ると女岳。

 (23)
 地点9
 女岳。ピークというより肩といった感じです。ここから山頂まではさほど急登ではありません。



 (24)
 広い山頂。三角点は手前にあります。

 (25)
 山頂から今日のルートを振り返る。




 (26)
 一気に下り、ひぜん湯方面へ。鞍部のこの岩が目印で岩の側には看板が倒れています。

 (27)
 地点10
 草原の中を歩いていくと、ゲートに着きます。




 (28)
 ゲートまで着くと、筋湯を示した看板があり、ゲートの向こう側に出て、四角のアンテナがあるピークを巻きながら降っていきます。

 (29)
 点線が登山道です。



 (30)
 途中にも看板が立っています。

 (31)
 地点11
 一度、コンクリ舗装に出るのでここを右折。



 (32)
 すぐにT字路となるので左折。あとは赤テープなどがあるのでこれに従って降ると、画像(1)に戻ります。