再び峰入りを兼ねた開花調査でした

 本日のくじゅう山行イメージ。4時半頃には中岳山頂に到着、綺麗な夜明けを堪能しながらビールで乾杯、その後は雨が池でノハナショウブ、イブキトラノオを観察して大曲に戻る、といったところでした。1時過ぎに家を出発するとき天気はイマイチでしたが、多分回復するはず、との意気込みでやまなみを走っていると小雨が・・・
 でも、きっと天気は回復するはず、と大曲で出発の準備を。歩き始めてしばらくするとガスが懸かり始め、すがもり越えに付いたときはガス+雨となりました。

 これも一時的な雨と決め込み北千里を歩き始めるとガスはますます濃くなり、視界も10m程度と連続して黄色い目印を確認できない状態です。結果、時折完璧にコースを外れてしまい、久々にGPSがマジで役に立ちました。あのようにだだっ広い場所で一度方向が判らなくなると、最低コンパスが無いと厳しいことを久々に感じるとともに、昨年のトムラウシの遭難、遡れば、冬場ですが、まさにこの場所で遭難があったことを思い出し、改めて冷静さと判断が大事であることを感じました。

 ガス+強風でペースが上がらず、結局今回も天狗が城で日の出を待つことにしましたが、山頂ではますます強風となり、気温も16℃と体感気温も下がったようで、合羽を着て手袋をして風を避けての待機しましたが、それでも寒さが身にしみました。周囲はぼんやり明るくなり夜明けを迎えたようですが、全然ガスが晴れません。一旦、中岳に場所を移動し再び待機するもガスは晴れずじまい。中岳から白口岳に移動したとき時折青空が見える一方で、雨粒が落ちるなどなんとも変化の大きい天気となりました。

 鉾立峠に着いた頃、白口岳に青空が覗くようになったので、ここで青空をつまみにビールで乾杯!日頃は日帰り山行中のアルコールは無しとしていますが、今回は当初の計画の中に入っていたので呑んだのですが、後々、これが結構効いたのか、歩きが苦しくなりちと反省です。

 雨が池の様子ですが、すでにノハナショウブ、イブキトラノオともにのピークは過ぎ、ミヤマラッキョの蕾が上がっていました。帰りは、一旦長者原におりて大曲に戻る予定でしたが、そー言えば指山自然観察路があったなぁ、と思いだし観察路経由で大曲に戻りました。結局、くじゅう連山の山頂はほとんどの時間、ガスに覆われたままで当初のイメージは物の見事に瓦解しました。
                                           (2010.7.31)
【本日の食糧事情】
  @移動中:菓子パン、缶コーヒー
  A行動中:鉾立峠=ビール、稲荷寿司
  B帰宅途中:コーラ、SOYJOY
 






(1)中岳山頂。これでもガスが薄くなった方です。





(2)ノリウツギがあちこちで満開状態です。これは中岳山頂にて





(3)白口谷との分岐。





(4)ママコナ。あちこちで咲いていました。
これは白口岳山頂付近。




(5)一瞬だけ晴れた・・・中岳方面






(6)坊がつる





(7)鉾立峠にて。
青空を見上げながらビールで乾杯。




(8)ギボウシもあちこちで咲いていました。






(9)坊がつると大船山




(10)雨が池付近のイブキトラノオ
終盤でした。