雪もクラスト化し楽ちんでした〜

 本来なら掲示板掲載相当の行動内容ですが、めったにあり得ない景色だったのでレポに残すことにしました。

 天気と休日の行事などでなかなか思い描いたように山に登れない週末が続いています。ようやく、今日は登るぞ〜、と思って出かけたのが祖母山。事前に確認した「祖母傾最新情報」では尾平登山口も積雪量20cm(推定)で「×」印が付いています。でも、現場に行ってみないとわからんこともある、と思い、意を決して出かけることにしました。
 先日、由布岳に登った時にやっぱ氷が多い状態ではピッケルを持参した方が安全やな〜、と感じお手頃サイズがあったので購入し、これでハシゴ場付近の通過も少しは楽になるはず、と準備をしていざ〜

 今回の大雪で竹田周辺地域ではかなりの積雪で、大分でも雪の重さで農業用ハウスが倒壊するなど、かなりの被害が出ています。また、竹田の山間地出身者の親によると「生まれてこの方80年、こんな雪は初めてじゃ」とのことで、期待より不安を覚えながら登山口に向かいました。。

 原尻の道の駅を過ぎ、山道に入りかけると道の両側が雪景色となり、道の脇には除雪された雪が積まれています。尾平に進に連れ次第にこの高さが高くなっていくわけで、上畑あたりからその深さが一段と増します。路面も、一部凍結し、雪が溶けて凍結した箇所はスタッドレスもほとんど効かず、いい感じでドリフトします(^_^;) それでも、尾平登山口までは除雪をしていたので、普通車でも大丈夫でした。

 途中、尾平へ向かう途中、考えたこと。
 黒金尾根は大変そうだし、尾平越えは通行止めになってたので、下から歩いて尾平越え経由で古祖母山もありか・・・でも、黒金尾根から古祖母に回る? いやいや、せっかくピッケル仕入れたことだしやっぱ祖母山! なんて想像ばかりが膨らむ訳ですが、今日の結論からしてまさに知らぬが仏でありまして。
 除雪した雪でいつもの駐車場は大丈夫? と思いながら車を進めると2、3台は停めるスペースがありました。ちなみに下の有料駐車場は入口までラッセルしていますが、駐車場は雪で侵入不可能な状況でした。

 さて、着替えて靴を履きアイゼンを・・・「無い!!、忘れた〜(-_-;)」
 これまで、何度も祖母山に通いましたが、登山口からアイゼンを履こうかと思ったのは、今回が初めてです。なのに、こんな時に限って・・・来週はフルマラソン、なんとなく膝も気になるところ・・・、とりあえず下のトイレに行くにもいきなり30〜40cmの雪で、しかも表面は微妙なクラスト化で足を載せた時は大丈夫でも、全体重がかかると「ずぼっ!」とはまる、非常に歩きにくい状態です。トイレの前にも足跡も無く、どうやら除雪が済んだのはつい最近のようです。となれば相当の苦戦が強いられることは必至で、さっさと白旗あげて登山中止の決定です。

 ならば、尾平越の様子を見に行こう、と車を動かすと100mほど行った所で、除雪が終了していて、そこから先はキャタピラの付いた車でもなければ走行不能な状態でした。そうこうしていると、1台車が上がってきて今から登るんだけど、と来られた方としばしお話を。あまり、祖母山系に来られないようで、「テープ巻いていますか?」、「黒金と宮原とどうですか?」と聞かれたので多分だれも歩いていないし、山頂は無理だと思います、と言うついでに、「3時間か4時間、とりあえず頑張ってみて時間が来たら引き返した方が良いです」と伝え、自分はしっぽを巻いて帰りました。

 以上の駄文長文を要するに
  @尾平登山口まで普通車で通行可能です。ただし、早朝は路面が凍結するので要注意です。
  A尾平登山口の有料駐車場は積雪で駐車不可能で、先のカーブの所は数台駐車可能でした。
  B県道7号は尾平登山口から先、暖かくなり雪が解けるか、除雪が進まないと当分通行不可能です。
  C当日時点で尾平登山口から登ったような足跡はありませんでした。

 あくまで、上記日付時点での状況であることをご了承願います。



 






 (1)尾平大曲の駐車スペースにて。除雪された雪の高さは自分の背丈ほどあります。
 






 (2)除雪車。後輪にはごついチェーンを巻いていました。
 






(3)県道7号、尾平越方面はこのとおりです。大曲から200m位で行き止まりでした。







(4)バンガロー周辺。






 (5)雪の壁を車と比較してみました。





 

 (6)溶けた水が凍って、時折、車が滑ってました。。






(7)道路の両側も雪が残っています。






 (8)駐車場より。



 


(9)帰り道にて