九州脊梁山脈トレイルラン

 鏡洲の森トレイルに参戦して以来のトレイル。5月の時点で結構な暑さだったけど、今回は梅雨明け宣言後のくそ暑い真夏のような気象条件下の大会。天気予報では昼前から曇りの予報でもあり、そこそこのタイムで完走出来るかも、と目論むもとんでも無くピーカンでスタート地点に立っただけでクラクラする・・・大丈夫か〜

【前日・移動他】
 通過する度に気になっていた、県堺付近のソフトクリーム屋さん。牧場直営のアイスとのこと。まずまずのお味でした。
 大観峰へ。ここも久々に来たけどやっぱ晴れた日の景色は素晴らしい。

 新阿蘇大橋。熊本地震で崩落し前の橋から600m下流に新設され、開通が1年ちょっと前なんでナビに載ってないので、ちと遠回りして対岸の展望台に到着。ここに立つと、地震の傷跡と復興の様子の一旦が見える場所でもありました。

 明日の会場となる野外劇場アスペクタに行ってみると、でっかいステージとステージの前には傾斜のある芝生・・・ここを走って登ったら明日は間違い無く撃沈するなぁ、と確認出来たのは良かった。

【前日・宿】
 今回もゆうたろう同行の1泊旅行。さて、どこ泊まろう? 7月1日に泊まるので旅割は終了してるので・・・と、周辺の民宿を探し申込み手続きをしてる頃、旅割延長の報道。ひょっとしてラッキーできるかも。

 と思い民宿に電話してみると女将が「旅割延長になるらしいので・・・」 すると、側で聞いていたご主人が「決まったよ!」
 ということで、今回も1泊夕食付き(朝食も付けられるけど朝早いので夕食のみ)が二人で7,000円。加えて、旅割クーポンが4,000円分と恩恵に預かることが出来ました。

 民宿なので風呂とトイレは共用だけど慣れればノープロブレム。しかも、部屋の窓から根子岳が障害物も無く目の前にどーん。
 陽が沈むと窓を開ければ寒いくらいで、景色が贅沢な部屋でした。部屋も広々として快適でした。

 食事は下の食堂、といっても木製のテーブルで、アルコール持ち込みOKで食堂に備え付けの冷蔵庫利用できたので、ノンアルを突っ込ませて頂きました。夕食は、赤牛、ヤマメのから揚げ、団子汁、揚げ出し豆腐、ピーナツ豆腐などなど。ご飯、コーヒーなどはセルフで美味しゅうございました。

 民宿の名前は「きん」 高森町ですが会場のアスペクタまで20分ほどなので、事前の情報収集でここにしました。
 なんで「きん」? HPを読むと女将さんが「菅井きん」さんに似てるから、らしい。その雰囲気は電話の時点で感じたけど、実際にお会いしてみると納得。とっても気さくでテキパキ、おしゃべり好きで、翌朝も6時に宿を出発しましたがにこやかに送り出して頂きました。 民宿「きん」さんのHP

【当日】
 駐車場に6時半前に到着。見上げる空はピーカンで、準備する段階で暑い(^_^;)
 8時過ぎ会場に行き、日陰で待機してると嫁さんが忘れ物、と取り出したのは「ドリンク」気持ちだけでも飲んで勢いを付けました。
 ロングだけでも出場リストで433名。そのため2分ごとのウエーブスタート。自分は3クールなので、先にスタートする選手を見送ってからスタートラインに立ち4分後にスタート。心がけたのは走らない。暑さに弱い自分は絶対に走ってはいけない。

 期待した曇り空は関係なさそう・・・2kmほど歩いた辺りで一般道へ、しかも往路は下り、ということは復路は登り(-_-)
 復路でもしっかり歩きました。

 途中、谷筋のコンクリ舗装の道は涼しかったけど、それより目に付いたのは川・・・帰りに飛び込めそう。むふふっ(^^)
 縦走路に着き、ゆうたろうに「今ここ」ラインを送ると、なんだか反応が良くない。そーなんです。自分はdocomo系だけど、嫁さんはKDDI系で事故に巻き込まれ、ほぼ終日通信不安定(-_-) 

 縦走路は日陰が多く、走りやすいトレイルだったので快調だったけど送電線に沿ったルートは思いの外アップダウンだし、陽が当たりっぱなしで、ここで一気に体力を奪われた感じです。

