長崎のロングルートを歩きました。 

 そよかぜさんから、最近の若いモンすぐに二日酔いでへろへろになってしまいなっちょらん!鍛え直してやるから5時までに集合場所に出て来い!との厳しいお達しがあり以下、メールの主文。
 「長崎組では5月31日に多良山系のロングルート縦走をしたいと思っています。このルートはロング&アップダウン有&前半展望なしのコースです。距離もなかりあり、祖母傾きも真っ青〜 郡岳〜五家原岳〜黒木で20km以上で、かなりの覚悟が必要なルートとなります。」

 聞くところに寄ると昨年、長崎隊女子チームはゴールインした時には涙を流したとかで、相当なルートと伺いました。
とはいいながら、あまり調べることもなく概ねコースだけは確認、むしろ気になったのは翌日が月曜日なので出勤が辛いなぁ、ということでした。 でも、深く考えずそれより高速がどこまで走っても「千円」に魅せられ、ついつい参加の回答をそよかぜさんに返信しました。

 とにかく集合時間が「5時!!」 長崎の大村までだと高速を使用すれば3時間弱で行けそうなので、当日の朝(夜中)2時に出発することにしました。ほとんど高速道路の走行、しかも大分−長崎道は混まないので昔懐かしいクイーンの名曲、「ういー あー ざ ちゃんぴおーん!」と気合いを入れながら真夜中の長崎道を爆走。集合場所には5時前に到着しました。

 全員が揃ったところで、登山口へ移動し簡単に自己紹介を終えいよいよ本日の幕開け、5時35分に出発です。ここから先は文章で書くと長くなるので詳細は割愛しますが、リーダーを山馬鹿さんとする10名で本日のロングルートに挑みました。ルートは樹木の下が多く景色にやや乏しい感がありますが、時折展望の良い場所に出ると景色が新鮮で、緑が眩しい林床を歩くので気持ちよくもあり、太陽から保護されているので、今からの時期は歩きやすいルートのように思えました。

 また、林床のルートのため落ち葉が積もっていて場所によっては滑る要因にもなりました。途中、地図では「わらい坂」で示した激下りの場所があり登山道の横の林の中を木に掴まりながら下りましたが、ひょっとしたら枯葉スキーが出来るのでは・・・と考えシリセード風に滑ると気持ちよく滑っていきもう少しで山馬鹿さんに激突するところでした。

 本ルートでは郡岳、経ケ岳、五家原岳は目立つピークですが、途中も小さいピークをアップダウンがあり経ケ岳など主要なピークを登る時はそれまでの体力の消耗がこたえます。経ヶ岳から後半の「難所」五家原岳を眺めながら「すぐそこじゃーん」なんて言ったものの、山馬鹿隊長より当初説明があったように経ヶ岳が今回のコースの中間点とのことで、本当に歩いた実感としてそのとおりでした。途中、別のパーティに会った際、隊長が本日のルートを説明すると拍手を受け、かなりのルートを歩いていることを初めて実感した瞬間でした。

 今回は、ロングルートということもあり山馬鹿隊長のリードで1時間に1回、10分の休憩、経ケ岳の昼食時間も20分と短めにして歩きました。以前からそよかぜさんや山馬鹿さんちで拝見していた金泉寺、水場もありここでは少し長めのコーヒータイムとなりついでに木漏れ日の下で靴下を脱ぎしばし日干しです。
 金泉寺を出発し、いよいよ最後の砦となる五家原岳に向けて出発です。途中、中岳を越え最後の登りをあがくとテレビ中継所があるピークへ。山頂ではそよかぜ合唱隊が急遽編成され、多良岳山系を歌詞にした唄が歌われました。

 五家原岳を出発、いよいよ長かった本日のロングルートも終了に近づきました。それでも駐車場まで2時間以上です。
 無事、一般道に出た時点でちょうど12時間となりました。GPSのデータでは歩いた距離23km、累積の登った高さ1,800mでした。

 【コースと主要ポイントの時刻】
 郡岳南登山口(5:35)〜郡岳(6:44)〜遠目越(7:18)〜遠目山(7:51)〜春日越(8:24)〜岩屋越(9:07)〜狸だまり(9:48)〜釜伏山(10:05)〜つげ尾(10:56)〜経ヶ岳(11:31)〜中山越(12:20)〜笹ヶ岳鞍部(12:51)〜金泉寺(13:28)〜西ノ越(14:04) 〜中岳(14:50)〜五家原岳(15:26)〜横峰越(16:24)〜黒木(17:35)
  行動時間12時間 歩行時間10時間

 【GPSデータ】 移動距離 23.0km 累積標高 1,800m

 【メンバー】
  福岡組 Kさん Nさん
  大川組 風さん エミリーさん
  佐賀組 タクさん
  長崎組 山馬鹿さん(隊長) そよかぜさん(影の隊長) クラッカーさん みつばさん
  大分組 よっちゃん   



 (1)
 地図「1.登山口」
 郡岳南登山口。出発前の様子



 (2)
 地図「2.郡岳」
 郡岳山頂。ガスがあり残念ながら大村方面は見えませんでした。



 (3)
 登山道に差し込む朝日。眩しい・・・




 (4)
 地図「3.林道へ」
 一旦、杉林の間の林道にでますが、100mほどで杉林の中に入ります。ここには看板があります。



 (5)
 地図「4.遠目山」直前の岩。ここを越えるとすぐに遠目山山頂です。




 (6)
 地図「6.春日越」
 ここには木製の立派な看板が設置されています。

 (7)
 地図「7.岩屋越」



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 地図「8.わらい坂」
 急坂で皆さん、木に掴まりながらの下りです。



 (9)
 地図「9.狸だまり」



 (10)
 釜伏山手前の展望台より郡岳方面を眺めたところです。




 (11)
 地図「10.釜伏山」 山頂



 (12)
 きれいな木立




 (13)
 地図「11.岩の門」
 名称は勝手に付けました。




 (14)
 地図「12.つげ尾」
 経ヶ岳への急登に備えてここで休憩。山頂に向けて厳しい道が続いていました。
 

 (15)
 地図「13.経ヶ岳」
 山頂から五家原岳方面を眺めたところ。ここからが長かった・・・



 (14)
 地図「14.中山越」

 (15)
 地図「笹ヶ岳鞍部」




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 笹ヶ岳鞍部を過ぎると左側にある好みの木

 (17)
 特徴のあるヒメシャラの木。ここを過ぎると間もなく金泉寺です。




 (18)
 地図「16.金泉寺」
 お寺は改築中だそうです。水場、バイオトイレが設置されていました。

 (19)
 地図「18.犬鳴岩」
 この岩の上に縦走路から登ることが出来、景色が良いそうです。



 (20)
 五家原岳へ

 (21)
 階段




 (22)
 地図「19.五家原岳」
 山頂でしばしのんびり。急遽合唱隊が編成されました。

 (23)
 地図「20.横峰越」
 最後の休憩です




 (24)
 地図「21.露岩」
 ここだけ岩場です。

 (25)
 地図「23.橋-1」
 



 (26)
 地図「24.橋-2」
 この橋はかなり傷んでいるようで、一人ずつ渡りました。




 (27)
 ようやく一般道へ



 (28)
 一般道から見上げる経ヶ岳。
 長〜い一日が終わりました。明日は仕事だ〜!
 御一緒して頂いた皆様、、ありがとうございました。