ほとんど移動の一日でした。

 まずまずの天気が予想された3連休。当初の予定は1泊2日で祖母山系テント泊山行の予定でしたが、諸般の事情&宮崎県北部山添いの天気が今イチとの予想もあり、見送ることに・・・でもって、中日に朝駆けしようと思っていたら気が付くと、とても夜明けに間に合う時間ではなく自分の不甲斐なさに呆れてふて寝。これじゃいかんと思いとっても暑い中、ジョグをしたらしっかり短パンの下が日焼けで真っ赤になりました。

 3日目、さすがにこりゃいかん、となんとか1時頃に起き出して大曲に向けて出発です。
 今回は先週購入した新しい靴の試しもあります。これまで、sirio、mont-bell、Lowa、Akuと4社目、正確にいうと5社目ですが、最初の1足は普通の靴屋さんで購入、30山目を過ぎたあたりからつま先あたりからボロボロになってしまいました。
 最初に足を入れて、足に馴染むまでの早さをいうとLowa、Aku、mont-bell、sirioの順でした。当然、個人の足形があるのでそれぞれ印象は違うと思いますが、sirioに関して初めて本格的な登山靴を購入するので店員さんと相談、足の形を見てもらっての購入だったので、足が慣れるまで時間がかかるんだ〜、と勝手に納得していましたが、それはどうやら間違いだったようで・・・
 今回のAkuは右足のかかとにマメができたくらいで、自分としてはまずまずではなかったかと感じております。

 日の出に間に合わせたいと、3時に大曲を出発、すがもり越から先はそれなりに頑張りましたが、中岳まで行くとちと厳しそうだったので天狗が城で日の出を拝むことにしました。普段は結構人が居るのですが、今日に限って自分だけと贅沢な空間となりました。山頂からの景色は雲海に覆われ、由布岳も双耳が見える程度で殆どの山が雲海に溺れておりました。普通は、最初の山でまずあり得ないのですが、コーヒーを入れてついついのんびりしてしまいました。

 その後中岳、稲星山、久住分れを経由して星生山下の池塘に立ち寄り、その後星生山の山頂を踏んで星生新道を下りました。本日は東側は雲海に溺れつつも空気の透明度が高く、祖母山系、長崎方面や英彦山系やその向こうの山も良く見えておりました。とは言え、大気の状態が不安定との予報もあり、特に宮崎県方面は入道雲のような雲が朝からモクモクと盛り上がっておりました。
 久住分れ付近に着いた9:00頃には谷間からガスが登ってきて、久住山を隠すように覆っていくなど、景色はまさに夏突入といった印象です。星生山にも扇が鼻と肥前ヶ城との谷間から登ってきたガスが時折山々を隠し始めました。

 とはいえ、今回歩いた範囲では花はちょうど端境期といった印象で、ノリウツギが咲き始め、途中、立ち寄った池塘ではギボウシが、その他フクオウソウなどの蕾がチラホラといった感じです。中岳山頂から見えた坊がつるにはテントが40張りほど、昨晩はさぞ賑やかだったかなぁ、などと羨ましい気持ちを抱きながら12時前に下山終了です。
                                                   (2010.7.19)
【本日の食糧事情】
  @移動中:菓子パン、缶コーヒー
  A行動中:おにぎり1個、甘夏缶詰1缶、あられ
  B帰宅中:缶ジュース
 







(1)中岳と雲海





(2)久住山方面。





(3)久住山と御池





(4)坊がつるへ流れ込むガス





(5)





(6)稲星山と祖母山





(7)稲星山頂から阿蘇山方面





(8)朝方の雲





(9)ガスがかかり始めた久住山頂。





(10)久住分れ。





(11)西千里浜





(12)池塘のギボウシ。





(13)星生山。ゴミのように見えるのはトンボの大群です。





(14)星生山より





(15)雲海に溺れる由布岳の双耳