由布岳(2003.9.15)


 くじゅう連山に登ったのは6月19日にオオヤマレンゲを求めて歩いて以来です。その間大雨等により九重町を中心に大きな被害が出たわけですが、久々にくじゅうを歩くと言うことで特段、大雨の被害について考えることもなく長者原から歩き始めました。
 たで原を過ぎて登山届けを出すあたりに、「この先、大雨で道が荒れているので、道がわかりにくくなっているので気を付けなさい」みたいな内容の事が書かれた看板がありました。この時点では、少し大げさやなぁ、と内心思いつつ少し山の中に入るとまさに看板とおり今まで林だった場所が土石流で流されて、流木があちこちに散乱していて、登山道と言えば今まで歩いた事が無いような道になっていました。正直言って、赤テープ、ビニルテープの誘導がなければかなり右往左往するような状態になっていました。

 特に、雨が池までもう少しのところで谷を渡る橋があった場所ですが、谷の幅、深さとも3倍以上になっており、凄い勢いで土石流が斜面を駆け下っていったのが分かります。水の威力に驚きながら歩いて、ふと三俣山を振り返ると3ヶ所で山頂の直ぐしたから崩壊、さらに坊がつるに近づくと坊がつる方面に1ヶ所登山道の下まで土石流が流れており、一部登山道が流木で邪魔されるような格好になっていました。
 坊がつるから大船山頂まではそうでもなかったですが、大戸越えから坊がつるに下るまでは結構な荒れ具合でありました。
 いずれにしても、想像するに何処の道も多かれ少なかれ、先般の大雨の被害を受けており、特に方向を定めにくい林床地帯を歩くときは良く目印を確認しながら歩かないと道を間違いそうです。人為的な災害なのか、地球温暖化のせいなのか、よくわかりませんが自然の猛威を改めた感じたところです。

 さて、山歩きのほうですが、少々暑かったですが大船山の山頂は静かで、風は気持ちよく、空は穏やかでした。タイトルは盛夏としましたが、山頂では晩夏といった印象を受けました。花もいろいろ楽しめました。長者原では遊歩道沿いにサワギキョウ、雨が池ではマツムシソウ、ワレモコウ、ママコナ、坊がつるから大船山頂にかけてフジバカマ、フクオウソウ、シモツケソウや、まだイブキトラノオが咲いていました。
 
 ここだけの話ですが、出発の準備していて車のドアを閉めた瞬間目に飛びこんできたのは、「座席に車のキー」。後は想像にお任せします。

       
           久々のGPSルートです。
              @長者原〜大船山頂 約3時間30分
              A全行程   約8時間
              B休憩時間 約1時間30分(山頂1時間、大戸越30分)

    
 雨が池越えの登山道そばを激流が流れた跡

  もう少しで雨が池手前の谷ですが、ここを土石流を駆け下りたことを想像するのはそんなに難しくありません。

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 今年5月、雨が池から見た三俣山ですが・・・

 今回の大雨で雨が池側で3ヶ所の崩壊が見られました。
この崩壊した土砂が、上の激流の跡となったようです。雨が池手前より撮影。

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 一昨年の三俣山。北大船あたりより。

いままで崩壊とはあまり無関係な場所が崩壊しています。土石流は登山道を横断していました。


土石流によって押し流された流木が登山道を塞いでいました。
といっても既に、問題なく通れます。




ここからはいつもの報告です。久々に天気の良い段原でした。


  山頂より米窪方面。本日は山頂に1時間程度靴下を脱いでのんびりしましたが、お会いしたのは3名でした。

 くじゅう連山と少し痛々しい三俣山。よく見ると、法華院温泉の少し上でも崩壊が発生しています。


 稲星山の山頂を望遠で覗いて見ましたが、人影は無さそうです。



 坊がつるキャンプ場。テントの数も片手で足りる位でした。

坊がつるからの大船山を見上げる。今日も暑かった・・・
坊がつるの水場でがぶ飲みしました。

今日のくじゅうを振り返る。




  今 日 の 花

 ギボウシのつぼみ。咲いた株もかなりありました。(雨が池)

  マツムシソウ。今が見頃です。(雨が池)



 ワレモコウ。あちこちで見かけました(雨が池)

 フジバカマ。大船山に登る途中で多く見かけました。




 シモツケソウ。大船山山頂付近にて

 サワギキョウ。たで原の遊歩道そばで多く咲いていました。