新たにテントを購入した理由はなんだったか忘れてしまったけど、どこかテント泊山行をしたいと思ったのは間違いないはずなんだけど・・・忘れた。 総じて修行の2日間でした。 ここ2週間、孫の運動会や孫らが帰ってきたり天気も相まって山には行かないまま。でも走ってみよう、と20kmほど走ったあとに近く店のおいしい唐揚げを受け取りに行った帰りにパクパク頬張り、その後牛乳飲んだのが悪かったのか気分悪 (-_-;) そんな2週間が過ぎた今週の天気予報は超良さそう。そうだテント泊行こう! YAMAPは8割方くじゅうの紅葉レポ。最初は大船山の紅葉も、とは想ったけど皆さんのレポで最高潮の紅葉で満足したし、10月はまだ傾山に登ってなかったのでやっぱ人口密度の低いこちらの山域をチョイス。 テント担いでどこ行こう・・・そういえば祖母傾山を2日で周回したレポ見たし、以前からソロ・テント泊をしたいと思っていたので、そんじゃこれ1つ、みたいなノリで登ってみることに。 通常小屋を繋いで2泊3日がノーマル・・・いつも早朝出発で傾山には8時前後の着くのがテッパンなので、イケルところまで行ってテント泊するアバウトな計画。 新調したテントは1~2人用にサイズダウンしたので少し軽くなり室内棟上げ式はしたけど、実際山で建てて使ってみるとテント内が狭く、煮炊きがしづらく軽量化はそれなりに不便を感じることになりました。 岩谷時子。この名前を聞いて弾厚作がパッと出たら、その時代の方です。自分たちの世代よりもう少し上の方ならご存知かと。 「二人を夕闇を包むこの窓辺に~♪」を作詞したのが岩谷時子さん、弾厚作は加山雄三です。 ラジヲ深夜便特集は岩谷時子さん作詞の曲特集。全般的に自分らより少し上の方向けの印象でしたが懐かしい曲調(*^_^*) 登山口に着くとすでに数台駐車中。昨日からの車もありそう。下山後に16時頃駐車場に到着した時に路肩駐車もあったので、昨日今日で満杯だったことは想像に難くありません。 いつもより少し遅く5時15分スタート。荷物を極力スリム化したつもりですが、やっぱりテント泊装備は重い。スリム化のため当然アルコールは却下・・・ホントです。傾山までいつもより1時間余分を想定して登ると、概ねそんな時間。 山頂ではおにぎりとタンパク質補給にささみの燻製(^^) 九折方面に下り始めると結構なお客様。10名以上はすれ違ったような記憶。少しおはなしした紳士な方によると本谷山で縦走・テン泊してる方がいたそう。ちなみにこの方は尾平から縦走の様子。 九折れ小屋を過ぎるとパタリと人は居なくなりまさにマイウエイ(^^) 天気は良いし、笠松山やその周辺からの傾山方面の景色は遮る物はなく、進む方向では笹原からは祖母山がどーん! この時点で、まだあそこまで行こうか、なんて野望もあった(^^;) 紅葉は派手さは無く傾山山頂周辺やセンゲン尾根は直前の風雨でほぼ終わった印象。でもスポット的にカエデのオレンジ~紅の紅葉が綺麗だったり、三つ坊主から覗き込むとパッチワークのような紅黄葉が綺麗でした。標高でざっくりいうと1,200m以下。 この時期、15時を過ぎると陽の当たり具合から夕暮れのよう。しかも、森を押して吹く北西の冷たい風が拍車をかけ、歩いていても寒い・・・特に、古祖母への登りは疲れも増し、ちょっと歩いては止まりまた歩くの繰り返し。今日は古祖母山頂に泊まろ。 以前から古祖母山頂はテント泊しやすそうと狙ってた。今日は特に風も強いしテン場にはちょうど良さそうと思ったら、以外と風が通る(^^;) 想定外。 ふき飛ばされることは無かったけど穏やかな環境では無かった。 お初のテント、慣れてないのかなんだか使い勝手が分からない・・・(^^;)それに、冒頭にも書いたように狭くてテント内での火の気は使えそうになく急に寒い環境に慣れてないのでテント前室でなんとかお湯を沸かし本日の晩ご飯♪ といってもα米の調理ご飯とFDの味噌汁。今回、味噌汁は1個だけだったけどなんだか疲れた体に染み渡り、次回は個数増やそ。ちなみに水は下界から3L持参。 寝袋は夏用で何とかなる、と思ったのが運の尽き。寒い・・・(T_T) 上半身はダウン着たので大丈夫だったけど足の先がジンジンして眠れない(-_-;) どうしようもなく替えの靴下を上から履きなんとか事なきを得て少しは眠ることができました。それと寒さ対策に効果があったのはマスク。今の時代ならではの必需品で顔の防寒ができました。 翌朝、3時頃起床し出立の準備。パッキングも終了しカメラ止めのハーネスを探すと無い!周辺を探すも無い! その時、正直自分でもまさかの展開が・・・ なんと、あることか山頂の隅っこで車のキーを発見! 普通にその辺りに転がってました(-_-;) もしハーネスが当たり前にあってそのまま出発してたら、と想像しただけでも恐ろし(-_-;) ハーネスは結局テントの中から出てきました。なんか畳む時に違和感があったけど4隅の留め具と思ってた。結局、パッキンを全てひっくり返して20分近くロス。 足動くんかな~ 取りあえずしばらくは下りなので大丈夫。足元は霜柱の音が心地良い。登りになると辛い。