鏡洲の森トレイル(宮崎県宮崎市)

【プロローグ】
四国のてっぺん酸欠マラソン。このネーミングからしてそそられる大会。
初めて見てから5、6年は経ったけどすぐに満席になったり、気象災害はたまたコロナなどで中止の連続、今年5年ぶり(?)の開催で第20回だそう。

 ランネットでタイトルを見つけ、エントリーボタンもオレンジ色だったので、速攻ポチりました。開催されるのは高知県いの町。改めて場所や町の広さを確認すると南端は太平洋まで7kmほど。そして愛媛県境に接する広大な面積を抱え、役場から現地まで車で2時間・・・大会実行委員長である町長自らご挨拶とは、遠路はるばるありがとうございます。

【前日まで】
 ポチったあと前泊するために石鎚山の登山口でもある土小屋の国民宿舎を予約。その後、国民宿舎の方から石鎚ラインが午後6時で閉門するので注意してください、との連絡。午前中は孫の運動会がありこれが終了してから行けば、少し遅くなるけど行ける、と思ってたのに・・・

 慌ててゲートまで40分程度の久万高原町に宿をゲットし、当日は八幡浜に17時前に上陸、18時頃宿に到着。宿泊客も少なく夕食をとるのも自分だけのようでした。ここで事件発生・・・
 
 宿の方から部屋番号を聞き鍵を頂きました。何故そう思ったのか部屋は「201号」
 部屋に入ると布団が2組・・・? まぁ、ビジネスのツインみたいなもんか〜、とくつろいでいるとドアが開く音がしたので、夕食のお知らせかな?と思うと、ご夫婦の方が「ここ自分たちの部屋なんですけど・・・」 「えっ!(汗)」鍵を見ると確かに「205」と書いてある・・・ 慌てて、荷物を移動し寝転がった布団を入れ替え、ご夫婦の方には納得して頂きました。あぶね〜

 食事は定食っぽい感じでしたが、作りたてで美味しく頂きました。ご飯も久々の白ご飯に加え久万高原町産のコシヒカリでご飯だけでも十分美味しかったです。
 
【当日】
 翌朝外に出ると霧雨までではないけどポツポツ・・・雨男ここにあり〜
 雲があるため朝6時前は薄暗いし間欠ワイパーでは間に合わない程度の霧雨のなか石鎚スカイラインの関門には20分ほど前に着くとすでに10台ほど待機中でした。

 少し早めの7時55分に開門。お初のスカイラインをガスの中を登っていくとガスの中から写真で見たことあるような景色がぼんやり見え、スタッフの方に土小屋第二駐車場の説明を聞き無事到着。

 今回はゆうたろうと嫁さんの手を同行。さすがに応援までは無理ですが、横に座ってくれているだけど応援をもらってるし、久々外出したゆうたろうも顔つきがキリリとしてます。車中で着替え嫁さんとゆうたろうに見送られながらマイクロへ。

 会場に着くと更衣室と受付があり受付は準備中、というか久々の大会で恐らく初めての方も多く要領を得ない様子もありましたが、その割にはスムーズだったように感じます。 会場には地元中学生(いの町立本川中学校)も応援のため看板をかかえ寒そうに控えてます。後日、確認したけどすっごい山の中で山村留学を受け入れている中学校でした。現在の生徒数20名のうち14名が山村留学生。7割!

 更衣室で寒さに耐えながら外を見ると「しらさ山荘」に出入りしてる方がいたので、そちらに行くと中はストーブもあり大半の選手はこちらでくつろいでいたので、自分もこちらに移動、早く気付けば良かった・・・外はガス。

 町長の挨拶があるので、とのアナウンスがありせっかくなので、外に出ると女性の町長からご挨拶。冒頭にも書いたけど長い時間曲がりくねった道をわざわざ来て頂くとは、ほぼ1日仕事です。

 今回は、ハーフと10kmで10kmの部は10分遅れのスタートとなり、スタート地点でもアナウンスしてましたが、何故かハーフの中に10kmの方が紛れ込んでスタートする方がいらっしゃいました。しかも10kmの折り返しが分かり難かったためハーフの折り返しまで行った強者も・・・ 昨日の宿を間違えた自分のようでもある。

 主催のHPで示されたコースの断面図。これだけはクレームを付けたい。往路は4kmほど急登でその先は緩傾斜の下りとなってますが、実際は、1回下り登ってまた下り、傾斜も最初の傾斜と同程度。事前のイメージとは全然違うぞ。要は登りか下りしか無いタフなコース。坂道の途中で何度も歩きながら、走り続けている方はすごい、とその後ろ姿が遠くならないようになんとか歩きました。