 しかも14km走ってようやく着いたAS1は大渋滞で更に水切れ寸前に加えて日陰無しという最悪の状況です。隣の方は「水が無ければ、ここでリタイアじゃ!」、スタッフはAS2に連絡して水の配送を連絡してたけど、時間掛かりそう。
 これが主な原因と思いますが、制限時間が30分延長になりました。
 
 明らかに主催者の想像力の欠如。今までの大会が冬や夏でも天気がイマイチだったため、水が不足することが無く甘く見てたと思うし、報道でも熱中症が話題になっているのに、急遽、氷の準備があっても良いのでは〜と。
 スタート前に水を余分に持つように、とアナウンスしてたけど当然、飲んだ分を補給するんで日頃より補給する水の量は増えるはず。

 ここで、横に並んでた女性ランナーと会話。今年で3回目のトレイルらしい。
 「前回は軽井沢です」 「?(どこよそれ、九州ではないよなぁ)」 「東京から参戦です」 「なるほど」
 「昨日は、レースに備えて禁酒したので、今晩は呑みます! 飛行機も寝坊しても大丈夫なように遅い便にしてます!」
 
 そんなASを後に再び送電線巡りのルートを行く〜 からの冠ヶ岳を経由して地蔵峠に着く頃はリタイアしようかなぁ、なんて思いつつも、ここから先は日陰と下り基調なんで、なんとかなるやろ的発想で途中、風が通る場所で体を冷やしながら歩きました。

 AS2で「残り1km程登ったらあとは下りだけです〜」 とかスタッフ〜が言ってたけど、いやいや途中何度もアップダウンあったし、とその言葉は真に受けたら行けない、と思いつつやはり途中の登りは辛かったなぁ。

 後はほぼ下りだけの駒返峠に到着。しばらく石ごろごろの登山道、足下を確認しながらゆっくり下り、コンクリ舗装に出ると川スポットを探しながら走っていると、川の音が近くなり場所を見つけると、顔を洗ってる先客2名。「気持ち良いですよ〜」

 「はい〜」 だって、飛び込むつもり満々なんですから〜(^^)
 飛び込むと言っても数十cmほどの浅瀬だけど横になって体を冷やすには持って来いの場所。川中で横になり上流に頭を向けると頭も冷え、ちょうど良い水量、水温でした。体を起こした頃に別の方が覗いてたので水浴びお勧めしました。

 以前は、靴の中が濡れることに抵抗があったけど、最近は特に暑い時期はそんなの関係ね〜 ように感じるようになりました。
 ゴールは下りなので、自然と走れる訳で、ノリの良いアナウンサーにも励まされ、無事時間内に完走できました。

 今回もゆうたろうが応援に参戦しましたが、なかなか応援ポイントを探しづらかったようで、結局1カ所のみの応援となりました。
 応援してると、ほとんどの皆さんが手をふってくれたそう。ランナーによっては、「鶴見岳一気登山で見かけた」、「どこそこのレースで見たぞ」、「名前を教えろ〜」との反応も(^^)

 ゴール後、鏡洲の森トレイルで同じだった女性ランナーに会い、山中でゆうたろうの事を話した際は、自分とゆうたろうの関係を理解できてなかったみたいですが、正式に紹介すると「あ〜、なるほど」
 「(ゆうたろうの)応援で元気頂きました。ありがとうございました。」とにこやかにお礼の言葉を頂きました。

 会場にはたくさんのキッチンカー。よめさんがかき氷を買おうとすると売り切れ。
 ちょうど目の前にあった、イチゴのパフェやさんがあり「けずりいちご」とあったので聞くと「冷凍いちごをそのまま削って、練乳掛けです」、速攻注文して食べてると、「それなんですか?」 看板を指さしながら「けずりいちごのSです。」 と説明すると速攻注文、すると立て続けに注文が入ってました。

 ゴール後、カレーを頂けるので、並ぶとご飯が無くなり、只今炊飯中とのこと(-_-) ここでもか・・・炊きあがったご飯は、硬いし、カレーのジャガイモもごっちんだし・・・きっと不慣れなんだ、と。何かと不足することが多かった大会でした。
 いつも出場してる運営会社とは違うせいか、出場者が多いせいなのか、違和感を感じたレースでもありました。

