倉木山~大障子岩(2017.6.4)

 雨や気象災害などの影響で2週間山に行けず、特に、先週の西日本豪雨は僅かの差で大分県には大きな被害は無く、胸をなで下ろす一方で、広島、岡山を中心に200名以上の方が亡くなる大きな被害となり、心よりご冥福申し上げます。と書くこと自体が憚られるほどの被害に、ただただ驚くばかりです。

 一気に梅雨があけ、2週間の空白。暦も確認しないまま、休みと決めこんだ金曜日は4連休! 遠征はどーよ、と考えなくは無かったけど、準備する時間と決心がつかず、その前にやっておきたかったこともあり、祖母山テン泊ツアーと相成りました。

 2週間のブランク、1泊2日、自身の備忘録として書き留めるつもりなので、いつも以上に支離滅裂な長文駄文となりそうなことを予感し、ご容赦願います。

 2週間登れない間も時間を見つけ、走ったりしてましたが、先週、たまたま走った時間帯に太陽が覗いたせいで、熱中症状態となり、気温が低い訳でもないのに寒気が走り、なんと38℃近い発熱(-_-;)  直感的に熱中症じゃ、とサプリと水分を補給し、夜中には熱も下がり、事なきを得ました。

 今回のルート設定するのも色々悩んだけど、重い荷物で少し長時間歩くことも久しくしてない(ことはないけど・・・)なぁ、とテント担いで、今回のコース取りとしました。家でパッキングした時点で、この重さならなんとかなりそう、と思ったのが判断ミスだったかも。

 なんとかなりそう、の頭のまま立ち寄ったコンビニで普通だったら1本しか買わないビールを2本。その他にもビールのアテにソーセージなど。どーせ、食べれば軽くなるし~ のノリです。
 残念だったのは、祝い事も兼ねてたので、「やっぱエビスやろ」 と探すけど置いてねーし(-_-;) この、リベンジは帰宅後自宅で。

 尾平の大曲に車を停め、大障子岩登山口まで下り道を歩き始めた時は、ちょっと重い!?
 そして登山口から登り始めると、重て~!正直、途中の愛しの滝に着く前に下ろうか、と思うほど。それに拍車を駆けたのは暑さ。
 半パン、ノースリーブだけど。 稜線に出るまで無風状態で、涼しいのは谷沿いぐらいで、この涼しさは貴重でした。

 大障子岩に日頃より、小一時間余分に掛かったけどそれ以上に、体力が既にガス欠状態。景色はガスってだけど・・・
 涼しければそうでも無かったけど稜線も風が通るのは部分的で、とにかく風が吹く場所で小刻みに休憩、水分補給しながら祖母山に向けて足を進めました。

 人間の感覚なんていい加減で、疲れてもっと遠く感じるだろ~なぁ、と思ってたせいで、逆に、「お~、ここまで来たか」的な感覚もあり、それはそれで楽ちんに感じました。なんとか、9合目小屋にたどり着き水場で水を調達後夕暮れまで時間もあるので、2時間近く小屋でお休みモード。

 小屋のヌシは不在。回りを見渡すとナント、まだオオヤマレンゲが咲いてる! ほとんど終わってるけど、蕾も残ってる。
 思い起こすに、今年お初の生オオヤマレンゲだったかも~

 16時過ぎ、久々のテントの棟上げ。少し早いか、と思いながら夕食タイムです。といっても味付けしたα米にフリーズドライの卵スープをのっけて、ごはんとおかゆの中間までお湯を入れ卵おじやの出来上がり~

 そして、トッピングで持参したレトルトの丼シリーズ。温めて、封を切ると親子丼!? 本人の思い込みも甚だしく、買う時にいつもの中華丼にするか散々迷ったあげくに親子丼にしたじゃん!! 自分でツッコミ入れながら、卵おじやの上から追加。
 やっぱ、中華丼評論家としては中華丼にすれば良かった(^_^;) 

 山頂はガスったり晴れたり微妙な空模様だったけど、日の入りに近くなるとやっぱり来て良かった景色。山頂貸し切りで祖母山の夕暮れを楽しみました。そして、2本目のビールと焼いたソーセージで豪華(か?)夜食でした。

 夜中、鹿がうるさくて目が醒め外に出ると、お~~満点の☆☆☆ 月無いし、こんなんにハッキリ「川」に見える銀河を見るのっていつ以来だろう、と思うくらい。しかも、静かな祖母山で独り占めできるとは・・・

 なんて感動しながら再び、床に戻りふと目が醒めると、なんだかテントを叩く音・・・マジか・・・確かに雨男だけど。
 スマホで確認すると、確かに薄い雨雲が掛かっている(-_-;) ふて腐れて、寝てやる! と目が醒めたのが5時前。あまり期待しないでテントの外を眺めると、透明感さえ感じさせる綺麗な夜明け前のグラデーション!!  そして事件が・・・

 慌てて、外に出ようとした際、上手く説明できないけど、テントの妙な箇所に力が掛かり、次の瞬間、「バキっ!!」 (-_-;)
 そーなんです。「てっぺん付近でポールが折れちゃった~」なんですが、それより、朝焼け楽しまんと!

