この地域で最初にトレイルが開催されたのは2015年。 自分が参戦したのは翌年2016年第2回目。第1回目は15kmで開催され、2回目からショート25km、ロング36kmが設定されロングに参戦しました。 この時は小石原を起点に英彦山に連なる修験道を走破するレース。コースレイアウトも厳しめだったので事前に走ってみたけど、間違いなくDNFな結果でした。レース当日は10月初めだったこともあり蒸し暑く、気温、湿度ともに高く、コースも岩場が多く度々渋滞が発生した結果、完走率17%とその年のレースで最低の完走率でざわついた曰く付きのレースです。 あまりのDNFの多さに回収車が追いつかず、人によってはそこから走って会場に戻る方もいらっしゃいました。多くの方が26km地点の第二関門でリタイア。 第二関門に到着すると既に到着した皆さんから「お疲れ様でした〜」と暖かい拍手で迎えられた光景は今でも忘れられません。 その後、東峰村の水害でレースが中断しましたが、昨年からコースを変え英彦山修験道トレイルとしてリニューアルの第1回目が開催され、思い入れがある大会なので速攻申し込んだものの、昨年のこの時期は肉離れ(たぶん)で少し走ると足が痛む状況が続き、不安を持ちながら参戦するも秋月城跡を6時にスタートし1kmも走らない地点で足が痛み始めリタイア。 ほとんどDNS状態で、清々しい朝陽を浴びながらには家に帰り着きました。 2回目の今年。過去6年の思いもあり大会の案内に早速ポチっ。 コース前半は比較的走りやすい印象だったので、今回は薄ら記憶がある箇所もあるけど9割以上は忘れている、加えて知らない部分を含む大日ヶ岳〜釈迦ヶ岳〜三国境〜浅間山の区間と、トレーニングを兼ねて岳滅鬼岳峠まで足を伸ばしてみました。 スタートは本番でゴールとなる棚田親水公園の駐車場、JR筑前岩屋駅より1km程下流になります。 5時15分、ここから大日ヶ岳登山口となる峠まで暗闇の車道を走り、途中遭遇した鹿は慌てふためいて右往左往して山の中に逃げていきました。 峠の登山口から登り始めた時刻から大日ヶ岳の山頂に陽の出の頃には着くかなぁ、と思ってると結構な急登で登り着いたらピークと勝手に想定してたけど実際は少し先。しかも大日ヶ岳の山頂は景色無し。早々に引き返し朝陽を浴びる大日ヶ岳を振り向きながら釈迦ヶ岳へ。 釈迦ヶ岳は何度か登ってるので急登の認識はあるけど、思いのほか山頂が遠い。このことを確認できただけでも下見した甲斐がありました。 釈迦ヶ岳山頂は360℃ビュー。この時間帯はピーカンで英彦山方面に雲海が押し寄せ南北ピークが少し覗いてる程度で良い景色です。今から登る岳滅鬼山辺りはガスが掛かってそう。 岳滅鬼山は三角点、その先岳滅鬼嶽は三角点より高いピークを通過すると英彦山側はロープゾーン。岩場でガスが掛かってたせいで足下が濡れてたので少し慎重に下り、時折落ち葉の絨毯を踏みながら久々の標柱のある岳滅鬼峠に到着(地図だともう少し先) ここから三国境まで引き返す間、英彦山周辺の雲海は継続中だったので展望の良い場所で何度も振り返りながらの最後の浅間山へ。ここもお初のピークです。 浅間山からの下りも急下りで落ち葉も積もり足下要注意でした。目印はしっかりしているのでほとんど迷うことは無かったけど、林道への降り口周辺が災害のせいか目印はありますが谷をはさみ滝の手前で目印が右往左往して少しわかりにくく感じました。 林道には浅間山登山口の看板と車を4、5台駐車できるスペース有り。 ここから林道経由、県道に出て親水公園駐車場へ。浅間山山頂から駐車場まで下りだけで災害復旧がすすんだ棚田と綺麗なせせらぎを眺めながらながらオンロード。もう少し気温が高ければドボンしたい・・・・ 距離は24km、累積標高は1,800mほどと想定を下回った印象ですが、ロープが多かったせいか翌日は足の疲労感はいつもどおりですが、腕は筋肉痛です。 残すところ2週間、因縁のトレイル、まずは完走が目標です。 −備忘録− 【気象条件】天気:晴れ 気温:8.8(5:00)〜18.3(12:00) 風:北北東〜北北西 0〜2m ※観測地点 添田(標高93m) 【データ】距離:24km 累積標高:1900m 掛かった時間:6時間30分(休憩含) 【格 好】 半袖+ノースリーブ、アームスリーブ、パンツ(パタゴニア)、グローブ 【足 下】 靴(アシックス) 靴下(Xソックス) 【持ち物】 ザック(サロモン12L)、フラスコ500ml×2、ハイドレーション1.5L、合羽上下、アンダーシャツ、グローブ2種、 ヘッデン、スマホ、バッテリー(5,000mA)、救急セット(含:イマーゼンシーシート、胃薬)、携行カップ 【食 料】 おにぎり、リンゴ、せんべい、鶴の子他 |
(1)棚田親水公園から約1時間で峠の登山口に到着 5:15スタート 6:10登山口着 (2)峠のトンネル。何も写りませんように(^_^;) (3)だそうです。 (4)木々の合間から見えた雲海 6:45 大日ヶ岳 (5)大日ヶ岳からの下りは思いの外激下り (6)鞍部の岩場。滑らないようにソロリ (7)振り向くと大日ヶ岳には朝陽 (8)間もなく釈迦ヶ岳。意外と山頂が遠かったなぁ 7:25 釈迦ヶ岳 (9)山頂に着くと広がるパノラマと英彦山方面の雲海(^^) (10)小石原方面 (11)山頂標識。6年前もここで景色見たけど暑かった・・・ (12) (13)岳滅鬼山 ここには△点有り 8:55 (14)目の前はガスが流れたり消えたりと楽しい (15)北側には雲海が広がってる (16)途中で見た雲海 (17)展望の良い岩場にて (18)そして石柱のある岳滅鬼峠 9:33 (19)ここから北は豊前の国小倉領らしい (20)苔と落葉のコラボ (21)消えない雲海 (22)岳滅鬼山への登り返し。 (23)何度見ても飽きない。素晴らしい〜 (24)絶景独り占め (25)時折こんな場所もあり心地よい (26)ブナもあったり (27)落ち葉の絨毯も (28)お初の浅間山山頂。あとは下るだけ、激下りだけど(^_^;) 10:50 (29)SAIOTO COLORS2022に遠征したときに買ったりんご。美味し (30)途中で見た大木 (31)浅間山登山口。ここに降りる直前がちと解りにくい (32)筑前岩屋駅前通過 (33) (34)公園の看板。ここが当日のゴールです。 (35)ここです。 (36)公園の駐車場に到着 11:50 (37) |