ご来光を堪能したあと、雨が池ミヤマラッキョ経由

 シルバーウイークも無事終了、でも休みは続く〜、てなことで皆様が休み疲れで引き上げた時期を狙い、三俣山周辺を散策しました。最近、恒例になりつつあるご来光登山、今回は三俣山南峰から眺めることに決め込み、大曲を3時過ぎに出発しました。空を見上げると月もなく久々の満天の星、目をこすりながら探すことも無く天の川を見ることが出来るもの空気の薄い山の上のみになりつつあります。

 また、今回はこれまでの反省も含め朝露防止に最初からスパッツに雨具を装着(ズボン無しでパンツの上から直接、ちなみに山の道具屋さんで聞きました)して歩き始めました。ところが以外と露は無くちと期待はずれ・・・すがもり越でよほど普通のズボンに着替えようかと思いましたが、まずはスパッツだけ外しました。これが、結果的に大正解で西峰を過ぎた辺りから露が深くなり南峰に着いた頃には合羽はびしょ濡れになってしまいました。おかげで靴のなかは無事でした。

 南峰の火災があってから三俣山に登ったのは初めてで、最初は暗がりだったので結構植生は回復しているなぁ、と思っていましたが、明るくなって黒くなったミヤマキリシマノ株があちこちにあるのを目の当たりにすると本当に回復するのか・・・株元まで見ませんでしたが生きていればあちこちから芽を吹いているはずです。

 さて、本日はここまで予定を立てていましたが、この先は全く考えていませんでした。その時、ふと思い出したのが昨年10月初旬皆さんで三俣山山頂でおでんパーティをしたあと雨が池に下りミヤマラッキョウ見学に行きましたが、時既に遅し状態だったので、ひょっとしたらと思い雨が池を訪れてみると大当たりで、まさに満開状態で蜂の羽音も所狭しと響いていきます。しばし、一人で撮影会。ついでにですが、雨が池の手前の池、「天の池」は水が無くなっている替わりに黄金の苔に覆われ朝日に照らされ輝きを放っていました。

 雨が池周辺はテンニンソウ、アキノキリンソウ、坊主頭が多くなったマツムシソウと下界より少し早い秋の訪れを感じさせています。その後、坊がつるへ行っても人は少なく、テントも1〜2張り程度のようでした。輪地焼きの跡をたどり法華院に向けて歩いていると終わりかけたオタカラコウ、アケボノソウがちらほらと。
 普通だと人が多くて足を止めない法華院温泉の入口のテーブルでしばし休憩した後大曲へ向かいましたが、この間すれ違った方は8名で、大曲の駐車場も半分以上空いていました。世間は働いているんですね〜。 
 (2009.9.24)
 

 
(1)夜明け前
 




 (2)ご来光




(3)朝日を浴びる硫黄山の噴煙



 
(4)回復はかなり厳しい?



 
(5)リンドウも間もなく開花
 




 
(6)千町無田の田んぼもそろそろ稲刈り

 


 
(7)サワギキョウ

 

 
(8)天の池に水は無く、替わりに黄金色に輝く苔の絨毯でした
 


 
(9)マツムシソウも坊主の方が多くなっています。
 


 
(10)坊がつるにて
 



 (11)アケボノソウも終盤です。
 


 
(12)北千里
 



(13)満開のミヤマラッキョウ in 雨が池