九州脊梁山脈トレイルラン

 マラソンも含め久々のレース。改めて参加レースを確認すると2020年2月の北九州マラソン以来。しかも夏真っ盛りの7月31日。
 スタート地点の標高は600m程あるけど、昨今の暑さで内陸の気温は高く山の中とはいえ暑さの影響は避けられないはず。

 申し込んだ頃は、そんなことはちーっとも考えずにポチってしまいました。4月に開催された多良の森トレイルに申し込んだけど、前日のぎっくり腰で現地で受付するも出走できず、それから間もない時期だったので勢いで申し込んでしまった。暑さに弱い体質なのに(^^;)

 当初は前日に現場に入りして泊まろうと思ったけど、5時頃現地入りすれば間に合う! ここ最近の山ライフパターンからすれば、いつものこと。そんなら、と夜中に起床し駐車場となる廃校のグラウンドへ。

 真夜中のラジオはローリングストーンズ特集。そんなに聞いてたわけでは無いけど結構知った曲が多かった。デビューしてもうすぐ還暦。
 解散せず(メンバーチェンジ有)、病気もせず、ご存知のミックジャガーはすでに78歳! 間もなく80歳だけどあのバイタリティは凄い。というか、仕事とはいえ爺さんがロックしてる姿は格好いい(^^)

 その後は最近ご結婚された阿川佐和子さんのインタビュー。飾らない人柄で人に媚びず、しなやかに生きてる印象。父上様は作家、阿川弘之。昭和の人らしく厳しい方だったそう。

 本人の結婚では、独身女性からかなりのリアクションがあった。独身女性のカリスマ的存在だったようだけど、本人はそんなふうでは無く、大学を卒業後、お見合いしたけど適当な方が居なかったそう。作家の父親が厳しかったこともあり文系より技術屋が良かったこと、本人の考え方に突っ込みが入り断られたことも。

 大学に行ったのも結婚相手がいないかな〜 という動機(^_^;)。卒業後も手に仕事を付けるために編み物教室などにも通ったそう。
 60歳過ぎての結婚が取り沙汰されたけど、以前から一緒に住んでたけど(多分)相続や介護など制度の壁にぶち当たり入籍。
 阿川さんのような知的女性に見られがちな方だと、制度の壁を壊したい、と活動しそうなイメージもあるけど、そこはあっさり入籍した方がリーズナブルだから。あ、そこ。 妙に安心しました。

 今でも、固定的な仕事がないので、作家の父親の言動を思い出す。「今日は寿司を食いに行くぞ」と聞くと「本が売れたんだ」その逆の時は「しばらくもやしだ」 レース前のほっこりした時間でした。

 久々のトレラン。大会会場の雰囲気・・・これこれ(^^) マラソンとは全然違う。大会規模も小さいからかもしれないけどあっとホーム。
 今回も出走者100名ほどでトレランでも小規模な大会です。コースはピストンですれ違う際の不安も若干あったけど、人数が人数だし登ってる方は休む理由も出来るし応援できるし、逆に励ましてもらえるし、悪くないなぁ、と感じました。

 コロナ感染が拡大するなか1位が5時間ちょい、制限が10時間。この5時間に100人がゴールするので、会場も基本スタッフがお出迎えです。密な状況は認められずしかも屋外なんで日頃の職場の方が危ういくらい。一番密を感じたのはトイレに並んだとき(^^;) 

 今回のコースは分水嶺でトレラン大会を開きたいと地元ランナーの思いもあり、ローカル色が強く知り合いの集まりで開催したんじゃね? と思うくらい和気あいあいとしてました。

 コースは九州脊梁登山道として整備されてるけど、コースの始まり付近は少し前までは藪こぎ状態だった様子だけど、キレイに草刈りされ大会に向け手が入った箇所をあちこちで確認できました。ありがとうございます。

 傾斜が急で壁のようなので。と説明がありましたが傾斜が急というより里山直登コースのため足首からふくらはぎにかけての負担が大きいのと、復路の登りがえげつない・・・下ってるはずなのに(^_^;) 特に、黒峰への登りは日陰が無く疲れも相まって何度も止まりながら山頂に到着してからもしばらく体を冷やしました。この時点で完走が目標。

 往路は途中から数年前に参加した大会と同じコースで最後のスキー場の登りも懐かしく感じたけど暑い・・・リタイアしよか、とも思ったけどとりあえず重い腰をあげ、とにかく行けるところまで・・・思ったより足は動いてるけど、いつもとは違う筋肉が攣ってる。 とどめを刺されたのが前述の黒峰への直登。

 この後、大会カメラマンの方とお話すると、ここからだと歩いても1時間半で着きますよ〜 とのことだけど、登り坂になると普通に歩けない状態。一般道におり着いても日差しが強く気温も高く呼吸も苦しくクラクラするので基本歩き(^_^;)
 途中で、スタッフの方には「もう、走れませ〜ん」 「いえいえい、完走立派です〜」とお世辞ながら励まして頂きました。 これもトレランの良いところです。 ゴールの直前は下り坂になってるのでガス欠した足で走ってゴールしました。

 ゴール後は会場に横付けしてた農家の方がキッチンカーでスムージを販売してたので思わずゲット。熱くなった体を冷やし、ようやく一息つけた印象です。 イチゴ、ブルーベリーののスムージーは自家農場産。そーいえば、コースの途中にあちこちにブルーベリー畑を見かけたなぁ。 職業柄興味を持って見てたけど、出荷できないイチゴやブルーベリーを冷凍し上手に活用してるなぁ、と拝見いたしました。
 
 【備忘録】
 1格好  ランシャツ、ポケットが多い短パン(ミズノ)、(以下、持参 グローブ、指無し手袋、アームスリーブ、帽子)
 2足回  靴(アシックス)、靴下(Xsocks)、テーピング(ふくらはぎ、膝)
 3持物  カッパ上下、テーピング、携帯コップ、水&ロックアイス(ハイドレーション)、スマホ+バッテリー、塩熱サプリ、救急セット
 4気象  天気 晴時々曇  気温 6:00 20.2℃  15:00 30.8℃  西南西〜西北西 1〜4m  
        ※熊本県高森アメダスデータ(標高555m)  スタート地点は標高580m            (2021.7.31)


地図はこちらから(外部リンク)






 (1)会場兼スタート地点。久々のレース会場(^^)

 
 

 (2)毎度ながら、ゆるっとしたスタート。
  
 


 (3)黒峰。今回、写真は少なめ・・・




 (4)黒峰からの絶景。他にも景色の良い場所がありました。
 




 (5)小川岳で一息。チェックポイント。

 


 (6)いきなりスキー場(^^) 意外とこのスロープきついんです(^_^;)
 
 


(7)皆さん、思い思いに休憩中。冷や汁があったりします。





 (8)トンギリ山。ここは山頂は通過しません。山頂の奥がスキー場。
へろへろ状態でたどり着いた黒峰より。
 




 (9)あっちーけどこんな場所もあり。




(10)ロードを散歩中に見かけたブルーベリー畑。




(11)ここだけ走ってゴール。なんとか9時間以内で到着(^_^;)




(12)土ホコリ、汗まみれの足。臭ってくるぜ!




(13)目の前にスムージー&アイスやさん。小銭を握りしめて・・・




(14)イチゴのスムージー(^^) 体の芯から冷やしてくれました。
酸味と甘さのバランスも心地よく頂きました。




(15)キッチンカーの中。おかあさんはちゃっかりポーズ(^^)




(16)おみやげ一覧





(17)久々に頂いた完走証。しかも第1回目。2回目はあるのかな〜
2020年2月の北九州マラソン以来にゲット。