 実は、ポールは以前も折ったことがあり、その際に余分にパーツを注文し自力施工したので、気持ち的には全然余裕(^^)
 応急補修パーツは持参してるし、気になるのはテントからポールが抜けるか? でしたが、無事回収できました。

 てなことで、壊れたテントそっちのけで撮影タイムを過ごし、朝食はフルーツ缶とパンを頬張り完了。暑くて、お湯を沸かす気になれないほど、山頂も暖かく、下界はどーなっちょんやろ? と、下山を想像すると心配になってきました。

 ココロの呟き。「昨日の疲れと、この暑さと荷物の重さで古祖母まで行く?黒金尾根に降りん?」、「たいした標高差ないけん行けるやろ」、「そりゃ、そーやけど熱中症になるかも」、「歩きながら考えよ!」 みたいな感じで歩き始めました。結局、古祖母まで歩いたけど、ほぼ訓練のココロ持ちでした。

 昨日から気になっていたこと。ミヤマキリシマ公園やその周辺に茶色のエリアが増えていること。これも確かめたい気持もありました。結果、スズタケが広範囲に枯れているためです。鹿の被害なのか、気候変動のせいなのか、あるいは生態系やスズタケ自身のライフサイクルのせいなのか。スズタケだけでなく植生全般に荒れつつあるエリアのように感じてます。

 暑い時に歩いて食べ物について感じたこと。
 水分補給と同時に塩熱サプリと干梅でミネラル、塩分を適度に補給。最近は走る時も同様で、この補給のおかげで以前より熱中症や激しい運動後の筋肉痛は減った印象。水分は必携ですが、ポカリとかなんとか言う前に、普通に甘みを感じる飲物が恋しい気分。

 食べ物も甘い物が良かったけど、和菓子系の方が食べる気分になれた。饅頭や黒棒は食べたけど、チョコボールは食べる気になれず、ただ今、レポを作成しながら「大玉チョコボール」食べてます。
 「クーラー入れた部屋で食ってるやろ!」って。 いえいえ、扇風機回しながら外からの風のみです(^^;) ちなみに室温32℃
 言うまでも無く、冷たい氷とか果物とか缶詰とかは超贅沢品です。

 帰宅後、もうちょっと痛んでるかなぁ、と想像しつつ若干筋肉痛は残るも予想外にも元気で、気温さえ低ければ走ろう、と思える位ですが、この猛暑なのでご用心です。

 話は飛んで、大相撲夏場所。気が付くと鶴竜まで休場、昨日は注目&応援していた栃の心まで休場だなんて、トホホの展開です。
 こうなると、優勝の行方はどーでも良くなり個人技に注目する訳で、やっぱ遠藤の巧さは注目に値します。

 いや~、最後まで読んで頂きありがとうございました。我ながら長文駄文でした(^^;)

  







 (1)出発前の尾平より)




(2)一気に八丁越。新しい看板が設置されてました。




 (3)大障子岩。回りはガス~




 (4)時折ガス晴れると暑い(^^;)




(5)大障子岩。




(6)振り返って鹿ノ瀬




(7)なんとか宮原。もうちょいじゃ・・・

 


 (8)小屋見えた。




 (9)




(10)メンノツラ入口。




(11)小屋近くでは、まだ見頃のオオヤマレンゲが。




(12)なんと蕾も。




(13)水場看板




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(15)エビスが無かったので替わりのビール!




(16)縦走路方面




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 (18)ガスが晴れた縦走路。




 (19)祖母山




(20)天狗岩。




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(22)西の空




(23)




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(26)天の川




(27)翌朝の雲海




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(29)くじゅう連山




(30)ねこ耳




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(32)




(33)




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(36)枯れたスズタケが目立つ




(37)ミヤマキリシマ公園のアップ




(38)振り返って、この辺りも目立つなぁ




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(40)ミヤマキリシマ公園から障子岳方面。枯れてる・・・




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(42)白骨樹地帯




(43)障子岳から




(44)ポコポコの雲




(45)アフロ・デ・祖母山




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(47)尾平越到着。




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