由布岳・花の頃 (2006.5.28)

 今週末も天気予報に翻弄され、どこに登るか決心がつかないまま週末の夜を迎えました。台風の影響もありそうだし、でも適当に離れた距離であれば天気は良さそうだし、でも南からの風の吹き込みで暑くなりそうだし、確かに天気予報の気温予想見ると、福岡、佐賀方面はいわゆるフェーン現象と思われる高温予報・・・
 でもって、前日から考えていたのは「万年山」。あまり高くない山ですが、山頂の景色も良さそうだし、途中の登山道も良いようなので暑さ覚悟で、少し荷物も重くして歩いてみました。
 案の上、登山口とした場所の標高は650m程でしたが、着いた時刻が9時ということもあり、暑いこと。少しイヤな予感が・・・
 登山口は、387号線町田川沿い、宝泉寺温泉郷看板のある少し手前の柚木バス停から入り、黒猪鹿集落を抜け九州自然歩道の看板にしたがって林道を行き、少し広い場所に出たので、ここに車を止めて歩き始めました。
 天気は良いのですが、とにかく暑いこと、ひたすら林道の歩きが続くことで少しめげます。途中、オカトラノオ、ホタルブクロ等々が目に留まります。また、川が増水したせいか林道の上を川が流れている場所が3箇所ありました。
 残り1kmほどは少し登山道らしい道になり、山頂が近づくと久住、阿蘇方面の景色がひらけます。ここまで来ると登って良かったと感じる一時です。山頂までは腰から胸当たりまである笹や熊笹に覆われていて、足元は見えませんがほとんどフラットなので引っかけて転ぶようなことはなかったです。
 山頂は噂通り360度のパノラマで空気の透明度が高いと、本当に景色は抜群です。今日はまさに空気の透明度は高いし、空は青いし、山頂では適度に風がありしばし、山頂の木陰で気絶していました。
 良く見ると、キスゲが蕾を付けていて、今日あたり咲きそうな感じです。
 帰りは、東側の端まで行って、今日歩いた道を概ね確認することができました。下りは登りと違ってあっというまに帰り着きました。
 山に登ると言うより、山頂で雄大な景色を眺めながらのんびりしたい、家族連れでハイキングして弁当食べたいときにもってこいの山です。


1.駐車したCの標高は約650m
2.山頂まで約500mの登り、距離で約4.5kmです。
3.Fまでほとんど林道と考えて間違いありません。



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 目印となる「柚木」バス停が案外見つかりませんでした。
 この看板の100mほど手前に万年山方面に向かう道があります。
 入り口にはカーブミラーがあります。




 Aこのあたりで一番広い「黒猪鹿地区改善センター」付近です。車の台数が多いときはこの辺りから歩くのが正解でしょう。

 B九州自然歩道の看板があちこちに立っているので、これに従って万年山へ向かいます。



 

 C林道でここまで上がってきました。林道の工事現場のようですが、駐車スペースとしてはここが一番広いです。この先も行けないことはありませんが、道路、駐車スペースもあまり広くありません。

 D登山道は基本的に林道です。
 途中、増水した川が道を3箇所程横切っていました。 




 E途中、何度も汗を拭きながら見上げた万年山の柱状節理

 Fここから、少し登山道らしくなります。




 G次第に近づいてくる山頂方面




 Hようやく登山道らしい道になり、山頂台地に近づくと急に景色がひらけます。




 I山頂台地に出て、山頂までは熊笹の中を歩きます。
 深いところは胸近く(自分)まであります。

 J万年山山頂、360℃のパノラマです。
  お勧めは九州北部の地図を持参しての山の同定です。




 K万年山の端から登山口方面を覗き込んでみました。
  ○が駐車した場所です。

良く見ると山頂の草原にはキスゲがあちこちに蕾を出しています。
もう少し先になれば良いお花畑になりそうです。