 復路ではガスが晴れはじめ何度か足を止め景色を楽しみました、というかこの景色をもっと晴れた状態で見たかった。同じように、景色を見たくて重いスマホを持ってきたのに〜、といってた方も止まって撮影タイム。天気が良ければ制限時間いっぱい楽しもうと思ったけど最後の下り付近から再びガスとなり結局、前の方々に遅れないよう激下り。

 制限時間は2時間40分。再びガスに突入してゴール〜
 直前に止まって撮影してると余裕やな〜 の声とはウラハラに足は死んでます。
 ゴール後は嫁さんと記念写真。 受付付近では中学生の「GOAL! お帰りなさい」のプラカードに迎えられました。

 完走証を受け取り、まかないのキジ汁とキジバーガーを頂きました。なんでキジかと調べると本川地区の特産品で一時は一万羽ほど飼養してたけど、じり貧状態となったところを行政の支援などを受け生産組合のもと再生が図られているそう。
 そんなことはいざ知らず、キジ汁美味しい〜、キジコロバーガーうまいぞ!とか言いつつゴール後の胃袋を満たして頂きました。調べてみると奥深いいの町。いままで知らなかったけど探検したくなる、そんな町でした。
 
 最初は本州に渡り陸路で帰ろうか、と思ったけど時間的に帰り着く時間は変わらなさそうだったので、八幡浜からフェリーで帰ることにして、初めて通る道なので道の駅に立ち寄りながらのドライブ。

 お土産をと思い道の駅みかわで母恵夢(ポエム)を買って職場で配ると、ルーツが愛媛県の同僚が見るなり「愛媛に行ったんですか?」と。「わかりやすく言うと大分のザビエルみたいなお菓子です」とのこと。なるほど〜
 期間限定で栗味が売られていたので、こちらをチョイスしましたが久々に美味しいお菓子に出会うことができました。

 ところで、前日久万高原町の中心街を走ってると「おこう饅頭」の看板。そう遠くない区間で2店舗見かけました。直感的にそそられましたが宿に着くのが先と思い店には立ち寄りませんでした。しかし、ここにあったんです!

 これは嫁さんの思し召しに違いない。しかし、ハズレだと大量の饅頭を食べることになるので、ここは慎重に4個入りをチョイス。
 帰宅して嫁さんと食べると、上品な甘さの小豆あんで説明を見ないと解らないほど薄皮でコーティングされていて、ほぼあんこを食べてる印象です。久々の当たりでした。

 ついでにソフトクリームを注文すると微妙な違和感はなんだ? 明らかに直径が太くてしかも角が無く丸い。見ようによっては・・・
 段数は4段程度だけど直径が太いので重くて、竹田のソフト並でコーンからかなりはみ出てるので運転しながら食べるのは大変でした。

 横に座ってる嫁さんとゆうたろうと大騒ぎしながら無事八幡浜に到着。港の駅でじゃこ天をゲット、暮れなずむ八幡浜を眺めながら帰路につきました。(2023.10.1)
 
【データ】距離 21km  累積標高差 600m 
【服装】ランニングシャツ+ランパン(パタゴニア)、靴下(Xsocks)、靴(アシックス)、アームスリーブ、手袋、帽子
【持ち物】スマホ、腕時計(GARMIN)
【気象条件】 天気 霧雨  10時:20.7℃  12時:23.1℃   風:北西   風速:1m
       ※観測場所 高知県本川  標高605m








    
 (1)久々の外出で浮かれるゆうたろう(^^)




 (2)ここから乗船




(3)振り返って別府の街と鶴見岳




tちょっとリゾート気分。リゾラバなんて流行語もあったなぁ




 (4)ハプニングあったけど美味しかった夕食(^^)




 (5)スカイラインゲートで待機中。左側には駐車場とトイレもあります。



 
 (6)案内された土小屋第二駐車場。雨である・・・




(7)




 (8)久々の大会で少しアタフタ。




 (9)ドーピング




 (10)いの町長本人がご挨拶。




 (11)山荘の中はストーブもあり暖かい

 



 (12)スタート地点。なぜか10kmの方も・・・




 (13)景色は見えずひたすら走ったり歩いたり。




(14)こちらこそ応援ありがとう!




(15)断面図とは違い帰りもそれなりに急登である。




(16)ガスが晴れてきた。




(17)お〜〜




(18)もう少し晴れて欲しい)




(19)来年も来い、ということかなぁ




(20)ゴールはやっぱりガス!




(21)ただいま〜 応援ありがとう!





(22)キジ汁美味しい!




(23)完走証とキジバーガー




(24)キジは本川地区の特産品




(25)道の駅みかわのそふと段数は少ないけど太い(^_^;)




(26)八幡浜のみかん




(26)なーるほど!




(27)




(28)ここで死にました(-_-)




(29)頂き物





(30)上が主催者公表、下が実測で全然違うぞ!
楽しい大会、ありがとうございました。