由布岳のルートを眺めるに、西から北側斜面に登山道が無いのが以前から気になっていたとき、地元の方より、その昔、佐土原(自衛隊湯布院駐屯地付近)から由布岳に登るルートがあるとの情報を頂きました。また、昨今正面登山口から登り途中から由布岳の山腹を横断して西峰北西にあるピークいわゆる飯盛山のレポや佐土原から飯盛山に登りあげるレポも拝見いたしました。そこで今回は、佐土原方面から飯盛山に登ってみることにしました。ちなみに飯盛山は西峰から北西方面を眺めると三角錐のように尖ったピークです。 登山口はいくつかあるようですが、登山口は谷に沿って登り谷の右側に取り付きます。取り付きには太い赤テープが巻かれた杉がありここから尾根に直登します。尾根に登り上がると杉林の中を尾根を登っていきます。杉林の中の道は以外とはっきりしていて、赤テープも散見され、杉林の中を20分ほど歩くといよいよ自然林に変わります。 このあたりからブナの木がある辺りまで左側がちと崩壊していて要注意です。自然林の中、急登で歩きやすい場所を目印を確認しながら登っていきます。赤テープと色あせたビニル紐がありますが信頼度からするとビニル紐の方が確実に一定の間隔で巻かれているように感じました。赤テープも巻かれていますが巻いている木が小さいので見落としやすく感じました。今回は、やぶこぎも覚悟していたので赤テープを3本ほど持参し補強を兼ねて巻いておきましたが、歩く際は目印を確認しながら要所要所を確認しながら、なおかつ5感を働かせて登りました。 直登している間は比較的迷う場所はありませんが地図「7.看板」前後から「8.肩」付近まではやや道が判りにくい場所があり、ガスのかかった時は注意が必要です。肩に登り付くとこれまでの雰囲気とはがらりと変わり、湿地帯のような景色になります。ここから飯盛山までも以外と判りにくかったりしますが、探すと赤テープがあるのでこれに従って飯盛山方面に歩きます。ただ、最後は藪こぎで登ることが出来る場所を探しながら突破していくと岩の山頂に到着です。360度の展望に加え良く見ると今回登山口とした場所と自分の車が確認できたのはちょっと嬉しかったです。 今回は、お初のルートとともに赤テープを巻きながら登ったので、約2時間半ほど掛かりましたが標高差などからすると2時間程度で登れるのではないかと思います。いずれにしてもマイナールートなので慌てず目印を確認しながら登った方が無難です。 |
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(1) 地図「a.林道入口」 車が停まっている所が入口になります。写真の奥が湯布院方面になります。写真(2)の場所までコンクリ舗装の急登です。 |
(2) 地図「1.登山口」 今回の登山口としました。「2.取り付き」まで砂防堰堤をいくつか越えていきます。今回は、まず対岸に渡り途中で元に戻り、さらに対岸と歩きました。わっかるかな〜。 |
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(3) まずは対岸に渡って砂防の脇を歩きます。 |
(4) 次に、元の岸に戻ります。元の岸にはゲートがあり、一度道まで戻ります。堰堤の上に→で指しているパイプが見えると間もなくです。丸印あたりに登山口となる杉が見えるはずです。 |
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(5) 地図「2.取り付き」 対岸に伐採した杉に太い赤テープが巻かれていて、ここが登山口となります。 |
(6) 写真(5)のアップです。 |
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(7) 赤テープから谷に対して直角に尾根に取り付き、大きな岩の脇を登っていきます。 |
(8) 杉林の中を歩きます。風倒木も少なく以外と歩きやすい道です。 |
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(9) 地図「4.ブナ」 このコースの中でもかなり目立ったブナの木です。 |
(10) 地図「朽木」 なかなか目印となるものがないのでとりあえずポイントとしてチェックしておきました。 |
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(11) 登山道の様子。 |
(12) 地図「7.看板」 木に食い込んで内容を確認出来なのが残念ですが、「佐土原」の文字が見えていました。 |
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(13) 「8.肩」 肩に登り上がった場所です。ここで景色が大きく変わります。 |
(14) こんな木がありたおやかな雰囲気を感じさせます。 |
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(15) 飯盛山への取り付きの目印となる大岩です。 高さは2m以上あります。 |
(16) 地図「9.飯盛山」 山頂となる岩。この上に立つことができます。ここまでは突破できそうな場所を探しながら、藪こぎでした。 |
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(17) 飯盛山から駐車した場所、写真(2)の場所が見えました。 |
(18) 下山後、飯盛山を見上げました。 |
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