1時間程度のハイキングウオーキングです 

  アケボノツツジの開花状況を先に提供したかったので、2日目のレポを先にアップしましたが、初日は桑原山レポでも紹介したように宮崎県延岡市の可愛岳に登りました。当日の朝、長崎隊は5時に出発とのこと。途中、何度か電話で待ち合わせ場所を連絡しながらようやく合流したのが道の駅「はゆま」でした。ここまで来るのに適当に時間調整しながらついつい立ち寄った場所でパンやアイスやはたまた焼き鳥など、早くも宴会モードの様相です。ちなみに道の駅「はゆま」ではアイスを食べておりました。

 ここから登山口となる西郷隆盛記念館まで3キロほどで、国道からの入口が狭い道を通りますが、「西郷隆盛」どんの看板が丁寧に導いてくれます。記念館の駐車場には「記念館に来た人だけ」との趣旨の看板がありますが、どう見てもほとんど登山客の車のようです。最初は700mちょいの山なんで少々甘く考えておりましたが、改めて標高差を考えると正味730m、しかも途中のアップダウンを入れると恐らく800mほど登ることになり、解りやすく言うと由布岳を正面登山口から登るのと同じくらいです。 しかも、当日は天気も良く結構気温も上がったので、ひょっとして暑くなった時のために半袖を持参していましたが、早速登山口で着替えました。

 可愛岳は古くは神話の時代、降臨したニニギノミコトのご陵墓の参考地として宮内庁から認定を受けていたり、西郷隆盛が官軍に包囲されるも可愛岳を越えて鹿児島まで戻るなど歴史的に由緒ある「山域」のようでもあります。
 
 最初は杉林主体の登山道を登っていきますが、烏帽子岳手前から次第に険しさが増し植林から雑木林へ、周囲には岩も多くなり野趣が増してきます。全体的に登山道からの景色は恵まれませんが、途中、林道との合流地点、烏帽子岩など何カ所か景色の良い場所等があります。
 烏帽子岳山頂の奥は広場になっていて、休憩するには良い場所です。また、途中に覗き岩があり一応ロープが張られていますが、覗き込むとあちこち縮んでしまいます。また、山頂手前の尾根は岩尾根で特に鉾岩手前は展望も良く、不思議な空間となっています。そこから、間もなくして山頂でここからは明日歩く予定の桑原山などが見えています。

 山頂で、コーヒーブレイクのあと途中から別ルートを下りましたが、この道を通って西郷さんは鹿児島に逃げ延びたようです。分岐から水場のある場所まで急下りで、場所によってはロープが設置されています。この後、林道を横断した後は基本、植林地帯を下っていくと最近伐採された地帯に飛び出します。今のところ、草も伸んでいないので景色も良好です。ここを通過すると間もなく俵野地区内の生活道に飛び出します。
 その少し手前には、西郷隆盛が官軍に包囲された状況、そこから脱出し鹿児島まで戻る様子を説明した看板があります。生活道に出てから折り返すように左方向に進むと西郷隆盛記念館に到着です。

 雑談的な事ですが、ルート上になんだか意味不明な言葉で看板があります。例えば、「アヅキハナ」、「朝寝窪」など。地図上には地形的にも特徴のある場所のみ記録を残しましたが、他にも多くあり、同行した皆さんと「なんの意味やろ〜」と言いながら楽しんでおりました。

 繰り返しになりますが、「低山とあなどる無かれ可愛岳」でした。  (2011.4.29)


出発地点   到着地点 所要時間
(分)
1.登山口 5.林道 70
5.林道 9.烏帽子岳 25
9.烏帽子岳 12.可愛岳 50
12.可愛岳 10.分岐 30
10.分岐 15.林道 25
15.林道 1.登山口 40
  時間合計(休憩除) 240
  参考:全所要時間 290


@ 累積標高 800m位
A 歩いた距離 9.6km位



 (1)
 地図「1.登山口」
 建物が西郷隆盛記念館。矢印方向へ。



 (2)
 JR日豊本線を横に見てまずは車道へ。



 (3)
 コンクリ舗装の道が終わる頃登山口の看板があります。この近くのご陵墓が由緒ある場所に認定されています。

 
 


 (4)
 地図「2」
 中津大四郎自刃の地とあります。この少し奥には多数の石碑(墓か?)があります。



 (5)
 国道10号線、JRが良く見えます。

 (6)
 烏帽子岳手前まで概ねこんな印象の道が続きます。




 (7)
 地図「5.林道」
 点線が(8)の展望台、実線が登山道へ。




 (8)
 地図「6.展望良」
 延岡市街地が良く見えます。
 



 (9)
 再び植林地帯へ

 


 (10)
 地図「7.朝寝窪 他」
 あちこちで見かけた変な名前の看板。この付近から自然林になります。

 (11)
 地図「9.烏帽子岳」 
 三角点の奥は広場になっています。可愛岳山頂より広々しています。今回はここで昼食タイム。




 (12)
 次第に道が険しくなります。可愛岳の面白さは烏帽子岳から奥かもしれません

 (13)
 地図「11.ノゾキ展望所」
 ロープの先は絶壁。マジ危ない・・・

 (14)
 岩場&急登でロープもあったりします。




 (15)
 地図「11.岩場」
 地図に「鉾岩」と記載されている場所がありますが、そこと少し位置違うのですが・・・




 (16)
 地図「12.可愛岳」
 あまり広くありませんが、奥にも少しスペースがあります。
 ここからは大崩方面が見えます。正面の山が恐らく翌日登った桑原山と思います。

 (17)
 地図「13.ザレの平」
 たしかにザレた場所でした。




 (18)
 地図「14.水のみ場」
 岩の裏側に水が落ちていますが、わき水では無さそうなのであまり飲まない方が良さそうです。

 (19)
 地図「15.林道」





 (20)
 林道を過ぎると概ねこんな植林地帯を歩きます。

 (21)
 こんな看板も・・・




 (22)
 地図「16.伐採地」
 伐採して間もない様子。お陰で景色は良好でした。

 (23)
 伐採地の下の方で見かけた看板です。
 振り返り撮影。




 (24)
 俵野地区の道に出た所です。Uターンするように進むと西郷隆盛記念館へ。反対側に進むとJRの線路に突きあたり行き止まりでした。