西峰奥のミヤマキリシマが気になり日曜日に引き続き由布岳へ。土曜日は所要があり、日曜日は天気がイマイチらしいので、午後から休みを取り久々へーじつの由布岳です。今年からお気楽な立場になり用事が無い限り休みも好き勝手だし、気がかりな連絡を気にすることも無く放牧状態です。イチオウ、気は使ってるつ・も・り(^_^;)
14時前に正面登山口に到着すると、帰り始めている方もいるので駐車場はスカスカですが、恐らく満杯状態だったことが簡単に想像できます。
午後からの出発は久々だし、日曜日に持参していた三脚は無く軽量化してるし、ヘッデンで照らしながら歩くのとは違って夜道の確認不要の歩行となり、後で気がついたのは想定以上のペースで登ってたこと。
明らかにオーバーペースに気がついたのは、マタエに近づいた頃。それと同時に、熱中症の手前だということにも・・・つづら折れが終わり最後の急登にさしかかる頃、ちょっと歩くと息があがり、最近では見たこと無いくらい汗でパンツがビッショリ(^_^;) ここまで利用を控えていたストックを持ち出し、なんとかマタエに到着。
一息つきながら体を冷やし西峰へ。ご存知の方も多いと思いますが、日曜日に障子戸で滑落死亡事故が発生。 その後も普通に多くの方が通過したと思いますが、改めて合掌。緊張感を持って取り付きました。
ミヤマキリシマは西峰の日当たりの良い場所ではピークを過ぎた感じ。
それより火照った体と重くなった足の回復が先・・・
なんとか、お鉢を回ろうという気力も回復しお花畑へ向かいました。ここは、まさに見頃を迎えており満開の花の周辺では蜂も飛び回り楽園状態です。
その後は、お鉢を回りながら何度もお花畑を振り返りながら、やっぱ午前中の方が良かったなぁ、と。
ゴジラの背を越えたあたりですれ違う方有り。
「東峰に向かってるんですが・・・」 「???えっ (西と東を勘違いしてるんかなぁ・・・)」
「YAMAPで確認すると西峰にむかってるんですが・・・」 「(おっしゃるとおりです)東は反対方向です。」
恐らく、トーテムポール周辺の巻道で間違ったんかなぁ、と思いつつこうやって道迷いの遭難が発生するんだ~と感じた瞬間でした。
山頂に着くと、登る途中でお話しした妙齢の女性2人組と再び遭遇。一人は東京、もう一方は三重からで数日前に急遽九州への山行を決め、当日大分入りしてまずは由布岳に登ったそう。もう少し、早い時間から登っていれば、お鉢をお勧めしましたが、流石に今からだと厳しい。しばらく、由布岳のルートなどについて説明。明日は、阿蘇山、くじゅう方面を歩くらしい。
登る時は、「県外の方ですか?」と聞かれ「地元民っす」 午後の時間帯に登ってるので、県外から来て少しでも多くの山に登ろうとしてるお二方と同類と想像した様子。
東京から来られた方は、1年前の今頃、血液のガンで抗がん剤の治療で副作用も酷かった様子。髪の毛がシルバーグレイのショートカットが似合い違和感が無かったけど、抗がん剤の影響でようやくここまで髪の毛も回復したそうです。
以前は、アルプスをホイホイ歩く健脚だったとか。「ようやく山を歩けるまで回復したので、元気なうちに好きなことしておきたいから」、「良いと思います!」 色々、考え方もあると思いますが賛成な生き方です。少しでも、長い山ライフを続けて頂きたいと思いました。
下山すると、横には広島から来られた方が食事中。今日は、くじゅう方面に行ったけど牧ノ戸周辺の駐車場は満杯状態だったので、やむなく猟師岳方面に登ったそう。東やでカセットコンロで食事をしながら焼酎を飲みながら由布岳を眺める姿は絵になります。
翌日は蒲江方面へ。昼食はネットで調べて立ち寄った「うさぎ亭」。口コミどおり良い店で、元猿海岸を眺めながらテラスで食事出来るロケーションはグッドで、自分たちが居る間は満席状態でした。当日の定食メニューをよく見ずに海鮮丼を注文したけど、当日のメニューの「カサゴの丸揚げ定食」美味しそうだったなぁ・・・
食事が終わり、目の前の海岸に降りると昼寝を終えた近くの建設会社の方に挨拶すると
「どこから来たんね」 「県北からっす」
「海に来たんやな~、来週はくじゅうにミヤマキリシマを見に行くんで」 「!(なんと)」
「昨日、由布岳のミヤマキリシマ見に行ったんすよ」 とスマホで写真を見せると「ほ~」
まさか、元猿海岸で由布岳の話をするとは・・・良い時間と場所でした。
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