そろそろ秋の気配が忍び寄る昨今、3連休はテント担いでどこぞにお一人様大宴会を決行の予定でしたが、こうもタイミングよく台風がいらっしゃるとは・・・それでも3連休初日は天気が持ちそうだったので、お手軽由布岳ツアーとなりました。 5時頃、あまり期待もせずパソコンで空の様子を見て、玄関から空を見上げると星が見えていたので、ちと重い腰を持ち上げてごそごそと出かける準備をしました。 本当なら、もう少し早い時間に、と思いましたがハナから天気が良くないのでは、と思い込み起床がついつい遅くなってしまいました。登山口に6時半前に到着、嫁さんにモーニングコールを掛けて出発です。最近は、特に理由はありませんがペースを少し落とす替わりにほとんど休まないように歩いてみたりしていて、結局、水分補給以外、マタエまでは黙々と歩きました。 気にしていた天気は予想外に良く、下界から見るとガスで山頂方面は見えなかったかもしれませんが、山頂からは雲海状態です。ただし、台風の影響と思われる東風で東峰の斜面を駆け上がるようにガスが湧いてきてはマタエを巻きながら東峰全体を包んでいきます。本日のような天気は撮影対象としては優れものでありまして、眺めていても飽きの来ない景色であります。 今回は東峰に登ってから西峰へとお鉢を回りました。普通は逆周りが多いのですが、先般、そよかぜ姉さんが逆周りはちと緊張した、と言ってたし、1ヶ月前は西峰から先に歩いたので今回は反時計回りで歩いてみることにしました。マタエで一休みしたあとゆっくり東峰へ。もう少し、花が残っているかな〜、と思いましたが、おおむね終盤になりつつあります。それでもホソバノヤマハハコ、アキノキリンソウ、シオガマギク、マルバテンニンソウなどが目にとまりました。特に、鹿が食べない(たぶん)トリカブトは怪しくも妖艶な紫紺の花束となりあちこちで咲き誇っていました。 今回、お鉢を回って気がついたというか・・・落雷のせい?と思われる状況が2カ所、東峰の木製の標柱が木っ端みじんになり、お鉢の途中、トーテムポールのような岩の上部が欠けて周辺に欠けた岩の残骸が飛び散っていました。 西峰に到着した頃から、ガスが少し多くなった感じもしましたが下山するまで山頂付近を時折ガスが覆うくらいで思ったほど天気の崩れはありませんでした。おそらく3連休で山に登れそうな天気は今日だけのせいか、ひっきりなしに多くの方が登ってこられます。今日は下りながらラジオを聞いていたら「落語」をやってまして、わがままな花魁といなかっぺの大尽とそれをとりもつ店員の話で、大笑いしながら歩くと相当に危ない人に見えそうなのですが、それでも口元がにやにやしてしまう訳で、黙々と下るよりはましか〜、と思いながら台風襲来前の由布岳を楽しんできました。 |
(1)湯布院の町はガッツリガスに覆われています (2)ススキも良い感じです |
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(3)マタエにて (4)次第にガスが晴れつつある湯布院 |
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(5)東峰にて。 (6)こんな様子で岩が欠けていました。 |
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(7)ゴジラの背から (8)西峰へ |
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(9)トリカブト。蜂は毒にあたらないのかな〜 |
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(10)鹿の被害から免れたテンニンソウ |
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(11)西峰より |
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(12)同じく |
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(13)湯布院の町も米の収穫期を迎えています。 |
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(14)アキノキリンソウ |
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(15) |
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