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| いつかは、そんな風になる気がしてた・・・といっても、山の話です。 話は遡ること５年前の地蔵岳（宮﨑県北方町上鹿川）から始まります。恒例GWの長崎隊との合同合宿で初日の午後、大した山じゃないし、△点もあるし、軽く体ごなしに登ってみようと、選んだ山が地蔵岳。 登山口には立派な一刀彫りのフクロウが据えられ、こりゃきっと楽ちんコースに違いないと、甘くみたのが運の尽き。 とんでもない急登にホントに先に行けるんかい？ の岩場、最後はスズタケの中をかいくぐり～の、ようやく山頂。 下りは途中激下りのロープがあったり最初から最後まで気が抜けない山で、初日の半日で翌日のエネルギーを使い果たした感の地蔵岳。二度と来ることは無いと思ってたけど・・・ 合宿最終日、ボロボロになった足を引きづりながら登った大崩山。アケボノ綺麗だな～ パラダイスじゃ～ 山頂に着いて、向こうに見える尾根を見た山馬鹿さんが 「あの尾根を行けば、昨日登った地蔵岳に行けそう！」 マジか！？ そーなんです。そのひと言が自分の心の片隅に残ったままで、いずれお誘いがあるような気がしてたけど５年目の今日でした。 前回のように、体力を使い果たした状態ではないし、二日酔いでもないので多分大丈夫～ ということで、車の底をこするような林道を経て、宇土内登山口からいざ～ 宇土内登山口は車にはしんどいけど標高が1,000ｍあるので、大崩山山頂までは楽ちん登山です。５年前の印象は、途中のアケボノツツジが綺麗だったこと。 先週、祖母山に登ったとき、アケボノの見頃は1,400ｍ前後だったので、１週間後の今日は1,500～1,600ｍ付近かな～と。 陽当たりもあるけど概ね、その標高が一番綺麗で見頃を迎えていました。 さすがこの時期だけに石塚や山頂には多くの方が休憩中。自分たちも石塚で軽く補食を摂り山頂を通過する勢いで出発。 山頂では記念撮影のみでしたが、さらにスズタケの高さが低くなり、以前より眺望が改善されています。この辺りの３大がっかり山頂と悪態をついたせいかもしれません（＾＾；） いよいよ、地蔵岳へ。 最初は鹿川越方面に降り、正面に見えるピークをめざすも、トラバースする目印がありそこは素直に従います。 スズタケの残骸もなく、朽ち果てた倒木とむき出しになり土埃のする荒涼とした景色と変わっていきます。祖母山系から大崩山系にかけて、しばしば見かける光景です。 歩く分は良いけど、ここまで荒れると少なからず人間の経済活動も看過できない気分になるのは自分だけでは無いと思います。 地蔵岳が近付いてくると次第に森が見えてきますが、こちらの方が幹が細く木の大きさが違います。 ５年振りの地蔵岳山頂。こんなだったかな～ ここもスズタケの勢いが弱ってます。そんなことを気にしながら、いよいよ下山開始。 下山ルートも前回同様、ちと記憶が怪しく、最後ら付近は難儀した記憶もうっすらと。 ５年前の自分のレポとYAMAPを頼りに下っていきます。途中、テープが別方向に分かれましたが、ここはピンクテープが正解のようです。斜面に這いつくばりながら下っていくと、岩場の上に出ると、どっちへ行くんじゃ～ と、岩場方面に向かった自分のルートが５年前のルートでした。あとは適当に谷筋を下山したけど、帰宅して、5年前の写真を見るとほぼ同じコース取りをしていたことが分かり、びっくり！ なにはともあれ、無事下山できました。そよ風姉さんが「地蔵岳、まさか２度も登るとは思わんかったけど３度目は無いよね～」 自分、「フフっ、３度目はこちらから登り、向こう側に降りんと！」 呪文を掛けておきました。 下山後は青雲橋近くの道の駅で、お泊まり遠足したみなさんとしばし談笑しお別れしました。 楽しい２日間、ありがとうございました。またのお誘いを楽しみにしております。 （２０１８．４．２９） |
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