ゆっくりと朝焼けのグラデーションを楽しみました

 先週は花牟礼山に連れて行け、今回は朝駆けを案内しろと、またもやそよかぜ姉さんからのお手紙、昔の紙ベースなら思わず山羊になってやろうか、などと考えながら自分の朝駆けの口実にもなるし、とりあえず、日の出の時刻と場所のアドバイスと「多分、起床できれば牧の戸で3時頃合流」との内容を返信、とはいえ本人は行く気満々です。足の親指の痛みがちと気になるのですが・・・

 牧の戸には3時前に到着しましたが、日頃見慣れた「長崎」ナンバーがありません。それらしい車とその横にテントが一張り、多分これだと思いながら冗談半分で悪戯して、間違っていたらそれこそ大ヒンシュク、とりあえず携帯に電話するも電波状況が悪く、連絡がとれません。そのうちに、そのテント周辺に動きが出たので覗いてみると、やっぱり見慣れた顔でした。今回は、そよかぜ姉さん、山馬鹿さん、軟弱さんと自分の4名による朝駆け登山です。

 準備が終了し、出発時刻は3時半過ぎ。こりゃ、天狗での日の出は厳しいかなぁ、と考えちとピッチをあげ歩き始めました。そよかぜ姉さん曰く、男二人組は例のごとく昨晩12時まで焼酎を呑んでいたらしく、どーもピッチが今一つ・・・その気持ちはよーく分かります。逆にいうと、呑んでいたのにあのピッチによく付いてきたなぁ、と感心しました。4時45分頃、扇が鼻分岐に到着、恐らく天狗まで行くと山頂に着いてすぐに日の出になりそうなので相談の結果、肥前ヶ城で日の出を待つことにしました。それが、最後には劇的な瞬間をもたらしてくれました。

 5時頃、ズボンが朝露に濡れながら登っていくと、うっすらと中岳から久住山の稜線が見えます。日の出の予定時刻は5時40分頃と確認したつもりでしたが、結局、日の出は6時過ぎで帰宅して再度確認してみると天狗での日の出の時刻だったようで、肥前ヶ城での日の出時刻は6時11分と写真の時刻と一致しました。しかも、太陽は中岳の山頂から昇りこれは予想外の展開に感動しました。
 山頂では夜明けのモーニングコーヒー&朝食タイムとあいなりパン、果物は当たり前、ぶどうにマシュマロ、はたまたサツマイモと、勢い焼酎、ビールが出てくるのでは、と豪華な朝食でした。

 肥前ヶ城で夜明けを堪能したあと、4人で「この後、どーする?」、「下山して温泉&ビール」との声もありましたが、「まずは星生山を経由、池塘で植物観察、下山してタデ原を歩く」ことと相成りました。このあとは景色や植物を眺めながらのんびり歩きました。夏の植物もそろそろ色あせ始め、そろそろ秋の植物に移行しているようです。途中、数輪ですがリンドウも咲き始めていました。

 私事ですが、HPを開設するきっかけとなった登山を開始したのが2003年9月6日で、本日でちょうど6年が経過しました。このような日に楽しい一日を過ごすことが出来たのも、本日ご同行頂いた面々並びに、これまで応援して頂いた皆様のお陰と感じております。これからもよろしくお願いします。
  (2009.9.6)
 

(1)夜明け前
 




(2)星生崎




(3)天狗が城山頂にも数名が朝日を待っていました



(4)朝日を浴び始めた扇が鼻と
月と軟弱さん




(5)中岳からの日の出




(6)同上、アップ。




(7)朝日を浴び始めて、
動きが活発になった皆さん




(8)星生崎から西千里が浜




(9)星生山頂にて
 



(10)祖母山方面は雲海状態でした
 



(11)ワレモコウもそろそろ終わりです
 



(12)ガスが押し寄せ始めました

 


(13)




(14)涌蓋山方面




(15)アケボノソウ(タデ原)



(16)名前は・・・(タデ原)




(17)シラヒゲソウ(タデ原)




(18)キツネアザミ(?、タデ原)




(19)沓掛山へ