訳あってなんと日本の最西端の地、与那国島を訪れることになりました。当然、バカンス・・いえ仕事です。本当に・・・しかも極秘の・・・。2泊3日で、前後は移動日で中日が仕事です。当初は、午前中で仕事が終わり、午後は観光を兼ねて島内を見て歩くことができるかなぁ、と思っていましたが、なんと、仕事熱心なもんで結局、仕事が終了したのが夕方、さらに夜の席も仕事のようなもんで、ほとんどフリーな時間はありませんでした。 それでも、最終日飛行機に乗るまで少し時間があったので、与那国島の最高峰、宇良部岳(うらぶだけ)に登りたいと、早朝でしたがホテルの方にお願いして、登山口まで送ってもらいました。若いホテルマンでしたが、快く対応して頂き感謝です。ホテルの方によれば、登山対象の山では無いですよ、とのことでそれは承知の上ですが、ここまで来るとやっぱり登らんと! 山頂にはTVアンテナなどがあるため、山頂付近までコンクリ舗装の道路が付けられています。それでも、三角点からは島全体を見渡すことが出来ます。与那国島はダイビングやカジキマグロ釣りのメッカですが、ここから眺める与那国島はなかなか良いです。山頂近くまで車で行けるので、時間に余裕があれば是非。町の中心部から20分もあれば行けると思います。 今回、登山口とした場所から、コンクリ舗装の道をテクテク歩いて20分弱、途中、左側にアンテナがありここを過ぎると右に曲がりながら少し下りながら正面に山頂が見えます。道は行き止まりとなりその左側に階段があります。階段を登り踏み跡をたどっていくと三角点に到達します。当日はやや霞んでいましたが、ご来光を拝むことができたし、島全体を眺めることができたし・・・次、来ることがあるかどうかわかりませんが貴重な体験と時間を過ごすことが出来ました。 下山後、天気は急速に悪化し、自分たちが乗るはずの飛行機がなんと悪天候のため着陸できない可能性があり石垣に引き返すなんて、アナウンスです。内心、もう一泊だ〜、なんて思っていたら、強風の中着陸してくれました。ということで、ハードな与那国の3日間は終了しました。 改めて、与那国島を眺めてみると東西約12km、南北4km、人口1,600人ほどの小さな島です。以前はこの10倍ほどの人口だったらしいのですが、それは台湾との密貿易によるものだそうです。主な産業はさとうきび、畜産、近海漁業それと、泡盛。泡盛でひとつうんちく。なんで泡盛であんなにアルコール度数が高いのか?地元の方によるともっと高いものがあるそうです。その、使用目的は洗骨だそうです。与那国島には火葬場が無く、今でも火葬ではなく遺体をお墓に納めて7年後に再び外に出して、骨を高濃度の泡盛(アルコール)で洗骨して再度、お墓に納めるそうです。 そんな話を聞きながら小さい島ながらの一体感、家族のような思いやりを感じた3日間でした。 (2010.2.4) |
|
(1) 地図「1.登山口」 といっても山頂付近までコンクリ舗装です。 |
(2) 左○の中の拡大。 |
|
(3) コンクリ舗装の道。振り返ると海が見えたりします。 |
(4) 地図「2.アンテナ」 左側にアンテナらしい施設がありここを右に曲がると山頂が見えます。。 |
|
(5) 右上のアンテナが山頂になります。 |
(6) コンクリ舗装が行き止まりになる直前に左上に登る階段があり、踏み跡に従っていくと三角点にたどり着きます。 |
|
(7) 地図「3.宇良部岳」 |
(8) 山頂から見えた与那国島中心街。 |
|
(9) 島の西部。 |
(10) あちこちで見かけた銀合歓の花 |
|
(11) 帰りはホテルまで歩いて帰りましたが、その途中、水田に写った逆さ宇良部岳です。 |
||
ここからはスナップ写真です。 | ||
ドクターコトーのロケ地 |
深い青色の海。 天気が良いともっと綺麗なはず! |
|
研修中にちょこっと晴れ間が見えました。 滞在中シャツ一枚で十分、夜は蚊に刺されました・・・ |
那覇から与那国島行きのひこーき |
|
宇良部岳山頂から与那国島の日の出。 この後の数時間後、夕立の様な雨を考えると 奇跡的な日の出でした。 |