一つ戸城山(中津市耶馬溪町) 364.4m  〜尾山(中津市山国町) 749.9m

【前置き】
 昨今、英彦山に通っていたワケ。福岡県の山で英彦山周辺の地図を眺め、妙に目に留まったのがJR日田彦山線の「筑前岩屋駅」と「彦山駅」。筑前岩屋駅を起点に県境ルートはどーよ と考えた次第。 特に、コースの終盤となる英彦山を何処から登って、どちら方面に下るのがベターかその確認も踏まえての、英彦山山行でもありました。

 オンロードもあるけど面白そう〜、と思い立った頃に足首を故障。 
 微妙に痛みは残るも、このアイデアが次第に喉に刺さった小骨のように感じ始め、すっきりしない天気が続きやるなら今! とミヤマキリシマの誘惑にも耐えながら、早朝の筑前岩屋駅前に立ちました。


【筑前岩屋駅】
 
駅に向かって、右側は水くみ場のため、駐車しないようにとのお達し。従って、左側に5〜6台の駐車スペースがあります。
 土曜日の早朝だったので、自分1台だけでした。トイレも綺麗で自販機有り。無人駅ですが、下山後駅に降りると水くみ場は賑わっていました。公衆電話もあります。
【彦山駅】
 ここは駅前に適当に駐車しているようでした。駅前には道路を挟んで食堂が2,3軒、自販機も5,6台並んでます。トイレもまずまず綺麗。小倉方面は1番ホーム、日田方面は3番ホームで線路に降りて渡れます(^^)

【本題】
 今回はトレランスタイル。まずは峠までオンロード。早朝で谷間を登っていくので涼しいかな〜と、思ったら・・・暖かくて湿度が高くて汗ダラダラです。熱中症モードです。この状況は、終日続く訳で、特に、帰りのオンロードはアッチ〜

 時折、風が通る場所では、ザックを降ろし体を冷やすこと数分。呼吸が整った所で再スタートの繰り返しでした。

 今回、お初のルートは釈迦が岳〜岳滅鬼岳の間。英彦山で話した方によると釈迦が岳はどーやら別ルートで登ったようです。釈迦ヶ岳山頂からはうっすらですが英彦山が見えます(遠いし・・・)

 釈迦ヶ岳から三国境(浅間山分岐)までの登山道は植林中心で淡々と走るには良い景色です。三国境から先はブナやコナラなどに変わり、さらに走りやすくなりました。岳滅鬼岳から先はアップダウンと痩せ尾根が多く、この辺りは慎重に通過。

 猫の丸尾手前になると、そーいえば秋に長崎隊と歩いたなぁ、と思い出しながら猫の丸尾で小休止。ここから、籠水峠まではあっという間でした。そして、最後の南岳の登りはさすがに足が上がらなくなり途中、何度か小休止を入れながら先客のいる山頂に到着。

 先客の一人が、格好を見て「何処からですか?」 「筑前岩屋駅からでっす〜」 「朝3時頃出たんですか?」 「5時半頃です」
 「祖母傾1日縦走もしたことあるんじゃ?」 「は〜い」 みたいな会話。一度、チャレンジしたいとのこと、水場や時期の事についてしばしお話しました。 トレラン姿には暖かい英彦山でした。

 階段が無い北西尾根を一気に駆け下り、別所で並み居るライダーの中、コーラ片手に男前いせくんにご挨拶。ここからオンロード彦山駅へいざ〜 当たり前ですが標高が下がると気温は高くなる訳で、彦山駅に着いた頃には日干し状態です。

 ここでも、コーラを一気飲みするも足らん。水を追加してようやく体全体に水が染み渡ったようです。

 電車は1時間に1本も無いローカル線。しかも休みの昼間は人も少なかろう、と汗臭いそのまんまの格好で電車に乗り込むと乗客多いし・・・思わず、ひるんでしまい一駅なので端っこの方に立ってました。

【雑談】
 釈迦ヶ岳の△点データを見て、なーるほどと思ったこと。△点名は「宝珠山」。平成17年の合併前の旧村名は「宝珠山村」。
 村の名前になる程の由緒ある山だったんですね〜 

【データ】
 距離 26.8km   登った高さ 2,000m位  要した時間 6時間20分位(以下、詳細)

  筑前岩屋駅(5:30)− 斫石峠(6:06/6:11)−釈迦ヶ岳(6:30/6:32)−三国境(7:23/7:32)−岳滅鬼山(7:52/7:54)−
 岳滅鬼峠(8:15/8:17)−上塚山分岐(8:36)−猫の丸尾(9:07/9:13)−英彦山南岳(10:06/10:22)−別所(10:58/11:03) −彦山駅(11:50)

 JR運賃(彦山駅〜筑前岩屋駅) 230円   (2016.6.11)
 

地図はこちらから







    
 (1)地図 「1.筑前岩屋駅」
 駅の左側に一般の駐車場とトイレがあります。




 (2)トンネルの説明。すごいトンネルでした。合掌。



     
(3)棚田百選に選ばれている水田。



     
 (4)地図 「2.釈迦ヶ岳登山口」
トンネルのそばに登山口があります。駐車スペースも路肩に数台分あります。





 (5)
釈迦ヶ岳山頂。本来の急登ルートとは別ルートでした。また、宿題が・・・
ここから、遠くに英彦山が見えました。今日の暑さで行けるかチョ−不安。

 


 (6)
しばらくは登りも含めて、こんなイメージです。




(7)
来た道を振り返って。




 (8)地図 「3.三国境」
実線が岳滅鬼山方面、点線が浅間山方面です。




 
 (9)
三国境からはブナなどの森に変わります。




  
 (10)
岳滅鬼山手前の伐採地帯




  
 (11)
岳滅鬼山
 



     
 (12)
左のピークを振り返ったのが右。




 (13)
痩せ尾根が多くなります。



   
(14)
展望良好な場所から英彦山遠望。




(15)
岳滅鬼峠



     
(16)地図「4.上塚山分岐」




(17)地図「5.猫の丸尾」
ここで一休み。




     
(18)地図「6.籠水峠」
猫の丸尾からすぐです。左は鹿の角の壁。





(19)
最後の登り



     
(20)
南岳手前の鎖場




(21)地図 「7.英彦山南岳」
ここでしばらく休憩。




(22)




(23)
北西尾根に向けて出発〜




(24)
激走しながら撮影してみました。




     
(25)
男前、いせくん。





(26)
銅の鳥居の先もしばらく参道の階段だったんですね。





(27)
右に登ると「彦山駅」です。
パトカーは一旦停止取締中
(^^;)


     
(28)地図「9.彦山駅」
駅前の車はJR利用客の駐車中の車。 右は料金です。




     
(29)
彦山駅構内。





     
(30)
筑前岩屋駅構内。右がトンネル。




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