祖母山(2014.3.11)

 11日、火曜日に平日山行した後、木曜から金曜日にかけ寒波襲来、といっっても大雪が降るほどでは無かったようですが、山はそれなりに雪景色のはず。それならば、前回登って、感動した祖母山山頂周辺の圧雪された樹林帯をもう一度歩きたいと思い、今回は何も考えずに登ることができる(はず)、神原から登ることにしました。

 登山口の駐車場まで雪も無く、のんびりと準備して、空にはまだ星が見える5時半頃に出発です。ヘッドランプの光には雪の粉がチラチラと反射し、今日の天気は晴れるはずだけど・・・どーなんだか、と少し心配しながら歩き始めました。車道から登山道に入ると昨日から降った雪がうっすらと積もり、微妙に靴がスリップします。積雪は数p程度で下山時にはかなり溶けていました。

 1時間ほど登ったところでアイゼンを付け、新雪の下の圧雪は国観峠の手前辺りからで、アイゼンが効くといつもの登山道より歩きやすくもあります。途中で空が白み始めると、山頂方面は暗雲に巻かれその隙間から朝焼けのオレンジが漏れています。時折振り向きながらくじゅう方面を確認するも、同様にガスに覆われてはっきり確認出来ません。
 国観峠に着いて一息ついている間に、次第に山頂のガスが取れ始め、振り返ると白い樹氷が朝日に映え始めました。

 ここから先、ますます歩きやすくなり後はガシガシ登るばかりで、山頂に着く前から樹氷越しに青空が広がり始め、見上げると山頂手前からは立派な樹氷が迎えてくれます。樹氷のトンネルを抜け山頂に到着すると、新雪に覆われ山頂越しに傾山や大崩山系、振り向くと白くなったくじゅう山系も良く見えます。
 山頂でのんびりしていると、下の方から声が聞こえ、その内に大学生らしい6〜7名が登ってきました。最初はかなり軽装で登ってきたな〜と思いましたが、足跡から昨日は小屋に泊まったようです。この学生たちの会話を聞いていると、「この前の〇〇山の方が寒かったぞ〜」とか言いながら、一斉に上半身裸になって記念写真を撮っていました。若いっていいなぁ〜、と思いながら自分も記念に裸になって一緒に写れば良かった・・・(^^;)

 1時間ほど山頂で景色を楽しんでから、ここからが本日の楽しみです。雪原状態の斜面に樹氷と青空と前回とは随分異なった景色です。あちこちで上を見上げたり、樹氷が張り付いた木の周りを一周したり、脇道にそれたりして写真を撮ったため、登る時より下る時間の方が長く掛かりました。

 駐車場に着く頃の陽射しは、早春のそれで降り積もった雪も暖かく感じ、川の流れも音も水緩む、印象で春を感じながら本日の山行を終了しました。



 






 (1)夜明け前
 






 (2)山頂方面にはガスが取り巻いています。
 






(3)次第に朝日が差し始めました。






(4)毎度の9合目。






 (5)祖母山頂よりくじゅう方面。





 

 (6)九重の頭も白くなっています。






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 (8)縦走路方面も前回と異なり樹氷で真っ白です。



 


(9)山頂にて。






 (10)大障子岩方面もかなり白くなっています。





 

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(12)大障子岩のUP






(13)ここからは樹氷三昧です。






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(16)九合目小屋付近。






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(19)足跡がない新雪を気持ち良く踏めました。






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(21)帰りの国観峠で祖母山方面を振り返って。






(22)早春の陽射し






(23)渓流の流れも春の気配。






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