英彦山峰入り道トレイル(2022.12.4)
 嫁さんの会社つとめ時代の先輩が住む呉市。昨年の〆は長野県松本で遊び倒して散財したのけど、7月に呉市で開催されるトレイル。
 自分が走ってる間に先輩に会えば〜、と提案。そ〜やね〜
 以前、呉に来たときは会わずじまいだったし、最近はラインで繋がって嬉しそうにしていたので、多分一緒に行くやろなぁ、と。

 それも叶わない計画となってしまいました。自分1人だと行く意味あるんかい? と思いながら既に申込みが締切になっているはずだったけど、参加人数に達しなかったせいか申込み延長のお知らせ。ポチッとしました。

 それから宿を探すもレースの会場となる蒲刈島の民宿に電話すると、「お二人からです」と。二人だけど一人。泣けてくる・・・
 結局呉市広のビジネスに宿泊。

 嫁さんの先輩には3月の時は連絡するのに躊躇って知らせずじまいの状況です。
 今回も参戦するにあたり、どの時点で連絡するか随分悩んだけど、結局、レース終了後に連絡して会えそうだったら会って嫁さんの事を話そうと思いました。でも、考えたらいきなり後輩が亡くなった知らせを聞いて、その数時間後に会えるはず無い。

 都合がつかないとの返信だったけど、そうよね。その後のラインで今一番会いたかった友人だった、とのこと。
 嫁さんが好きだった先輩。ラインでは気遣い方が寄り添うような言葉。余計に、会って自分の言葉で話したかった。

 呉の中心街。本当は右折しなければならない変則交差点。間違って真っ直ぐ進んでしまったけど、嫁さんは先輩に会いたかったのかもしれない。そう思うと、泣けて泣けて。先輩もきっと同じだったに違いない。改めて、あの日のことを思い出してしまった。

 ここからはレースの話。
 蒲刈(かまがり)島。読み方はさっきまで知らんかった。あの「かまがり」かなぁ。
 コースのレイアウトは距離21km、標高差1,500m位(主催の正式の値は無い)だけど、里山特有の直登、激下りでしかも前日は大雨で、呉まで途中、2回も通行止めで2度の渋滞に巻き込まれました。

 急な坂道はドロドロな箇所も数知れず、あちこちでスリップした痕跡だらけです。大会の感想を見ても経験が浅い方ほど、こんな酷い大会は・・・みたいなコメントが目立ちましたが、前日の雨を考えたら想定内だし「出直してくください」の一言です。

 それより、覚悟はしてたけど想定内の暑さと、自分的にはこの距離と標高ならなんとかいけるやろ、なんて・・・ごめんなさい。舐めてた自分が悪うございました。とにかく、時間と距離の感覚が合わず気持ちばかりが先行するし、激下りで筋肉やられるし、最後の登り返しはたぶんロープが無いと無理!みたいな直登。

 ようやく長いロードに出た頃には、足は残らず下りなのに走れないという情けない状況です。
 認識はしてたけど最後はゴールを横目に岬の先端を登り返すレイアウトなんですが、地図だけでなく下る途中で見た目大したこと無いと思ってたけど、どーしてこれが最後の最後なもんできついんです。

 その前の海沿いのフラットな歩道でさえまともに走れない状態なのに、その先の登りなんてありえん・・・時計を見ながら4時間切れるかなぁ、と思ってましたがギリオーバーでした。

 途中のエイドは広島らしくもみじ饅頭、小さいおにぎり、冷や汁(冷たい味噌汁)、飲み物もスポドリに加えコーラも。
 2回目のエイドでスタッフの女性が「シャツのタグ、見えてるけど・・裏返し?」「ありゃ〜!やってもーた。このまま行きます!」てなことで、シャツが裏返しだったという失態でした。

 久々のレース。運営する会社で随分雰囲気の違いを感じることが多いけど、まぁ、全体的には良い大会だったかな〜
 帰りながら少し島をウロウロしましたが、歴史的な街並みを整備していてゆっくり歩きたい場所もありましたが、立ち寄った店がオーダーストップだったり、と長居をすることなく島を出ました。

 島に渡るには片道570円(軽)、普通車だと730円。ナンバーの色が白いのも紛らわしいのかも知れませんが、朝渡るときに普通車の金額を徴収されたので、帰りに朝の領収書で申し出たら無事返金。 帰りはSAでお土産を仕入れて無事帰還しました。

【データ】
 距離 21km  登った高さ 1,400m位  要した時間 4時間くらい
【備忘録】
 服装:ランニングシャツ、ランパン(パタゴニア)、靴下(Xsocks)、靴(アシックス)
 持ち物:ザック(5L)、ソフトフラスコ(500ml×2)、ヘッデン、エイドキット、イマージェンシーシート、食料(せんべい、鶴の子、ウインドブレーカー上、、スマホ、バッテリ、携帯コッフ
 気象条件:曇りのち晴 気温(湿度) 8:30 23.8(94)℃〜 12:30 27.8(75)℃ 風 西より 3〜4m/s  観測地点:呉市蒲刈(標高48m)








    
 (1)久々の九州脱出。この後、大雨で2回ほど高速から降ろされ渋滞




 (2)ビジネスホテル近くのお好み焼きやさん。




(3)呉風らしい




 (4)受付会場前で待機中




 (5)スタート地点。



 
 (6)記念写真中。自分は撮影側。




(7)スタート前の記念写真。呉市長もいるらしい。




 (8)スタートらしくないスタート。




 (9)こうやって見るとなかなかの急登




 (10)この辺りですでに汗ダラ(^_^;)




 (11)エイドの水分が嬉しい

 



 (12)見晴らしの良い場所。遠くに見えるは島と本土をつなぐ橋




 (13)この橋は上下の蒲刈島をつなぐ橋




(14)島一番の集落(たぶん)見た目立派な家が多い




(15)ロードの下りなんですが、足が動きません。
海に突き出た岬のてっぺんまで行くけど大したこと無さそうと思った自分が馬鹿でした




(16)平坦だとさらに走れない・・・涼しそうに見えますけど暑いんです。




(17)最後の岬辺りは余裕が無く、ゴールして完走証。




(18)橋〜来年来るかな〜
この後、呉の中心街を抜けて帰路につきました。




(19)無事、帰還しました。行って良かった。