祖母山(2014.12.14)

 数日前、なおさんから「よーきくんが13日に由布岳に登るけど・・・ご予定は?」 そーなんです。NHK「グレートトラバース」、今年は200名山にチャレンジ中で、13日に由布岳に登るらしい。

 野次馬になろうか、とも思いました。でも、我が家にはBSが無く、実は山関係の番組は総合で圧縮した番組しか見ないので、時折、今回のような状況に気持ちがついて行けない事があります。

 それに、ここ数週間、腰の状況が今ひとつに関わらずマラソンに参加するもんだから、思うような山行ができていません。そっちの方が気になって、なおさんには速攻、「祖母山に登りまーす」と回答。

 そして祖母山。朝駆けは最短神原コースではなく、尾平から宮原経由で祖母山を目指しました。気合い入れのためスタート時間をしっかりメモしてから駐車場スタートです。う〜ん、空は満点の星。

 冬仕様になりつつある荷物はちょっと重いけど、予想してたより寒くないし薄着で正解だったな〜、と悦に入り快調に飛ばしていると、1時間過ぎた頃から息が上がりグタグタ状態になり、宮原分岐から1時間は移動中に食べたコンビニドーナッツが気持ち悪くて・・・やっぱ油モンは良くないな〜 さらに足も上がらず。

 完全にペース配分を間違えたマラソン(-_-;)、前半の貯金で、なんとか想定時間内に暗闇の山頂に到着です。
 上空には星が見える一方、山頂の両脇からガスが吹き上げ、水平線から角度30度は常にガスがかすめ、星空の写真はほとんど無し。

 それでも夜が明け始めた馬蹄の内側では、いつまで見ていても飽きることが無いガスが織りなすショーが繰り広げられていきます。これが、朝日に照らされてオレンジに輝く様子を妄想し期待が膨らむばかりですが、そこは世の常。良いことばかりでは無く、右側から来たガス軍団がご来光の出現を拒みました。

 振り返ると、今日はよ−きくんが登る由布岳、くじゅう連山はガスも無く朝日に輝き、背景の空もオレンジとピンクを逢わせた彩りの裏焼けです。山頂では、朝駆けの方、縦走予定で小屋泊の方と3名でご来光待機。朝駆けの方は前回朝駆けしたときも遭遇された方でした。

 縦走の方は、熊本からで山を始めて3ヶ月、上畑から祖母山までのルートにお疲れモード、「今日も10時間は掛かるので、もう出ないと小屋に着く頃には暗くなりますよ」、「そうですか〜、どーしようかな〜」とちと弱気な発言。

 その後、天狗岩で再開。内心「ここに立ち寄っている場合じゃないと思うけど〜」と思ってると、「今日は尾平越までにします」
 やっぱ、単独だと気合いがいるな〜、まだ単独でお泊まり縦走したことがない弱気な自分でした。

 下山後、竹田辺りから13時過ぎに由布岳でよーき君を来待している、なおさんに「来た〜?」とメールすると、14時過ぎに「まだ〜」。多分、午後とは踏んでいましたが、後で聞くと湯布院の金鱗湖でしばらく観光していたようです。
 
 前日の英彦山ではガス。どうやら仕事の都合で行けなかった方が腹いせに遠隔操作したらしい(^_^;) 今日は、晴れ女のなおさんが駆けつけたので大丈夫と思いましたが、長時間待ちくたびれて晴れ体力が切れた模様。

 天気予報とはいえ合野越から上はきっちりガス。それに、加え雨男が由布岳に接近したので、小雨がぽつぽつ、トドメを刺してしまいました。下山してきた方の情報から、山頂に着いたのは15時頃?かと。

 なおさんは下山途中、登るよーき君に遭遇。「カッコ良かった〜」と繰り返しておりました。やっぱり事を成す人というのは魅力的なんですね。

  







 (1)ガスでにじむジュピター






(2)明るくなるとこんな感じです。






 (3)ガス〜♪






 (4)大障子岩






(5)東の空もいい感じ〜、だったのはここまで。






(6)雲の橋がちょっと赤く染まり始め。






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 (8)日の出は右の雲に遮られてしまいました。






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(10)朝日に照らされる由布岳方面。






(11)くじゅう連山もクッキリ。






(12)太陽の光を浴びる前縦走路はうっすら樹氷です。






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(14)ようやく祖母山頂にも朝日が届きました。






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(16)縦走路






 (17)静かな阿蘇山






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 (19)天狗岩より






 (20)同上






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(24)おまけ。15時頃の由布岳。がっつりガスに覆われ小雨もポツポツ。






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