大崩山(2014.6.14)

 この時期、話題になるのは大崩山のササユリ。見たいと思う反面、あまり調べることも無くいつ頃咲くんじゃろ? 程度の知識です。ただ、梅雨時期だったかな〜、とwebで見るとちょうど今が旬のようで、それならと桑原山からいつも眺めるばかりの大崩山に登ることにしました。集めた情報によると坊主尾根、湧塚尾根の両方に咲いているようなので、登りに坊主尾根、下りは湧塚尾根の開花状況を確認することにしました。で、眺めるなら朝日を浴びている時間帯に見たいと思い4時半に登山口を出発しました。
 
 結論から言うと、9株中7株が開花、JUST ON TIME でした。ただ、なんだかあまりに個体数が少なくて、初物を見た時はその可憐さと、淡い色合いに感動して、しばし激写しました。イメージしていたのは個体数は少ないものの、頻繁に見物することができそのうち数えるのも面倒くさくなるのかな〜と思いきや、注意しながら歩いて見かけた個体が9(-_-;) ニホンウナギではありませんが、瀕死状態です。
 調べるとササユリは種子繁殖で森林の利用や忌地現象や病気などが関わっているようで、普通のユリとは違って気難しそうです。評判と実態とのギャップを感じて、ちと切ない気持ちになりました。

 せっかくお初にお目にかかったので花の香りも嗅いでみるとほんのり甘い匂いがします。背丈は思ったより低く50cm程度で花は大きく、葉の形は花名のとおり花が無ければ笹と間違いそうです。可憐で小柄でコケティッシュ、うーん、タレントでふとリンクしたのは平愛梨! なんて、ことを考えながら雄大な景色を楽しみながら歩いておりました。

 湧塚ルートで気になるのは川を渡る場所です。前回は靴を濡らすくらいならと、裸足になって渡りました。下る途中、10名程度の方とすれ違いましたが、徒渉の話は出なかったので、ひょっとしたら靴を脱がずに渡れる? と思いましたが、現場に着くとやっぱ脱ごう、ということで臭くなった足を洗う意味も踏まえ、脱いだ靴を首に掛け冷たい水で足を洗いました。 (2013.9.16)










 (1)夜明け前。徒渉点から見上げたダキ。
 
 



 (2)徒渉点
 




 (3)初のササユリ。

  
 


 (4)おちょぼ口の個体は2個体。(坊主尾根のみ)





 (5)像岩のトラバース





 (6)小積ダキより





 (7)同上から山頂方面を見るとガス! 大丈夫かな〜





 (8)桑原山方面
  




 (9)覗き込んでみて・・・これが限界です。


 


 (10)地味〜な山頂の景。





 (11)山頂近くの展望の良い岩場にて休憩。



 

 (12)同上から傾山や鹿納坊主方面。





 (13)宿題の地蔵岳方面。





 (14)湧塚尾根分岐





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 (16)ヨウラクツツジも終盤でしたがあちこちで見かけました。





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 (26)ここで靴を脱いで足を洗いました。





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(29)岩場の印象が強い大崩山ですが、山頂付近の森もなかなかです。