祖母山(2014.12.14)

 未消化に終わったGWを取り戻すべく、祖母山にテント泊するつもりで、すっかり準備もでき今ひとつの天気予報も夕方には回復しそうなので、夕方までに祖母山頂に到着し、夕焼けを堪能し、翌朝は早朝から星空を楽しむぜ〜 と妄想は膨らむばかり。

 でしたが、急な所用。
 妄想に取り憑かれ諦めの悪い自分は、夕方、用事を終えると同時に、車に飛び乗り尾平登山口に馳せました。20時頃登山口に着くと、駐車場ではテントを張り盛り上がっている方々もいます。それを横目に車中泊。やはり、ご来光は見たいので1時には出立の予定、ということは0時には起床、0時半過ぎに出立。

 前回同様、宮原ルートを経由です。ペース配分が悪いのか、宮原分岐ですでにバテバテ。座り込んで、しばらく茫然自失状態で木々の影を落とす月光に照らされる足元を見つめていました。ここからは、少しペースを落とし、昨日の雨で滑りやすくなった登山道を登っていきます。
 テン場には1張りのテント。家主は後ほど、夜明け前に山頂に来られ、一緒にご来光を頂きました。

 3時半に山頂に到着。山々と東西にたなびくガスが月光に照らされ、期待出来そうな空模様です。ただ、星空を撮影するには、少々月光が眩しい・・・その後は、次第に夜の戸張が開け、馬蹄形を埋め尽くすガスは本谷から障子尾根方面に流れ、結局、3時間ほど祖母していました。

 ガスも消えたので、どこまで行こうか思案しながら、ぼちぼち残ったアケボノツツジを見物しながら、縦走路へ。アケボノツツジは1,600m以下ではほとんど終了、その上も昨日の雨などで散り、日当たり、風当たりなどが良かった場所で、残っている程度で、それも近くで見ると、もう一雨でほとんど終わりそうです。

 九合目小屋の小屋番さんが言っていたように、花芽も少ないようで、ボリューム感にも欠けます。
 結局、先日、アケボノハンターさんから、古祖母は終わってますよ〜 とメールを頂いたので、障子岳までとし、折り返して天狗に立ち寄って、下りでは長く使用していなかった黒金尾根を利用しました。

 印象に残った方々。

 障子岳では都城から来られたご夫婦と少し話をした後、結局、天狗岩まで一緒でした。天狗は、厳しいかな〜、と思いきや、あちこち登られている健脚のようで、天狗のさきっぽまでヒョイヒョイと来ました。ここで、祖母山周辺の山や大分の国東の山の話など・・・最後に記念写真を撮ってあげ、先に、下った自分が黒金尾根に下っていく際は、上から見送ってくれました。

 黒金尾根で1,200m付近を過ぎたところ、10時30頃、1名で登ってくる女性がいました。彼女曰く、標高差はあと500mほどなんで大したこと無いでしょ、みたいな・・・いえいえ、今から大変なんですから、と伝えましたが、今ひとつ信じてもらえていない反応でした。

 宮原ルートへ向かう吊り橋付近で、2名の女性がチョー軽装で、新手のトレラン族か? でも、ザックも持っていません・・・?
 聞くと、明日登るので偵察に来たそうです。初めてなので登山口やルートの確認に来たとのこと。失礼しました。丁重にルート状況や所要時間を説明し、納得していただきました。

 と、天気に恵まれた今日の尾平は20台近くの車が停まっていました。

  







 (1)真夜中の登山道に散る花びら。





(2)山頂にて。北斗七星が良く見えます。






 (3)次第に東の空がうっすら明るくなりつつ






 (4)次第にガスの面積が広くなりました。






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(6)しばらくはガスを楽しみました。






(7)縦走路方面。



 


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(11)ご来光!






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(13)障子尾根方面。






(14)大障子岩の拡大






(15)くじゅう連山。






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 (17)黒金尾根からの道が縦走路に到着した場所。






 (18)バイケイソウ






 (19)障子岳山頂。足元から古祖母山方面にもう少しアケボノツツジが頑張っています






 (20)障子岩山頂付近、古祖母山寄り。





(21)天狗岩より。






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(23)天狗岩より






(24)天狗岩周辺にて






(25)縦走路と黒金尾根の分岐点






(26途中の様子






(27)鳥さん。タオルの生地をついばんでいます。巣の材料? 多分。







(28)新緑眩しい登山道






(29)尾平登山口より





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