お隣の福岡では桜の開花宣言が発表されこのまま春になるのかなぁ、と感じる昨今、やまなみ道路にはチェーン規制、由布岳を見ると白いものが見えます。由布岳に登ろうか、それともくじゅう、でも祖母山に登ってないなぁ、と気付き、そー言えば一昨年の2月にテント泊したときに見た樹氷を思い出し祖母山へ向かいました。 6時頃尾平登山口に着いたとき車は無し。薄暗い中準備を整え、歩き始めると雪化粧した祖母山の姿が見えしばし、その偉容に見とれておりました。もう少し待てば朝日に染まる姿をカメラに納めることが出来たのですが、さっさと歩き始めたので木々の合間から朝日に染まる山頂を眺めておりました。 1,000mを越えるあたりから雪が、1,400mを越える辺りから数pほど積雪があり下る時点でも溶けていませんでした。登山道の笹やスズタケに積もった雪のおかげで縦走路に着いた頃にはズボンもシャツともにかなり濡れてしまったので、晴れなのに縦走路でカッパ着用です。縦走路に出るまではそれほど樹氷はありませんでしたが、縦走路に出たとたんに樹氷のトンネルで、祖母山頂方面を見上げると樹氷がびっしりです。 さて、喜んでばかり居られないことが・・・登山口に向かいながら、はたと気が付いたこと。アイゼンを忘れてきたのです。ひょっとしたら、山頂は状況によっては諦めざるをえないかなぁ、と考えていましたが、山頂直前の岩場は氷が張っていましたが、以外ともろく靴で壊しながらなんとか登ることが出来ました。また、はしご場付近も圧雪やアイスバーンが無くなんとか山頂を踏むことが出来ました。 山頂は先客が一人、北谷から登ってこられたとのこと。 眺望はこれまで登った中で最上級の部類で、特に透明度が高く遠くが良く見えておりました。下りも、縦走路の樹氷を見上げながら歩きましたが気温が高くなったせいで樹氷がバラバラと落ちてきます。トトロが傘に落ちる雨粒の音を楽しむために地面を揺らしたのと同じように、おもしろ半分に木を揺らすと、それこそ頭の上から樹氷の塊が凄い量落ちてきます。 本当は宮原方面に下山する予定でしたが、途中忘れ物をしたので同じルートを下りました。結局、お会いした人数は山頂で1名、下山中に3組(4名)でした。 冬景色もいよいよ見納めかもしれない祖母山でした。 |
(1) 尾平登山口駐車場は1台も停まっていませんでした |
(2) 標高1,000mの積雪状態 |
(3) 縦走路到着 |
(4) 祖母山方面は真っ白です。 |
(5) 縦走路から見上げる樹氷と祖母山 |
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(7) 縦走路を振り返ったところで、 宮崎県側が真っ白です。 |
(8) 祖母山頂 |
(9) マンサクの蕾 祖母山頂にて |
(10) 大障子岩 |
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