まずもって、西米良村の皆様方、ボランティアでご支援頂いた皆さんのお陰で、西米良の温かさが伝わってきて、きつかったけど、また参加したいレースの一つとなりました。村長の歓迎のあいさつに始まり、スタート地点での見送り、エイドや各地域の地元の方々の応援、小学生のポスター、ゴールの歓迎など村を挙げての一大イベントでした。本当にありがとうございました。 距離38km、標高差3,364m、制限時間9時間のバランスを見て、参加のクリックをためらってきた大会です。 知ってる方が参加し、制限時間内には走破するも、最後は泣きそうになりながらゴールしたことを聞き、自分が時間内で完走できるか? の不安が払拭できないままでしたが、今年は申し込みし、事前の走り込み、紅葉見物をぐっとこらえて参戦してきました。 事前のトレーニングで仮想コースとしたのが上畑〜祖母山ピストン。でも距離は15kmほど短いし公称の標高差も小さいのに9時間以上掛かったので、トレーニングにはなったけど、実績としてどーなん・・・ ただ、アップダウン的には上畑〜祖母山の方が辛いかも。 そして、的が浜〜由布岳、大船山。大船山は登る足を鍛えておこうと思って。 都合4回のトレーニングの結果はどーよ? 目標としていた8時間はあっさりクリアし7時間半ばでゴールできました。 とはいえ、スタートから弱気の走りで、とりあえず市房山山頂までは頑張って、あとはどこでリタイアしよ〜? 的な気持ちを引きずったまま。 前半の林道から見え始めた市房山。分かっちゃいるけど遠い。行けるんかい・・・でも、その思いが次第に消え始めたのは市房山山頂までほぼ4時間で到着したとき。 お初の山頂の風は涼むには冷た過ぎるけど見下ろす人吉盆地の景色は絶景、遠くには霧島連山。 その後は、当然下りだけど、尾根に連なる小さいアップダウンを登り返しながらの下りなので、精神的に堪えるコース取りではあるけど、祖母山系障子尾根はこんなんだし、それはあまり苦にならない。案外、後半まで足が生きててゴール手前では、まだ走れそうな勢いでした。 帰宅後も思ったほど疲れてて無いのか、テキパキと片付け、まだ走れそう・・・でも、経験的には翌日か翌々日の忘れた頃に疲れが出る年頃なんです。夜、寝てると足がまだ火照っているようで、それは足だけで無く頭も・・・夜中に目が覚め、腹減った。ごそごそ起き出して疲れた筋肉にはタンパク質と思い、ささみの燻製を食べながらノンアル飲んでると、足下で猫がにゃ〜 切れっ端を提供し再び布団へ。余談でした。 それより、最後のゴール手前の250m程の登り。復路は下道でもいいじゃん、と思いつつ最後の急登を登り返し、あとは一気に下り西米良村中心街へゴール! 今まで、参加ししたトレイルで国道締め切りの大会は初めてです。しかも村の中心街。スタートは完全閉鎖、ゴールも半分交通規制というこの大会の優遇には頭がさがります。 人口1,020人の村に村外からおそらく同行者も含め4〜500人が集う大会。 スタート、ゴール、コース途上でも多くの声援を頂きました。対岸のエイドの方が選手の姿が見えると、大きな声で「頑張れ〜」と、これがまた渓谷にこだましてよく響くんです。ゴール地点は選手が見えるたびに大声援。選手によっては小学生が一緒にゴールまで伴走と村挙げてのお祭り騒ぎです。 途中のエイドも充実。特に食料はランナーが食べやすいよう一口サイズ。モノによってはここで食べなくても、途中で頂けるようラップで包んでいたりランナーの立場で準備して頂きありがとうございます。これとは別にWSもありとランナー的には緊急的なモノさえ持参しておけば良いのでは、と感じる程でした。 途中から、登り坂では自分が抜き、下りでは女子ランナーから抜かれる場面が数回。最後は顔なじみになり、7時間を切るのが目標なんで、下りは目一杯飛ばしてるそう。