金峰山山岳マラソン(熊本県熊本市)  

 どーにも初物に弱い性格で、大津島の側にある笠戸島で開催されるトレラン第1回目が開催されると解り、「ポチっ」
 今回も、ゆうたろうは所用で単独参加となり、以前から、目論んでいた初の船旅ツアーとなりました。
 色々とレポに残したいことがあったりして、前置きが長くなりそうなので項目立てて書き込みます。

【船旅】
 我が家から1時間も掛からない竹田津港。今回のレースが開催される下松市横の周南市まで所要時間は2時間、片道2,800円也。
 港まで行く途中、最近にわかに注目されている(明日がバレンタイン)恋叶(こいかな)ロード。バレンタインに無関係なおっさんにしてみれば波戸釣ロード。

 その最重要ポイントの粟島神社の駐車場ではイベントが開催されていましたが、やはりおっさん一人が立ち寄るには余りに場違いで、早々に竹田津港へ向かいました。

 駐車場に車を止めて、準備していると横に停めた方が、「笠戸島ですか?」と。「!(おっ、物好きがいるんだ〜) ええ。」
 裸足のスリッパ履きのワイルド感溢れる方。ちなみに日曜日レースの後、気温が下がってきたのに半パン姿に「ワイルドだぜ〜」と思いながら、「寒くないっすか?」と聞くと、「寒み〜」 の一言に安心しました。

 待合室で、レース等の情報交換しているうちに、思い当たる名前が頭に浮かび、「ひょっとして、Kさんですか?」 「ええ」。
 と、それからまた話が盛り上がり、行き帰りの船の中、レースの前後とKさんのお陰で、楽しい時間を過ごすことができました。

 ちなみにKさんの走力は、一般レースなら上位入賞確実の凄い方ですが、トレランを始めたのはここ2、3年らしく2度びっくりです。
 一旦、徳山港でKさんとは別れ、駅前のビジネスホテルへ。

【前夜
 町中に出て夕食するのが面倒くさいので、ホテルで夕食することにしたのは失敗(-_-;) ホテル名は伏せますが、主なおかずは「チン」しているだけみたいで、時間掛かるし、芯が冷たいままのおかずあったり。しびれを切らして、出て行くお客もいました。

 部屋に戻って、炭水化物系のお菓子とビールでエネルギー補給です。

【当日・スタート前】
 徳山駅から2駅の下松駅から会場への送迎バスに乗るとKさんすでに乗車済みで、「おはようございま〜す」
 駅から会場まで10分程で到着、早速受付して、笠戸島ハイツの控え室に案内されると、すでに満杯状態で酸欠状態です。

 最初は、部屋の中で着替えようとしましたが、あまりの空気の悪さにロビーに脱出、ここで準備することに。その後に来た方も控え室前の廊下などで準備していました。 ただ、禁煙じゃないのでタバコを吸ってるんですよね〜 灰皿があるので吸うなとは言えないし、しかも選手が吸ってるし・・・

 ハイツから階段で下ると、スタート/フィニッシュ地点で食べ物などを販売しているメイン会場にもなっています。
 これもまた改善の余地あり。

 着替えの場所は上のハイツのためお金などもそこに置いてるし、ゴールしてハイツに上がってしまうと、くたびれた選手はとても、下ってまで食べようという気が起こらない。

 当然、自分もハイツで着替えた後は、暖かい缶コーヒーと持参したカステラで空腹を満たしました。物販と表彰式はハイツ周辺でやった方が良かったのでは、と思いました。最後はかなり売れ残ったそうです。

【レース】
 8時30分スタートのはずが、所定の時刻を少し過ぎてから微妙な時間にスタート。最近の時計は電波時計なんで正確なはずなんですが・・・まぁ、長い道のり、そこは気にせず1kmほど一般道を走ると、いよいよトレイルです。

 コースは事前にかなり手入れしたらしく、走りやすいコースでした。雨後で足元がズルズルの場所もありましたが、これはご愛敬。
 登っても滑り落ちたり、滑りながら下ったり、となかなか「テクニカル」のトレイルの出来具合になってました。他の方が、転倒する中、最終までほとんど無傷で走れたのは平素の山で鍛えた賜物かと(^^;)

 距離は28kmで1km毎に表示があるのが、逆にストレス。10km過ぎた頃、隣にいた方に「あと、20kmもあるっす」、「言わんでください、心が折れます・・・」。それにしても、急登、激下りです。

 コースの途中から海が見えたり、後半ではこのコースの見せ所とも言うべき、断崖に付けられたトレイルは圧巻でした。、県南の岬を歩いた時のことを思い出しました。

 今回のレースをプロデュースした、奥宮さん(トレランの世界では有名)もオブザーバー的に参加しており、景色の良い場所で写真を撮っていると奥宮さんも立ち止まり「天気が良いと海が青く見えて綺麗なんですよ〜」と、あっという間に視界から消えていきました。

 後半、ガス欠になり足も痙る寸前。いよいよ、最後の急登らしく、それを「天狗の激登り」と称して、所々に表示しています。もう終わったかな〜、と思うと「まだまだ続く、激登り」 ガックリ(-_-;) 

