大船山でも、色が変わり始めています。御池の周囲はそろそろ綺麗に染まりつつあります

 本来なら芽依と一緒に冬のくじゅうを歩く予定でしたが、芽依に思わぬハプニングが発生し結局、当日は単独となりました。となれば、何処でも良いのですが、先週マラソンを走ったばかりだし、たまには牧ノ戸からのんびり歩くのも良いかな〜と、すっかりその気になっていたしちと所用もあったので、久々に牧ノ戸から朝駆けすることにしました。

 最近は朝駆けがブームのようで、4時前に到着するも牧ノ戸駐車場の山側はすでに満杯。結局、道路沿いの端っこに駐車しました。人が多いのは苦手でしかも朝駆けの撮影ともなると、静かで微妙な場所取り争いがあり、神経戦みたいな状態になることもあります。人が多くなると必然的にそのような状況に陥るわけで、気の小さい自分は一人で撮影できる場所は・・と考え、結局星生崎で撮影することにしました。当然のことながら誰一人登ってくる方は無く、ヘッドランプは天狗、中岳方面に向かっていきます。写真では天狗の山頂には6〜7人は確認出来ます。

 久々の朝駆けはまずまずの内容で、単調な夜明けとは異なり硫黄山からのガスが絶妙に天狗の手前を流れ、さらに久住山にぶち当たり越えていく絵柄は良かったです。また、夜明け前の星空を見上げると「真夏のオリオン」ならず「真冬の蠍座」が南の空に輝き、今回はこれに一番感動しました。しばらく、ガスが流れていく様子を楽しんでから御池経由で稲星山に向かいました。この山塊のなかでは火星の表面のような稲星が一番好きでありまして、ついつい立ち寄ってしまいます。

 中腹を過ぎた辺り、上から人が降りてきます。nacchi***さんでした。
 昨年の夏、朝駆けした由布岳で遭遇、その後、秋の大船山でもすれ違った方で、すごい勢い(年間山ごもり日数、歩く速さも)で山を歩いています。ゆっくり話をするのは今回が初めて、この年になり緊張なんてしませんが、早朝からの撮影で冷え切ったせいで舌はまめらないし、脳みその血行が不良のせいか、まともに喋れません。そーいえば、マラソンの直後、A作さんと初対面の時もそうでした(^^;)。 山の中腹で1時間ほど立ち話をしたあと、稲星から少し下がった日だまりでキャラメルマキアート&栗どらで休憩後、最近、滅多に登らなくなったくじゅう方面なので盟主・久住山まで歩いてから下山しました。

 今冬はかなりの雪と聞いていましたが、昨今の雨と気温の上昇で雪の量は一気に減り、予想と覚悟はしていましたが、溶けた登山道は代掻きしたあとの田んぼのようで、凍ってもいないのに靴はドリフトし、当然のこと足元は泥だらけとなってしまいました。 (2014.3.8)
 






(1)夜明け前の星空。明るいのは多分金星。





(2)天狗方面にかかる硫黄山のガス





(3)少し明るくなった久住山





(4)山頂には朝駆け隊のみなさん。





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(6)日の出前になるとガスが頻繁に掛かり始めました。





(7)間もなく日の出





(8)星生山には先に陽が差しています。





(9)中岳の裾から日の出です。





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(11)久住山腸にかかるガス。





(12)扇が鼻方面





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(14)観測装置に付いたエビのしっぽ





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(18)御池のほとりにて。





(19)池ノ小屋





(20)疾風の如く下っていったnacchi***さん。





(21)稲星山より祖母山方面





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(23)久住山方面





(24)久住山へ。





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(26)久住山手前で振り返って。奥には大船山。





(27)久住山頂





(28)天狗と中岳のツーショット





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(30)沓掛山付近から振り返って。





(31)牧ノ戸駐車場





(32)一応、真冬のさそり座」