天気予報とは違い良い天気でした

   

 10日を休みにすれば4連休! でもって山三昧の4日間、なんて思い始めた頃、会議をするから出てこい、と狙い撃ちのようなお達しです。普通なら、「用事があって出席出来ん」というところですが、今回はそんなことを言えるような会議ではなかったので泣く泣く午後からの会議に向かいました。昼前に大分自動車道の高崎山付近を走っているともの凄い雪となり、路面はどう見てもシャーベットで慌ててスピードダウンしました。
 その時、頭に浮かんだのは「ということは今日から明日に掛けて高速は通行止め。でも由布岳はかなりの積雪のはず」とこの期に及んで、まだ山のことが頭をよぎっていきます。案の定、間もなく高速道路は通行止めとなり、本日、朝6時過ぎも通行止めのままでした。

 朝方はアフリカンサファリ付近から路面は凍結。目的地の由布岳東登山口に向かう道は真っ白の舗装です。今回はカンジキを使うことが目的でもあったので、夜明け前、少し明るくなり始めた頃、登山口に到着。ひょっとして先行者がいる?と思いましたが、想定どおり一番乗りで登山道にも足跡がありません。登山口付近で積雪が10〜15cmほどあったのでカンジキ活躍か? と思いましたが、結果からすると使用しなくても大丈夫でした。
 所々で、膝上まで雪がありラッセルする場所もありましたが、長い距離続かなかったので体力的にも疲れ果てることは無かったです。ただし、土日に降った雪(多分)が凍結してその上に雪が積もっていたので、岩場付近は手掛かりが無くロープや鎖に目一杯お世話になりました。ピッケルを持った方がいいかなぁ、と思いました。
 
 また、木々にも雨氷が着き木が倒れたり、枝が登山道にのしかかったり歩きにくい箇所もチラホラ。でも、祖母山のスズタケに比べればマシか〜、と思いながら歩いた次第です。

 お鉢コースに出て回る?どーする? と自問自答しながらトーテムポール岩まで行ったところで何となく今回は止めておこう、という気になり東峰へ。行けないことも無かったと思いますが、上述したように雪の下が氷結しているので、ちと不安を感じての判断でした。

 東峰に着くと、足跡が1、2人。少し、晴れるのを待っていると8名、3グループが登られてきました。晴れそうな気配もしたのでしばらく待ちましたが、粉雪もパラパラと落ち始めたので自分の足跡を踏みながら下山開始です。
 ここで事件発生! 下り始めて最初のロープの箇所で一瞬、ロープから手が離れそのまま滑落状態となりましたが、再度、ロープに手が掛かりセーフ!ドキッとする一方で、スローモーションのような時間の中でロープを掴み戻せたのはラッキーでした。落ちても1m程度の場所だったので良かったですが、久々の「事件」でした。 

 下っていると、やっぱ雪を求めて登ってくる方々の姿がちらほら。ちょうど、鎖のある岩場で最初は6、7名のパーティの遭遇、なんだか要領を得てないのかアタフタして全員が通過するのに結構な時間が掛かったようです。リーダーの指示が的確でないのか、極端に力不足の方が居たのか・・・
 その後ろに、なんだか見覚えのあるお顔です。何故か、年に1回ほど山でお会いする職場の大先輩で地元の山をこよなく愛し、由布岳の山頂を踏むことも間もなく400回とのこと。下山後、少し山の情報交換などするとともに元気な姿を拝見でき嬉しい出会いでした。

   








 (1)東登山口(下山後撮影)






 (2)恐らく、土日のトレースに積雪。






(3)・・・・線に氷結した層があり、その上が昨日の積雪。15cm程度ありました(登山口付近にて)






 (4)日向越手前にて。この辺りでは時折青空が見えていました。






 (5)日向越にて





 (6)振り返って足跡





 

 (7)新雪の上を気持ち良く足を進めます。


 



 (8)この辺りまで青空が見えてました。






 (9)間もなく岩場へ




 

(10)展望台より。






(11)一旦、お鉢へ踏み出したものの、この先でUターン。






(12)東峰へ。






(13)下山開始。






(14)ミヤマキリシマに下がったつらら。






(15)ガスが切れて見えた日向岳。






(16)振り返って。






(17)雨氷。重さで倒木や枝が登山道に倒れ込んでいました。






(18)下山後、晴れ始めました。






(19)鶴見岳方面





*
(20)





(21)






(22)






(23)






(24)