 エイドは重複して通過する場所を含め、延べ5箇所。最後の1箇所(あと2km地点)を除き、水分の他に、バナナ、饅頭、おにぎり、汁物(一部)等があり充実していて、自分でも水分や食料を持って走る必要は無かったように感じました。ちなみに「コーラ」もありました。

 トレイルが終わると、最後は海の上を走ってゴール。心配された、雨も止みスタートする頃は風は強かったものの、それほど寒くなかったのですが、明らかに気温が下がるのを体感。ゴール後にアンケートを記入するのも寒くて、まともに書けませんでした。

 スタートが2グループに分けられているので、ゴールした時点で自分が何位かよく解らないし、寒くてそれどころでは無くて、さっさとハイツに転がり込んで着替えました。

【レース後】
 徳山駅とその周辺をぷらぷら。改めて、「回天」の看板が目に付きました。駅、船の乗船場。
 笠戸島でも看板は設置されていませんでしたが戦時中の砲台や基地の跡らしい遺構がありました。回天だけで無く、こんな場所も大事にして貰いたいと感じました。

 とにかく風が強く、フェリーの欠航を心配しましたが、船は無事出航するも揺れるし、船底を波が叩くし・・・Kさん「気分悪っ」、自分も、そこまでひどくなかったけど、よく揺れました。
 上位入賞したKさんに、「副賞何、もらったんです?」、手書きの目録を見せながら「ヒラメ1匹を楽しみにしてます!」 

【備忘録】
 1格好  ノースリーブのシャツ、アームスリーブ、短パン、手袋、手ぬぐい(鉢巻き用)  
 2足回  靴(サロモン s-lab)、靴下(クロスプロ)、テーピング(膝、アキレス)
 3持物  水分(500ml)   ※エイドが充実しているので不要だったかも。

 4気象  天気 くもり    気温 9:00 11.9℃〜13:00 10.7℃    風 西南西 5.6〜8.2m  
        ※山口県下松市アメダスデータ
                                                                       (2016.2.14)


地図(外部リンク 2.64MB)






 (1)
 竹田津港に向かう途中の恋叶ロード・粟島神社のバレンタインイベント♪ 
 おっさんにゃ、無関係〜



 
 
 
(2)
 乗り込むフェリー。片道2,800円。




 (3)
 昨年12月にリベンジを果たした大津島。
  
 


 (4)
 3回目の徳山港。




 (5)
 乗船券では無く、上陸券。従って、船から下りる時に渡します。

 (6)
 徳山のとある商店街。ここの通りに回天のお菓子屋さんがあります。




 (7)
 まさか、こんな所で見かけるとは〜
 




 (8)
 お〜 NHK!
 




 (9)
 残念だったホテルの夕食。鳥天冷たかった・・・(-_-;)


 


 (10)
 部屋で炭水化物の補給!





 (11)
 徳山駅にて。
 

 



 (12)
 フェリーの待合室にて。



 (13)
 下松から徳山まで200円




 (14)
 帰りの船から。風が強くて久々に揺られました。





 (15)ここから本題レポです。
 自分がなんとか入った時もこの状態。この後も続々と選手の皆さんが到着し結局廊下やロビーに溢れました。





(16)
 ベイビーが可愛くて撮影しましたが、この女性有名なトレイラーらしい。2位でした。




(17)
 ハイツから見た景色。スタートは海のすぐ側なんで、疲れて登ると2度と下る気にはなりません。





(18)
 メイン会場。スタート前。


(19)
 会場の線種の様子。風が強くてちと寒い・・・






(20)
 左の青の人が奥宮さん、黄色の方がゲストランナーで2013年ハセツネで優勝した東さん。今回も1位でした。

(21)
 スタート直前にゲートが立ち上がりました。 




(22)
 恐竜のお出迎えです。

(23)
 同じく、呑み込まれていく〜




(24)
 少し登って振り返ると、海に突き出た歩道の向こうがスタート地点です。




(25)
 まだまだ集団。





(26)
  同左。



(27)
 白浜山通過




(28)
 笠戸島のドック

(29)
 振り向いて撮影してみました。




(30)
 ちょっと陽が差した時もありました。道はズルズル〜

(31)
 高壺山は笠戸島最高峰! 255.6mです。




(32)
 おりゃ〜、くだりじゃ〜

(33)
 登りじゃ〜




(34)
 余裕で走って来た奥宮さんでした。

(35)
 エイドで取材中のKRY山口放送のカメラマン。




(36)
 再び、棚田の横を登っていきます。

(37)
 そして、また海へ





(38)
 

(39)
 断崖に付けられたトレイルを駆け抜けます。苦しい時間帯ではありましたがなかなかの景色に癒やされました。




(40)
 一番、賑やかだったエイド。汁物も振る舞っていました。

(41)
 天狗の激登り! 最後の最後にこりゃたまらんですな〜




(42)
 ここからは下り基調です。

(43)
 残り2kmのエイド。カメラを構えたのに応えてくれました。





(44)
 海の上を駆け抜けてゴールです。


(45)
 ゴールテープを引っ張って出迎えてくれました。






(46)
 記念品のTシャツ。