障子岳をスルーする頃次第には東の地平線がオレンジ色に染まり始め久々のピーカンの夜明け。所々で黎明オレンジを撮影。よき(^^) 黒金尾根分岐を過ぎ久々の7時半頃祖母山へ。こんな天気なんでもう少し人がいるかな~と思いきや、なんとボッチ。ちょうど端境時間だったようで静かな山頂の一時を過ごすことができました。 残すは障子尾根。この先のアップダウンと落ち葉で埋もれた道探しのルートはそれなりに気合いが必要。しかも、記憶力がますます低下しつつあるおつむには、ほとんど記憶が怪しいうえに宮原から八丁越えの区間は目印が乏しいか、あっても目立たないので何度も立ち止まりながらの歩行、疲れた体を休めるには良いけど。 ログは別のロガーで確保してるけど位置確認はYAMAP。区間の時間も参考にするけど時折その時間は厳しいんでないかい? と思うことがチラホラ。八丁越から大障子岩まで20分! 以前、あそこの看板に45分とありその時はそんなに掛からんけど有りか~、と思ってたけど・・・ 軽装で頑張れば行けるかもの20分。頑張ったけど30分かかりました。その先、黒岩山下のポイントから登山口までも厳しめの設定。どんな山行を根拠に時間を出してるのか気になるな~ 薄い踏み後を辿りながら歩く道とは裏腹にあちこちで綺麗な紅葉が目立ったルートでもありました。気のせいかもしれませんが葉っぱの痛み具合が少なく余計に透明感を感じさせるみかん色(^^) 前障子まで何回となく、どこでエスケープしようか、の思考との闘いの連続はまさに修行。きっとこんなになることは分かってたけど気合いが足りんのかな~と思いつつ、ここで下るときっとまた同じ目に遭わなければいけないと思うとやっぱ歩こ。の繰り返し。 上畑に降りて見ると、家に書き残した行程表の時間通り15時には上畑の登山口に到着、そこからちょうど1時間で駐車場に到着したと同時に路肩の芝生の上に倒れ込みしばらく天を仰いでました。 上畑からの帰り道。車道の途中で傾山が良く見えました。2006年10月、14年前、長崎隊のみなさんと2泊3日でこのルートを共に歩き、最後に同じ様に傾山を見上げながら歩いたことを思い出しました(^^) 月曜日、出勤してこなかったら遭難した時~ なんて言い残した週末。遭難はしないけどやはり2泊3日が楽しく歩ける行程かな~ なんて感じたのと、最近、重い荷物は担いでなかったので鍛え方が不足してたかな~ などと考えたりの2日間でした。 |
(1)明るい時間帯の三尾 (2)紅葉もちらほら (3)坊主のパッチワーク(^^) (4)山水画の世界 (5)昨日までの雨のせい・・・ (6)透明感さえ感じる紅葉 (7)見上げて見る (8)スポットで紅葉 (9)岩場手前の谷。よき(^^) (10)山頂のリンドウ。傾山には9時半頃到着。 (11) (12)岸壁のパッチワーク (13) (14) (15)後傾より (16)縦走路の尾根の紅葉は終わったよう (17)祖母山頂はまだ雲のなか。霧氷だったらしい(^^) (18)男前の猫耳 (19)何度となく振り返る(^^) (20)縦走路 (21) (22)九折越。11時10分頃通過。 (23)見上げて深呼吸 (24)こんな森も (25)笠松山付近から (26)笠松山では昼食タイム。どら焼き、せんべい、チーかま(^^) (27)同じく笠松山より。 (28) (29)立ってる葉っぱが多い。なしか? (30)お~ (*゜Д゜) (31)型抜きしたよう(^^) (32)笹原。古祖母までかな~ (33)存在感の塊。 (34)ぶな広場 (35)そうだったんだ~ 昨日までの雨で水は豊富でした。 (36)柵ができシカの被害が減ったせいか草が増えた印象 (37)尾平越付近から大障子。近いけど遠い・・・ (38)古祖母手前の絶叫岩より (39) (40)くじゅう連山もくっきり (41)古祖母山頂より。16時40分頃到着。 (42)やける傾山 (43) (44)おやすみなさい。 【2日目】 (45)オレンジが広がる。 (46)本日のメインディッシュ (47) (48)傾山 (49)黒金尾根出合い付近の展望台より (50)来た山、行く山(^^;) (51) (52)ハシゴ場手前より。ここのハシゴ場は整備され、ずいぶん登り易くなってました。 (53)祖母山 7時半頃。 (54)行くぜい・・・ (55) (56)定番ショット (57) (58)宮原を通過。 (59)池之原の池 (60)あそこから歩いてきた。 (61)アーチ部分しか目が行かないけど、よく見ると木がのたうち回ってる(^^;) (62)鹿の背にはしっかりしたロープが張られてました (63)その鹿の背より (64)そして神掛岩 (65)もうすぐ大障子岩 (66)山頂より (67) (68) (69)一気に前障子。ここまで遠かった・・・ (70)前障子岩から (71) (72)本日歩いたルートがほぼ見える最後の場所 (73)もうちょい。頑張れ~ (74)車道から見上げた傾山の景。あの時が懐かしい(^^) (75)食べかす (76) (77) (78) (79) (80) (81) |