最後のエイドで休憩してると彼女が休まずに通過するも、登り坂で追いつき、そのまま抜かれること無くゴール。数分後に彼女もゴールし握手してお互いの健闘を称えました。 その最後の登り坂の頂点で、誘導兼WSの女性が、これで「登りは終わりで〜す」の励ましの言葉に 「一日、大変ですね」 速攻「皆さんに楽しませて頂いてます」と。 ゴール後ご褒美にスタート前から握りしめていた100円玉を握ってゴール付近の自販機にコーラを買いに行くと村の奥様方の応援団と懇談の機会。ハイタッチの指導を受けている奥様が 「ハイタッチって、疲れてるのに迷惑じゃないです?」 「トップランナーは分からんけど、自分たちクラスは嬉しいと思いますよ〜」 「来年も来てくださいね〜」 「年寄りにこのコースははきついです!こう見えても孫が4人います。」 「お〜、え〜」のナイスなリアクションを頂き、ありがとうございました。 カメラを向けるとしっかりポーズ。出来れば来年も同じ場所でお会いしたい皆様方でした。 帰宅途中、なにげにFMラジオを付けると、なんと南アフリカ対イングランドを実況中継してる! FMで放送するんかい、と思いつつ聞き入りながら帰宅の途に着くにわかラグビーファンでした。 【データ】距離 38km 累積標高差 3,364m ※主催者公表 【服装】ランニングシャツ、ポケットたくさんのランパン(ミズノ)、靴下(Xsocks)、靴(サロモン)、 手袋(フィンガレス)、アームスリーブ、ふくらはぎサポーター 【持ち物】ザック(12L)、ソフトフラスコ(500ml×2)、ヘッドランプ、エイドキット 食料(ジェル3、塩熱サプリ、饅頭3個、空豆)、ウインドブレーカー上下、防水手袋、カメラ、スマホ、携帯コップ 【気象条件】 天気 概ね曇り 8時:14.3℃ 15時:19.8℃ 風 午前中:北東 午後:南 風速:0〜1m ※観測場所 宮崎県西米良 標高260m |
(1)受付会場。 (2)ゲートが立ち上がり (3)選手の皆さんも集合。国道を占有状態です。 (4)出発する方向で (5)定刻のバスが来たので、一時退去 (6)スタート直前 (7)スタート。 (8)普通に国道を走ってます。 (9)最初のエイド。たった4kmしか走ってないのに・・・豪華です (10)結構、みなさん立ち止まって食事タイム〜 (11)少し林道を上ったら、見えた折り返し地点は遠いなぁ (12)水分補給場所も適度にありありがたいです。 (13)そして急登。前にいく女性ランナーと最後まで抜きつ抜かれつとなりました。 (14)気持良いトレイル。この付近は下山時は走れた! (15)2箇所目のエイドとなった避難小屋 (16)ここも充実。モノによってはラップで包んでるので、山頂で食べるのも有りです。 (17)登山道を振り返って (18)山頂を折り返し下ってくる選手。基本、この辺りは往路と復路は別ルートです。 (19)はい!でも、じいさん頑張れるかな〜 (20)とりあえず折り返し地点。市房山山頂♪ (21)足元には絶景 (22)遠くには霧島連山 (23)復路方面 (24)カッコイイ山はと、石堂山でした。 (25)少し下った場所から (26)振り返って、市房山 (26)前半というか後半の痩せ尾根の急坂 (27)間もなく最後のエイド (28)なかよし二人組の男子 (29)ランナーは地元の方のよう。記念写真中でした (30)掛け干し。美味しそ〜 ここでも地元の方から 「最後の登り気合い入れて走れ〜 」と応援いただきました。 「ありがとうございます! 気合い入れて歩きます!」 (31)ゴールまでもう少し。警察官も出て誘導してました。 (32)ゴール! (33)ゴールに向かってちびっ子も一緒に走ります (34) (35)豪華なお土産。左上の「ゆずつぶぶ」は美味しかった♪ (36)地元ハイタッチ奥様隊。応援、ありがとうございました! |