再び峰入りを兼ねた開花調査でした

 なかなか、天気と所用の歯車がかみ合わず今月の3連休は坊がつるでテント泊〜、の予定でしたが台風のおかげで見事に中止となりました。とはいえ未練たらたらの自分としては土曜日のライブカメラを見ていると早朝は予想外に天気に恵まれていた様で、こりゃ、台風の風向きでどーなるかわからんなぁ、と日曜日も朝駆け体制を整え1時前に起きて、気象レーダーとライブカメラを確認するも、この時点で撃沈。

 そして、天気予報とにらめっこしていると、どうも、月曜日の朝方だけはなんとか行けそうな予報。ただし、もって昼までのようですが、朝駆けであれば昼まで天気がもってくれれば大丈夫と、昨日と同様にそれぞれを確認し登山口までの道中、雨にも見舞われましたが、そこは無視して大曲まで着くとなんと星空をバックに三俣山が月光に照らされているではありませんか。

 夜明けまで時間がたっぷりあるので、慌てずに準備しぬかるんだ登山道をゆっくり登っていきます。月は半月ですが足元を照らすには十分な光量でかなりの行程をヘッドランプ無しで歩くことができました。途中、風もなく少し蒸し暑ささえ感じ、舵を失った様に人をバカにした様な動きをしている台風のせいかなぁ、とも思いましたが、山頂に近付くとやはり風は冷たく、思わず帽子と手袋を着用しました。

 空は水平線に雲があるくらいで他はほとんど雲もなく、良い朝日が拝めるかなぁ、と思っていた矢先どこからともなくガスが沸き上がり、あっという間にホワイトアウト状態です。日の出は6時頃ですが、その前の朝焼けの時間はしっかりガスがオレンジ色に染まりました・・・このまま、ガスに包まれたままかなぁ、としばらく待機していると時折ガスがとれ不安定な天気にも関わらずここまで晴れればよし、ということであります。

 一旦、くじゅう連山全体でガスがとれましたが、その後一気にガスがかがり始めおまけに雨まで降ってきました。足元に咲くリンドウ、フクオソウなどを眺めながら久々の雨天山行となってしまいました。自分が下るのが早いかガスが垂れ下がるのが早いかみるみる間にガスが覆いました。少し、天気予報より早く天気が崩れましたが、雨マークの天気予報しかない中で青空を拝めただけでもありがたいこと、と思いながら三俣山を後にしました。
 (2011.9.19)
 





(1)三俣山南峰に着いた頃は綺麗な星空でした。





(2)しかし、日の出の頃にはガスに覆われました。





(3)それでも、時折ガスが切れ、この後の天気を考えると
連休最後の晴れ間だったかもしれません。





(4)中岳方面。この後、中岳方面も晴れましたが、
その後、一気にガスが垂れ下がってきました。





(5)次第に広がりつつあるガス





(6)由布岳方面。




(8)リンドウも蕾のまま。





(9)すがもりから大曲方面へ。
すっかりガス&雨です。




(10)ススキも霧雨で濡れています。




(11)こんなに晴れていたのに・・・