【復路】
 駐車場に戻り帰る準備してると、すぐ横にぽつんと置き去りにされた靴が一足。見るとサロモンの高い靴で底を見るとまだ新しい。
 昔、新品の登山靴を駐車場に置き去りにして、回収出来なかったことを思い出し、スタッフに預けたので無事に戻ると良いなぁ。

 ガソリンが少なかったので、給油しようとうスタンドの価格を見ると168円と安っ! 給油しようとするとスタッフが来て、「この会員カードと、こちらのクーポン使うと5円引きで163円になります。今日から価格が下がったんですよ〜」 「ありがとうございます!」
 大分のガソリン価格高過ぎる〜

 嫁さんも応援疲れ、自分も暑さにやられあまり動きたくないけど旅割クーポン使わなければ・・・
 道の駅阿蘇で帳尻あわせの買い物をして阿蘇駅あたりをプラプラしてるとワンピースのUSSOP!

 知らんかったけどワンピースの作者尾田さんが熊本出身ということで「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」で県内のあちこちに像が設置されてるらしい。今回通過した高森町(フランキー)、南阿蘇村(ロビン)にもあったので他の像も含め次回の機会に、ということで。 〆は玖珠でとんかつ定食をガッツリ食べて帰宅すると、留守番してたニャンが出迎えてくれました。
 
 【備忘録】
 1格好  ランシャツ(ノースリーブ)、短パン(サロモン)、(持参:グローブ、指無し手袋、帽子)
 2足回  靴(アシックス)、靴下(Xsocks)、テーピング(膝)
 3持物  カッパ上下、携帯コップ、水(500ml×2)、スマホ+バッテリー、塩熱サプリ、救急セット、食料
 4気象  天気:晴  気温:8:30 26.4℃ 15:00 30.8℃(最高気温31.4土) 風:東南東 4〜5m  
        ※熊本県南阿蘇アメダスメータ(標高394m)  スタート地点は標高550m            (2022.7.2)


地図はこちらから(外部リンク)





【前日・移動】

 (1)大観峰より

 
 

 (2)草原の向こうにはくじゅう連山
  
 


 (3)新しくできた新阿蘇大橋。周辺を見渡すと地震の傷跡だらけ。




 (4)会場のアスペクタ
 




 (5)振り向くと阿蘇山

 


 (6)ステージの上
 
 


(7)民宿の窓から根子岳





 (8)どーん
 




 (9)落ち着いた雰囲気の食堂




(10)夕食第1弾




(11)揚げ出し豆腐だけど食感は湯葉っぽい




(12)頭から食べられます、と説明があったので尻尾まで全て食しました(^^)




【当日】

(13)朝駆けのような景色




(14)本日は晴天なり。つーか、この時点で暑い・・・




(15)今から会場に行ってきます!




(16)今回のコースの草刈り整備をして頂いた皆様。ありがとうございます!





(17)嫁さんが直前に持ってきてくれました。どーぴんぐ〜




(18)日陰で待機中です




(19)勾配を見上げて・・・




(20)太鼓で景気つけ〜




(21)スタート。




(22)自分たちのスタート。歩き始めました。




(23)走ってるふうに見えるけど歩いてます(^_^;)




(24)走ってはいけない




(25)会場を振り返ると絶景




(26)今、下ってます。返りは登りです。





(27)トレイルは日陰が多く、こんなばっかりだとそこまでバテなかったかなぁ




(28)鉄塔に沿ったこのルートでやられました。風も無いし・・・




(29)渋滞中で水が無いAS1。別の方のレポだともっと行列が出来てた(-_-)




(30)橋からの風景




(31)応援待機中のゆうたろう。皆さんに大もてだったみたい(^^)




(32)暑さにやられ下りなんだけど歩いてます。




(33)景色はとっても良好




(34)絶景。晴れてて良かった(暑いけど・・・)




(35)ここから先は下りだけ〜 なんて絶対信じない。




(36)足が前に出ない・・・




(37)でも、良いトレイルである




(38)一気にくだろ




(39)写真を撮っていざ〜 




(40)司会のお姉さんの声援に応えてゴール! 出来た(^_^;)




(41)けずりいちご練乳掛のSサイズ




(42)阿蘇駅前のウソップ!こんな髪型してたんだ〜




(43)おみやげ。




(44)完走証




(45)