そろそろ秋の気配。ミヤマラッキョが開花始めでした。

 ほぼ1ヶ月ぶりの由布岳です。最近、お鉢を回ることも無かったことと、飯盛山から登りあげる場所を確認、さらに夕暮れボッカの効果はどーよ、ということで20kgほど担いで登ってみました。さらに(かなり欲ばり・・・)夜明けを見たい、というこで性懲りもなくヘッドランプ登山です。

 正面登山口から由布岳は見えますが星は見えませんが、時折月が見え隠れします。合野越えまではそれほどではありませんでしたが、マタエに近づくに連れガスが懸かり始め視界もかなり狭くなりました。マタエで一休みしましたが、寒くて、景色も真っ白なのでさっさと西峰に向かいます。山頂には5時過ぎに到着しましたが、月も全く見えない状態です。

 日の出は6時前ですが、どうやらガスが晴れそうになくうっすら明るくなった山頂でコーヒーを涌かしながらもう少し様子をみることにしました。西風が強く合羽の下にセーターを着込み、手袋をはめて待機です。明るくなるに連れ、時折、青い空が見え始めガスの向こうに太陽の輪郭も見えるようになり始めると次第にガスが晴れ始めました。7時前にはすっかり晴れ渡った状態になり、日の出を見ることが出来ませんでしたがまずまずの夜明けを楽しむことができました。

 その後、花の状態を含めお鉢回りへ。西峰奥のオタカラコウ、トリカブトは満開状態、ミカエリソウは減っているように感じましたが、ほとんど終わりでした。特に、トリカブトは以前より増えたような印象で、しかも、色が鮮やかに感じました。その他、ツクシフウロ、アキノキリンソウ、キクアザミ等が咲いていました。シオガマがお鉢と東登山口からの合流点付近に咲いていました。気になったのは、この時期ホソバノヤマハハコがもっとあるはずなのにあまり見かけなかったので食害かなぁ、などと感じました。また、ミヤマラッキョが咲き始めです。

 天気が回復したこと、季節も良くなったこともあり本日は多くの登山客が登ってきました。すれ違う時に観察していて最近、若い方が増えたなぁ、と感じました。
 
 ちなみに約1ヶ月前、8月16日の開花報告は以下のとおりです。
 花は、オダマキはほぼ終了、ツクシフウロが満開状態、ハンゴウソウ、ホソバノヤマハハコ、サイヨウシャジン、カワラナデシコ、オトギリソウは咲き始め、フクオウソウ、トリカブトはまだといった状況でした。

 






6時過ぎ、ようやくガスが取れ始めました




下界も見えるようになりました。



  

ガスの合間から見えた東峰




塚原方面から吹き上げるガスの波




7時前、一気に青空が広がりました。




アキノキリンソウ 西峰にて




朝日を浴びるツクシフウロ




お鉢にて




毒々しいというか鮮やかなトリカブトの青





オタカラコウの群落




シオガマ




ミヤマラッキョウは咲き始め




ガスに浮かぶ祖母山




朝露に濡れるツクシフウロ