金峰山山岳マラソン(熊本県熊本市)  

 フルマラソンのトレーニングの一環として申し込みました。しかしながら、申し込んだ福岡マラソン、北九州マラソンはことごとく落選し、このレースに出場する意味合いが薄まってしまいました。でも、先週はこのレースのことを意識して別府市の的が浜から鶴見岳、由布岳を越えて久々にボロボロになりました。今回、最後は足が止まりましたが前回ほどボロボロにはならず、概ね予想したタイムでゴールすることができました。

 名前は「マラソン」になっていますが、フラットな箇所は無く山頂前後は登山道(トレイル)なので、ほぼ「トレラン」です。標高差も1,600mはありそうです。距離も43km。そんなこともありトレラン姿の方も少なくありません。今回、自分もお初のレースなので、着替えなどで陣取った隣の方にエイドのことを聞くとあまり多くない、とのこと。でも自販機もありますよ、ということで小銭をポケットに忍ばせ、大きめのウエストポーチに思わずパンを突っ込みました。

 ところがどっこい、エイドは山頂(金峰山は少し下った場所)とほぼ5km毎に設置されています。このマラソンは山の中なので沿道の応援は殆どゼロ。ということでエイドと道の誘導の方が目一杯の声援を送ってくれます。
 エイドも充実し、おにぎり(食べやすい一口サイズ)、梨、柿、ミカン、バナナ、梅干、トマト、塩、さらに場所によってはフルーツポンチ、シュークリーム等々、飲み物も水、ポカリ、滅多に見かけない「コーラ」。本当に疲れるとポカリよりかコーラが欲しくなるんですね〜。ゴールして係の方から「何飲みます?」、「コーラお願いしま〜す」、すかさず同じ時間にゴールしてなだれ込んだ方も「me too!」 ということでエイドに不足はありませんでした。ちょこっと喉を潤すくらいの水分とちょこっとした飴、ジェリー位を持参すれば十分です。

 コースは地図、断面図を見れば分かり易いと思います。自分の勉強不足も荷担し、実際に走っていてショックだったのは二ノ岳から降りてきて右側にアンテナが立つ目立つ山が見えます。二ノ岳から下る途中で話ながら一緒に下った方が「あれが金峰山ですよ〜」と、自分「えっ!?(今まで何山を登ってたんやろ?)」、「今からあれに登るんですよ〜」、自分「えっ!?(マジか? テンション下がる〜)」 とはいえ行かねばならぬ〜。途中で仲良くなった、やはり本レースがお初のおば様ランナーに「あれに今から登るらしいっすよ」、おば様「え〜、テンション下がるな〜」と言いながら、一緒にエイドで食糧補給、気合いを入れて「行くぞ〜」、「お〜」のノリで走り始めました。

 残り1kmは会場までじわじわと登り、とても足が上がらず歩いては走り、走っては歩き、そしてその差も区別できない位のペースです。そして最後に道を越える階段を登っていると最後に一人。抜きながら「もうちょい」と声を掛けながらゴールまでなんとか走りました。ゴール後、話を聞くと「今回が初マラソンです」、自分「? いやいや、今日のはマラソンではありません。トレランです」 今までハーフは走ったことはあるそうですが初フルが今大会とは。褒めてあげたい! そうこうしているとおば様ランナーもゴールインしてハイタッチ!おば様「どこのおじ様か知らんけど〜」の一言は超受けた〜 ゴールはゼッケンを見ながら名前を呼び上げてくれ、テープもゴール毎に張ってくれるサービス、本当に頭が下がります。

 大会全体の印象。参加人数は名簿で360名程度。うち、最長コースは281名でこじんまりとした大会です。でも、駐車場の案内、道路の誘導、エイド、会場の運営を見てもそつが無く、ストレスフリーの大会でした。地元マラソンクラブが主体となって実施しているため、本当に疲れているランナーの気持ちになって運営しているように感じた良い大会で、できれば来年も参加したいと感じたところです。
 (2014.11.3)


地図はこちらから






 (1)
 熊本保健科学大学の駐車場。(普段は主会場のフードパルの駐車場)



 
 
 
(2)
 会場。




 (3)
 会場のそばにある熊本市食品交流館。この中でも準備している方もいます。
  
 


 (4)
 頂いた記念品一覧。




 (5)
 スタート1分前。普通のフルマラソンと違ってなんとなくゆたーっとしています。

 (6)
 スタート直後。やっぱりユターっとしていました。




 (7)
 2km程過ぎると急に田舎の景色になります。
 




 (8)
 5km位の場所で最初のエイド。鳴り物の応援も・・・どのエイドでも鳴り物があり少し離れた所からでもエイドが近づいたことがわかります。




 (9)
 再び山へ〜


 


 (10)
 少し渋滞気味ですが、ここは大人しく付いて行きます。
 




 (11)
 最初のピーク「小萩山」
 ここにもエイドが。腹が減っていたのでおにぎりを頬張りました。

 


 (12)
 なんだかエイドが楽しみになりました。
 ランナーを本当に暖かく迎えてくれました。



 (13)
 多分の三の岳。




 (14)
 三の岳へ。

 (15)
 山頂手前のピークにある神社を通過。





(16)
 三の岳(681.5m)山頂から見えた有明海方面。

(17)
 三の岳から一気に下ります。
 今回は手ぶれが多いなぁ(^^;)





(18)
 二ノ岳への急登。

(19)
 二ノ岳山頂直前で開ける景色。見えるは三の岳。






(20)
 二ノ岳(685.5m)山頂。ここにもエイド有り〜

(21)
 二ノ岳から車道に下って来たところを振り返って。






(22)
 エイドのおやつ。手を伸ばしているのはシュークリーム。手前にはフルーツポンチ。
 小規模な大会としては涙もののおもてなしです。

(23)
 フルーツポンチ。美味しかった〜









(24)
 不意を突かれて思わず疲れた金峰山




(25)
 急な車道を上りいよいよ登山道へ





(26)
 自分を抜いていくおば様の後ろ姿。
 「早〜」 「下りで足が止まらん!」

(27)
 あと1km。ほとんど足が上がらず・・・





(28)
 ゴールのフードパルへもうちょっと

(29)
 ゴールは各自テープを張ってくれます。モデルはおば様、この後ハイタッチ!

(30)完走証。なんとか5時間台で走りきりました。