祖母山・神掛岩ルート(2018.3.31)
 備えあれば憂い無し、確かにそうだけど見事に転倒して顔から突っ込んだせいで眼鏡の竿が折れ、レンズを探すのに時間掛かるし・・・直後に打ち付けた額に手をやると血が。血を見て卒倒する人種では無いので、血が出ちゃた〜位なんですが久々の事故案件。

 治療。スマホで自撮り画面を見ながらアルコール綿でゴミが無くなるまで拭き上げ、その上からデッカイ絆創膏貼り応急手当終了。問題は眼鏡。なんとかレンズを探し出すも片方の竿が折れたので補修のしようが無い(-_-)
 落ち葉の中から見つけたレンズがフレームから落ちないようテーピングで固定し、片竿だけで眼鏡が落ちないようバンダナで竿を押さえるとなんとかいけそう。

 額には3本の大きな傷が残り、眼鏡は片竿でレンズの固定にはテーピングという想像しづらい絵柄となり、マスク着用が常態化している世の中なんで、怪しまれずに(自分はそう思ってる・・・)途中でコンビニに立ち寄りました。

 とーぜん眼鏡無いと不便な訳で、県道7号の途中で地元の眼鏡屋さんに電話すると当たり前だけど、「現物を持ってきて欲しい」 夕方、直行すると「壊れたフレームは7年前のだからありませ〜ん」
 ただし、ナイロン糸で固定するタイプだったので少し隙間が空くけどこれならいける、ってフレームを紹介してくれたので、速効「これでお願いします!」

 レンズは新品に変えて数ヶ月だったのでそのまま流用。入店してから15分程で修理完了しました(^_^;) 翌日近くのぶどう屋さんに行くと、社長が出てきて「額の傷、山で転けたん?」と速効聞かれました。
 
 ついでに転けた時に、左肩、左頭方面から突っ込んだ瞬間首にも負担が掛かったようで、首が回しにくい状態になり、なったことないけど所謂「むち打ち」かなぁ、と。むしろこちらの方が心配で、帰宅後は首回りに湿布を貼り翌日にはほぼ改善しました。 出血及び眼鏡が壊れた案件だったので前置きが長くなりました。

 転けたのは復路、ブナ広場の手前10分位の場所だったので、残りわずかでしたが慎重に下山しました。

 6月に尾平からたどったコースと同じです。今回は9月の大会のトレーニングと思い尾平からのスタートです。
 今回の方が6月より涼しいと思ってましたが、改めてデータを確認すると6月のほうが3〜4度涼しかったようで、やはり夏場の暑さを乗り越えてきたので、この日の涼しさは体感的には気持ち良かったです。

 山に登るのは3週間ぶり。その間、早朝お盆ランなど長めの距離はこなしてきましたが、登る足は出来てない不安も正直あります。県道に出るまでの区間は特にその印象が強く、前半だし無理しないよう気持ちをセーブ。

 縦走路に出ると風は涼しくじっとしてると寒い位で、空を見上げるとちょうど陽の出の景色の真っ最中です。早く、景色が開けたポイントが無いかと思いつつ、深呼吸できる夜明けの空を見上げるだけで気持ち良い〜

 往路の時間帯は空気が澄みどこを見ても綺麗で、笹原区間では想定どおり靴の中は水没し足の中を冷やしてくれます。笠松山で傾方面を見ると九折周辺にガスが覆い流れ良い景色で、あの辺りに着くまで晴れないよう願うばかり。

 途中、前回の時間と見比べると概ね同程度。まぁまぁじゃん。
 九折越が近づくとガスが森を覆い幻想的な景色である。雨の時のそれとは違い乾いたガスで正面にはガスシェード越しの太陽があり登りだけど足は進む。ガスに覆われた九折越はスルーし足を進めると、再び森の中に後光が差し緑の絨毯をほんのり照らし足を止める。

 対岸の障子尾根も一時はガスが覆い尽くし、あの中を歩いて見たい。傾山山頂には尾平から4時間20程、9時前に到着するも人の気配は無く、短時間だったけどめくるめくガス・ショーを堪能できました。最後は真っ白になりTheEnd.
 下りながら猫耳展望台で振り向くと猫耳はガスの中。 笠松山付近で振り向くと猫耳は再び姿を現してました。

 毎度の事ながら偽ピークに騙されながら本谷山を通過し、会いたかったブナを見上げ「後は下るだけ〜」と思った矢先の転倒でした。この程度のケガだから良かったけど、それ以上のケガは想像したくないけど、そこを含めたセルフレスキューも必要。最後は保険かなぁ・・・

−備忘録−
【気象条件】天気:晴れ 気温:19.6(4:00)〜28.3(14:00) 風:南〜西 1〜3m
        ※観測地点 高森(標高555m)
【データ】 距離:30km 累積標高:2,600m S:4:35 G:13:50 掛かった時間:9時間15分(休憩含) 
【格 好】 ノースリーブ、アームスリーブ、ランパンインナー付(サロモン)、フィンガーレスグローブ
【足 下】 靴(アシックス・新品) 靴下(Xソックス)
【持ち物】 ザック(BD15L)、フラスコ500ml×2、ハイドレーション1.5L、合羽上下、アンダーシャツ、グローブ2種、          
       ヘッデン(2個)、スマホ、バッテリー(5,000mA)、データロガー、救急セット(含:イマーゼンシーシート、胃薬)
【食 料】 アミノバイタル、ジェル、せんべい、黒棒、おにぎり(手製)、あられ








 
 (1)明日は新品に乗り換えます。同じ靴。



   
 (2)最近のレースはほとんどこれ。激戦のお陰であちこち破れ排水性能向上してます(^_^;)



   
 (3)縦走路に出た頃陽の出だった様子




 (4)ブナ広場付近

 


 (5)ブナ広場から少し登って振り返ると祖母山がよく見える




(6)陽の出前後だったら綺麗だったに違いない




(8)撮影スポット。とりあえず往路で。
靴の中は水没する区間です




(9)対岸の障子尾根はガスガスである




(10)




(11)傾山も。笠松山より




(11)でも、空の青は気持ち良い




(12)九折越手前の森




(13)九折越もうっすらガス




(14)




(15)森の中




(16)日足がみどりの絨毯を照らす




(17)第一猫耳展望台




(18)第2猫耳展望台。もうちょっと




(19)雲は秋の雲かも




(19)良き景色である




(20)




(21)綺麗な朝である




(23)静かな山頂で遠くから人の声がする




(24)再びガスが沸き始める




(25)増えた




(26)覆い始めた




(27)真っ白状態である




(28)振り返ると猫耳はガスの中




(29)障子尾根方面のガスは消失




(30)九折越通過




(31)日差しは強いけどそれほど暑くない。




(32)大崩山、桑原山方面




(33)毎回足を止めるブナ。この直後に転倒(-_-)




(34)縦走路とお別れ。何事も無かったように普通に下る(^_^;)




(35)




(36)県道から今日のルートの一部




(37)




(38)