大船山・新年

 ちょっと、息抜き(いつものことやろ! と突っ込みが入りそう・・・)ということで、寒波の後の山に登ることにしました。
 上司にも「明日は天気が良いのでさぼりまーす」と、自分だけかもしれませんが明るい職場です。  

 トレーニングと朝駆けを兼ねて今水の登山口を3時15分に出発。ただ、祖母山の疲れが抜けていないのか足が重く感じます。標高が高くなるにつれ、尾根の北側には雪が残りますが、しばらくはアイゼンを付けるほどではありませんでした。

 それにしても、すごい風です。ごーごー、と間断無く吹き尾根の左右で全く風当たりも違います。
 さらに標高が高くなり、傾斜が急になると路面は凍結し、アイゼン無しでは厳しいと判断し、アイゼンを装着しました。東尾根を登った方は分かると思いますが、普通の時でも難儀する急傾斜の手前位からです。
 できれば、爪先のあるアイゼンがお勧めです。

 山頂に近くなると、雪で路面がかさ上げされ、日頃は気にならない木々がザックなどに引っかかり、余儀なく中腰の体勢を強いられます。さらに、登山道もさっぱり見えず、なんとか路面の固い場所を選びながらルートを確認、山頂近くまでこのような状況でした。 ちなみに、下山時は入山公ルートを下り、東尾根ほどではありませんが、山頂からしばらくは同様な状況でした。

 思った程、時間は掛からず5時30頃山頂に到着しました。でも下界で見えていた月もガスで見えません(-_-;)
 大船山では、日の出前後にガスが切れ、しばらくガスに覆われた後に9〜10時頃にガスが晴れる良くあるパターンです。今回は、いつもよりガスが濃く、時折ガスが切れるものの、ほぼ撃沈・・・

 時折、坊がつる方面も晴れますが、こちらを撮影しようとすると、風が強く数分で体が冷え上がってしまいます。
 風は基本、西風の強風ですが山頂周辺は風が巻き、風を避けたつもりでも思わぬ方向から風に煽られ、風のサンドバック状態です。

 もう少し待てば晴れたようですが、夕方に所用もあるので晴れ上がるのを待たずに下山しました。
 今回は、久々に入山公に会いたくなりゆっくりと墓所を歩きました。随分長いこと立ち寄っていなかったし、御利益にあずかれば、と大船山を背景に合掌。(2015.3.12)
 






(1)やっと晴れ間が見えるもあっという間にガスが掛かります。





(2)これが精一杯でした。






(3)時折、晴れ間が見えます。
穏やかに見えますが暴風並みの風が吹いています。






(4)まともに風を受けながら撮影。
あまりに寒く、構図など構ってる余裕がありません(^^;)






(5)同じくです。






(6)






(7)時折ガスが切れましたが、その後はしばらくガスでした。
PMの影響か、晴れても青の精彩が欠けます






(8)






(9)振り返りながら山頂。






(10)かさ上げされた登山道。ザックが枝に何度も呼び止められました。






(11)右側の岩は8合目、兜岩。





(12)ここで、のんびりお茶しました。






(13)陽が当たれば暖かい・・・






(14)鳥居窪より。山頂のガスもとれたようです。






(15)岡藩中川公墓所。元祖、岳人かも。






(16)風は冷たくも、陽射しは春めいてきました。