天気予報とは違い良い天気でした

 3連休の初日は祖母山を目指しましたが想定内の積雪により登頂を断念、また、遭難現場に遭遇し色々と考えさせられたところです。最終日はせめて山頂を踏みたい、と思いながら天気予報は今冬一番の寒波との報道。基本的に北陸以北を中心とした寒波のようですが、山口県あたりも厳しそうな予報の中、当初は登るのは止めようかなぁ〜としばし蒲団の中で葛藤しておりました。

 山の上はさらに荒れるだろうし・・・などと思う一方、もう少し雪に慣れておかなければ、という思いもありごそごそと家を出て、由布岳東登山口に着いたのが6時過ぎ。登山口周辺の道路はアイスバーン状態。途中で装着するのも面倒なので、いきなりアイゼンを着けて出発です。歩き始めて間もなく明るくなり始め山頂方面を見上げるとやはり厚い雲に覆われ、時折雪もちらついています。こーなれば、雪と遊ぶのこころだー、と登っていきますが思ったほどの雪は無く、登山道の脇で50cm前後、登山道はここ数日で登った方のおかげであまり苦労もなく登ることが出来ました。

 日向越え手前と上の方では新雪が踏み跡の上に積もってはいましたが、祖母山のようなとんでもない状態とは程遠いし、以前、胸近くまで吹きだまったことがある鎖場の所も大したことはありませんでした。縦走路に出ると立派に樹氷が発達しガスの中とはいえ目を楽しませてくれます。
 お鉢を回ろうかなぁ、と思いましたが、今回はのんびり登山と決め込んでいたので、東峰へ直行、9時20分頃到着しましたが山頂独り占め・・・大岩の影でコーヒーの準備をしていました。すると、時折晴れ間が覗きガスが晴れそうな気配。でもすぐに隠れるなど、やっぱ今日の天気予報で晴れ間は期待できん、と決め込んで再び、コーヒータイム。こーなると、食欲が湧き、おにぎり、クッキー、あられを片っ端から食べて片づけようとした、その時・・・

 時間にして1時間程度、ピーカンとまではいきませんが、結構な天気に恵まれ個人的には「この晴れ間は自分のために・・・」と思いたくなるような気分でした。その頃から、正面登山口方面から3名ほど登られてきて、この方たちもこの晴れ間に短時間ではありますが間に合いました。数分ほど会話をしたあと下山。
 次第にガスがかかり始め、登山口に着く30分ほど前からは再び、雪がしんしんと降り始め振り返ってみると由布岳山頂はすっぽりガスに覆われていました。

 そー言えば、今日は成人の日。随分、昔のこととなりました。ラジオでは最近の成人はバブルを知らないために以前とは違い、服装も質素になり、以前はこの時期学生は卒業旅行と称して海外に出掛けていたけど、就職難でそれどころでは無いとのこと。さすがに、自分たちの頃は海外旅行はしませんでしたが、今ほどは厳しい時代では無かったし、職場でも仕事を覚えさせることに対して余裕があったように思います。頑張れ、新成人!! 

 







登山口前の道路は真っ白(下山してから撮影)





登山口





日向越え手前もまずまずの雪でした




  

雪景色





鎖場





お鉢回りに到着






山頂。9時過ぎはまだガスの中・・・





次第に晴れつつある剣が峰方面。





晴れた剣が峰






西峰






別アングルの剣が峰






西峰の岩場