由布岳・塚原ルート (2006.8.26)

 今回の大目的は先日お鉢周りをしていると、今まで見たことが無かった看板を見かけました。そして、たまたま同じ日に登ったカラビナさんからも同様の話があったので今回、踏査することにしました。加えて花の様子と体力強化を兼ねてということで20kgを担ぐことにしました(ただし、2kgは水分補給で消えてしまいました)。
 でもって、おそらく東登山口方面に下ってくるはずなので、東登山口から登ることにしましたが、どうも腹の調子が悪くなり登山口に着いたと同時にトイレに駆け込みました。何にあたったんじゃ〜
 ということでしばし苦しい思いをしながら、途中何度も休憩しながら、どこで撤退しようかと試案しているうちに症状に改善の傾向を感じたのでなんとか本日の目的を果たすことにしました。それにしても力が入らないのと、水分補給に影響がないのかどうか心配でしたが問題なかったようです。

 さて、本来は東峰経由西峰を経て「新道」を歩く予定でしたが、体調のことも考えて直接「新道」に向かうことにしました。
 ルート全体の印象は「名&迷ルート」とでも言いましょうか、分岐から最初のうちはまさに最近切り開いた感じで、踏み跡も大丈夫かなぁ、といった感じですが、赤テープが巻き付けられているので心配ありません。標高が下がり、旧ルートの分岐点を過ぎるとかなり明瞭になってきます。なお、この旧道分岐点から下はピンクのテープに変わるので要注意です。祖母山系では国の調査用のテープがピンクで参考にしないように、との看板がありますが、ここでは間違いなく登山道用の目印です。
 マイナールートだけに歩く人が少ないせいか、道がある場所と「あった場所」のような場所もあり、目印を確認する場面が何度もあり、数度は引き返すこともありました。特に、最初の分岐から次の分岐の間とジグザグの部分、というと全部じゃんと思うかも知れませんが、藪こぎ登山をしたことがない方にはそのように感じるかもしれません。正面登山口、東登山口に比べるとはるかに整備状況はよくありませんが、テープが巻かれているのでこれだけは見落とさないようにすれば大丈夫です。 でも、山慣れした方と一緒に登ったほうが無難だと感じました。
 一方、このルートの自然は他のルートとは違い、自分の独断で言えばこのルートが一番豊に感じました。

 今回は、下山時に利用したので、時系列で報告しますが、登りに利用する場合は面倒とは思いますが、逆に見て頂きたいと思います。登りに使用した報告と地図は次回の報告でどうぞ。




なんとか、お鉢周りルートに到着。
ボッカによる時間の影響は解りませんでした。



   由布岳に登って初めて眺めるだけの東西峰

剣が峰方面を振り返る。



 いよいよ今回初の登山道です。地図の左下分岐点の看板です。
 西峰から降りてくる方向に向いています。ここから樹林帯にはいるまでは少しブッシュ的な場所もありますが、赤テープをたどれば大丈夫です。

分岐点からしばらく行くと少し開けて来ます。
振り返ると西峰を見上げることができ、結構感動の絵柄でした。



  このあたりが旧ルートの分岐点で左側に岩、テープもピンクに変 わります。(下山方向で撮影)

これが旧ルートとの分岐点で
看板は登る方に見えるように向いています。
登る場合は、ここから先は赤テープになります。



  下る途中「剣が峰」方面が見えました。

登山道も風倒木、草が生えていたりと矢印が無いと
ただの山の斜面にしか見えません。
風倒木を越えるべきか、行き止まりなのか
判断する場所も少なくありません。




つい最近倒れたばかりの木。

少し、苦労も多い登山道ではありますが、
それ以外は豊かな自然を満喫できます。



 取り付きは、林道というか砂防ダム作業道からです。
山側にピンクのテープを巻いた杭があるので
見落とさないようにしてください。
地図の「林道からの登山口」までは林道をあるきましたが、
ショートカットする道もあるのでは、と感じました。

少し周囲の景色を入れてみました。



 登山口から見上げる剣が峰です。

登山口から少し下の景色です。
ここまで車で来ることができるかというと、
途中土砂やら、陥没やらで無理です。RV車でも・・・
作業道も結構日陰が多いので、諦めて歩きましょう。


  東登山口から少し塚原側に下った場所にこんなゲートがあります。
  車は東登山口当たりに止めてもそんなに遠くありません。
  ゲートの横から入ることが出来ます。

ホソバノヤマハハコ

オタカラコウ