12月に入天気に用事などなど、どーにもこーにも山ライフはサッパリで、ストレス、フラストレーションが溜まる一方、ようやく今週末はまずまずの天気を期待できそうなので、気合いを入れていざ、朝駆けへ!!この時期は日の出の方角からやはり三俣山になってしまい、ということは大曲からの取り付きです。 昨日の暖かい雨の影響もあり登り始めの登山道はベチャベチャで足元はとても良い状態とは言えません。がっかりしながらも空を見上げれば満点の星にはうれしくなります。途中からは残雪もぼちぼちあり、少し堅くなった雪の感触を感じながらすがもり越に5時過ぎに到着です。 三俣山に取り付きましたが、やや日当たりが悪いと思われる登山道に雪が残っているのみでした。W峰から本峰に移動中は雪がまずまず残っていて、膝当たりまで足がはまり込みようやく「雪」を楽しみましたが、スパッツを付けていなかったため雪が靴の中に浸入、慌てて装着です。 南峰でご来光を撮影することにしていましたが、予想どおり風が強くて久々に南峰の杭になり夜明けまでじっと我慢です。次第に、東の空がうっすら明るくなり始め大船山のバックの空のグラデーションと透明感に感動する一方で、ピーカン過ぎじゃ〜、などと贅沢な事を言っている内に、夜明が開ける前後から良い感じでガスが懸かり始めしばしの間、夜明けの太陽とガスのコラボ、幻想的な景色を魅せてくれました。あまりの素晴らしさにしばし南峰から去りがたい時間帯でありました。 その後、本峰へ。南峰でも感じていましたが本峰から雲海を堪能しました。南峰で見えていた由布岳の耳も本峰ではすっかり覆われ、標高1500〜1600mあたりに海が漂っていました。そのため、目の前の北峰も雲海をバックに時折ガスに包まれていました。 三俣山でめくるめくライブを楽しんだ後、一旦、すがもり越に戻りくじゅう分れ、星生崎を経由し星生山へ。星生崎への途中、手つかずの雪があったのでしばしラッセルの練習、霧氷を楽しみながら星生山に到着後、数分滞在し星生新道を下りました。 星生新道は全般に雪が残っていて、特に1499mのピークより上は雪の量も多く、一部アイスバーンになっていたのでアイゼンを持参した方が良いかもしれません。 それにしても久々に充実した一日で、雪が少なかったのが少し残念ですがそれは贅沢というもの。めくるめく景色の変化に感動の一日でした。(2009.12.26) |
(1)夜明け前。 |
(2)日の出とほぼ同時にガスが懸かり始めました |
(3)同上 |
(4)由布岳も耳だけちょこんと雲から飛び出しています。 |
(5)本峰にて |
(6)北峰と雲海 |
(7)ガスの向こうが星生山 |
(8)登山道の様子。 |
(9)すがもり越。 この頃にはガスもかなり晴れていました。 |
(10)北千里。久住別れしたの登りも圧雪状態でした。 |
(11)星生崎から久住山 |
(12)星生尾根南側には霧氷が咲いていました。 |
(13)星生山 |
(14)星生山より |
(15)星生新道にて |
黎明のグラデーション |