今回は、山馬鹿隊長率いる長崎隊の皆さんが、当コースを歩くということで便乗させて頂くことになりました。また、「木曜日は定休日」でお馴染みのhirokoさんが同行することとなり、自分を入れ7名となりました。犬ヶ岳はこれまでに3回登ったことがありますが、経読岳方面も含めると5回程となります。 これまでは、シャクナゲの時期が主体で、晩秋の時期は初めてということもあり、縦走路は楽しみでもあります。特に、犬ヶ岳から一の岳、求菩提山方面の縦走路はブナ、カエデ、紅葉などの自然林の下を歩く縦走路ですでに、紅葉のピークは終わっていると思いますが、気持ちよい歩きを期待できそうです。 前日の由布岳とは異なり、風も無く穏やかな気象条件です。駐車場に7時頃到着しましたが、紅葉のピークも過ぎているせいか車は自分だけで、やはりシャクナゲの時期以外はこの程度かなぁ、といった様子です。しばらくすると長崎隊、hirokoさんとも無事合流。いざ出発、と思いきやいきなり道が間違えてしまいしまいました・・・ 昨日の疲れを少し感じながらボチボチ登っていきますが、やはり女性軍がいると賑やかです。縦走路に近づくに連れ味わいのある木立となり、そして、今回のルートの楽しみでもある笈吊岩の鎖場です。何度かこれまで通過しましたが岩が滑りやすいこともあり、それなりに慎重を期す場所ではあり、皆さん、それなりに楽しんだようで無事登り切ることができました。でも、「下りたくはない」との意見には同感です。 ここからはアップダウンを繰り返す縦走路で、犬ヶ岳山頂まではシャクナゲが縦走路を覆いますが、今回見る限りでは着蕾数が少ないように見受けられました。この時期の犬ヶ岳の山頂は落葉しているおかげで若干、遠くが見えますがやはり景色を楽しむ、といった状況ではありません。 シャクナゲの群落も好きですが、個人的には犬ヶ岳から一の岳、求菩提山方面の木立の下の縦走路が好みであります。一の岳は景色も良く、椅子とテーブルがあるのでここで大休憩。皆さん、思い思いの食材をザックの中から引っ張り出して昼食で、自分は相変わらずの日の丸弁当です。これに、皆さんからおかずを提供いただき豪華な昼食を頂くことが出来ました。 山馬鹿さんの結石の話からプリン体の話になり、本人やご主人が通風持ちとのことから、食事などの話で盛り上がりました。山馬鹿さんは石持のため特に食べ物に慎重になっていましたが、自分は全くのお構いなしで何でも食べています。さらに、最近物覚えが悪いのは頭の中にプリン体が蓄積しているせいかも〜 なんて、まさに成人病まっしぐらの中高年の会話でした・・・ 一の岳で景色と食事を楽しんだあといよいよ、今回のメインイベント(少なくとも自分はそう思っている)の気持ちよい縦走路です。ただ、残念なことは縦走路のそばを経読林道が通っていることですが、これは無視しましょう。ほとんど落葉していて、登山道はほかほかの落葉の絨毯で、枯れ木立の木漏れ日の中を楽しみながらのんびり歩きたくなる道であります。そういえば、どこぞで冬枯れの山を見て「涙がでそう・・・だって女の子だもん」と言ったとか・・・ 10日ほど前であれば、紅葉が綺麗だったことが容易に想像できますが、枯葉いっぱいの縦走路とまだまだ紅葉も堪能できてお得感のある縦走路でした。 今回は求菩提山からは鬼の作った階段を初めておりましたが、なかなか長くて高度感がある階段で、途中のお宮でも紅葉&銀杏の黄葉を楽しむことができました。 今回は予想以上に気持ちよい晩秋の山を歩くことができ、これも長崎隊、hirokoさんのおかげです。感謝。 |
(1) 駐車場です。約40台収容できます&トイレ付き。(2006.5.3撮影) |
(2) 経読林道に出たところ。(2006.5.3撮影) |
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(3) 縦走路手前。アブラチャンが目立ちます。 |
(4) 笈吊峠。目の前には笈吊岩が立ちはだかっています。 |
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(5)笈吊岩の鎖場。登りは右側の方が登りやすいようです。 |
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(6) 犬ヶ岳山頂手前の景色の良い場所。 犬ヶ岳山頂は木立に囲まれているので、景色はこのあたりで。 |
(7) 犬ヶ岳山頂。 夏場は暑いので木立がありがたいのですが・・・ 今回は通過ポイント |
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(8) 犬ヶ岳を出発してすぐのの露岩。 冬枯れの縦走路が良く見えます。 |
(9) 一の岳手前の木立の下の縦走路。 |
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(10) 一の岳山頂。景色も良く、テーブルもあり格好の休憩ポイントです。 今回はここで昼食の大休止。 |
(11) 一の岳から眺める英彦山方面。方向が少し違いますが、遠くにはくじゅう連山らしき影も見えたような気が・・・ |
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(12)縦走路 |
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(13)とても気持ちよく、落ち葉の絨毯が敷き詰められた 杉の宿周辺の縦走路。 まだ、紅葉もみることができました |
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(14) 鬼の階段。誰が数えたか階段に段数を書いていました |
(15) 銀杏の絨毯 |
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こんな紅葉や |
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こんな紅葉も |
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枯葉の絨毯でした |